2024/08/23

【2024】Shopifyのお気に入り(wishlist)アプリについて調べてみた

@ 信条刃

Shopify

はじめに

今回は、Shopify のお気に入り(wishlist)アプリについて調べてみました。

Shopify は、EC サイトの構築を簡単にするプラットフォームとして、多くの企業や個人事業主に利用されています。

その中でも、ユーザー体験を向上させ、顧客のエンゲージメントを高めるための機能として「お気に入り」アプリは非常に重要です。本ブログでは、Shopify での「お気に入り」機能を提供するアプリについて詳しく解説し、導入のメリットや技術的なポイントについて考察します。

それでは、頑張っていきましょう。

今回の記事は、2024 年最新の記事になります。

今回は、以下の記事を参考にしています。

Shopify でお気に入り(wishlist)機能を導入するメリット・デメリット

まずは、Shopify でお気に入りを実装するメリット・デメリットについて解説していきます。

最初に、Shopify でお気に入り(wishlist)機能を導入するメリットについて考察していきましょう。

Shopify でお気に入り(Wishlist)機能を導入するメリット

お気に入り機能、通称「Wishlist」は、EC サイトにおいてユーザー体験を向上させるための重要な機能の一つです。Shopify ストアにこの機能を導入することで、以下のような多くのメリットを享受できます。

1. 顧客のエンゲージメント向上

お気に入り機能を利用することで、ユーザーは気になる商品を一時的に保存し、後から再度確認したり購入したりすることができます。これにより、サイト訪問者がストア内でより多くの時間を過ごすことを促進し、エンゲージメントが向上します。お気に入りに保存された商品は、購入意欲が高いことを示すため、コンバージョン率の向上にも繋がります。

2. 販売機会の増加

お気に入り機能を導入することで、ユーザーが一度に購入しない商品を後で購入する可能性が高まります。さらに、特定の商品がセールや在庫切れ後に再入荷した際に、お気に入りに保存しているユーザーに通知を送ることで、購入を促すことが可能です。このように、Wishlist 機能は販売機会を最大化する効果を持っています。

3. パーソナライズされたマーケティングの強化

ユーザーがお気に入りに商品を保存することで、興味や購入意欲のある商品に関するデータが蓄積されます。このデータを活用して、ユーザーごとにパーソナライズされたマーケティングキャンペーンを実施することができます。例えば、特定の商品に割引が適用された際に、お気に入りに保存しているユーザーに向けて個別のプロモーションを行うことができます。

4. 顧客体験の向上

お気に入り機能は、顧客が気になる商品を簡単に保存し、後で比較・検討できるため、購入体験をより便利で快適にします。この利便性は顧客満足度を高め、リピート購入の促進に繋がります。また、ユーザーが他のデバイスからも Wishlist にアクセスできるようにすることで、マルチデバイスでのショッピング体験も向上します。

5. カート放棄率の低減

通常、ユーザーがすぐに購入を決められない場合、カートに商品を追加せずに離脱してしまうことがあります。しかし、お気に入り機能を利用することで、ユーザーは一旦商品をお気に入りに保存し、後から購入を検討することができるため、カート放棄率を低減させる効果があります。

Shopify でお気に入り(Wishlist)機能を導入するデメリット

それでは次に、Shopify でお気に入り(wishlist)を導入するデメリットについて考えていきましょう。

お気に入り(Wishlist)機能は多くのメリットを提供する一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらの点を理解した上で、導入の判断を行うことが重要です。

1. 開発および導入コスト

お気に入り機能を Shopify に導入するには、追加の開発作業が必要になることが多いです。特に、既存のテーマや他のアプリケーションとスムーズに統合させるには、専門的な技術が求められ、そのためのコストがかかる場合があります。また、サードパーティのアプリを利用する場合も、利用料金が発生する可能性があります。

2. データ管理の負担増

お気に入り機能の導入によって、ユーザーの行動データや商品に対する興味を管理するための負担が増加します。これには、データベースの管理や、蓄積されたデータを活用して効果的なマーケティングを行うためのリソースが必要となります。特に、規模が大きくなると、データ管理が複雑化し、運用負担が増えることが懸念されます。

3. 購入決定の先送り

ユーザーがお気に入りリストに商品を追加することで、購入を後回しにする可能性が高まります。これは、即時購入を促進する機会を逃すことにつながり、結果的に売上に悪影響を及ぼすことがあります。また、お気に入りリストに入れていた商品に対する興味が時間とともに薄れ、最終的に購入に至らないこともあります。

4. ユーザー体験の複雑化

EC サイトに新しい機能を追加する際には、ユーザー体験(UX)が複雑になるリスクも考慮しなければなりません。お気に入り機能を導入することで、サイト内の操作が増えたり、ナビゲーションが複雑になる可能性があります。これにより、ユーザーが迷いやすくなり、サイトの使いやすさが損なわれるリスクがあります。

これらのデメリットを踏まえ、店舗の戦略やユーザーのニーズに合った形でお気に入り機能を導入することが求められます。

Shopify のお気に入り(wishlist)を利用した効果的なマーケティング戦略

ここからは、Shopify のお気に入り(wishlist)アプリを利用したマーケティング戦略について考えていきましょう。

お気に入り(Wishlist)機能を導入することで、顧客との関係を深め、売上を増加させるためのさまざまなマーケティング戦略を展開できます。以下では、Shopify の「お気に入りアプリ」を活用した効果的なマーケティング方法を紹介します。

1. パーソナライズされた再購入促進

お気に入り機能を利用することで、顧客が関心を示している商品を追跡し、そのデータをもとにパーソナライズされたメッセージを送ることができます。例えば、顧客がお気に入りに登録した商品がセールになった際に通知を送ることで、再訪問や購入を促進します。このようなアプローチは、顧客が自分の好みに合った情報を受け取ることができ、エンゲージメントを高める効果があります。

2. 在庫復活の通知

お気に入りリストに追加された商品が在庫切れになった場合、その商品が再入荷された際に自動的に顧客に通知を送る機能を提供できます。このような通知は、顧客の購買意欲を刺激し、逃していた販売機会を取り戻すための強力なツールとなります。

3. 特別オファーの配信

お気に入りリストに登録されている商品に対して、期間限定の割引や特別オファーを提供することで、購買を促進することが可能です。この戦略は、顧客に対して特別感を提供し、購買行動を引き起こす効果があります。さらに、特定の商品に対する需要を把握し、それに基づいてプロモーションをカスタマイズすることも可能です。

4. 顧客インサイトの活用

お気に入り機能を通じて収集されたデータを分析することで、顧客の興味やトレンドを把握し、将来的な商品開発やマーケティングキャンペーンの立案に活かすことができます。例えば、人気の高い商品カテゴリや色、サイズなどの傾向を特定し、そのデータに基づいた在庫管理や新商品の企画を行うことで、販売戦略を最適化することができます。

5. 顧客ロイヤリティの向上

お気に入り機能を通じて、顧客に対して個別対応を行うことで、ロイヤリティを向上させることができます。例えば、お気に入り商品を購入した顧客に対して、次回購入時に使えるクーポンを提供するなど、継続的な関係構築を図ることが可能です。これにより、顧客のリピート率を高め、LTV(顧客生涯価値)を向上させる効果が期待できます。

それではここから、お気に入りアプリの具体的な使い方について解説していきます。

今回紹介するお気に入りアプリは、シンプル Wishlist|お手軽お気に入りというアプリです。

シンプル Wishlist|お手軽お気に入りについて

それでは、シンプル Wishlist|お手軽お気に入りについて紹介していきます。

シンプル Wishlist|お手軽お気に入り

以下が、Shopify 公式のアプリストアになります。

シンプル Wishlist|お手軽お気に入り

まずは、Shopify のアプリストアの情報を簡単にまとめていきます。

主な機能と特徴

「シンプル Wishlist」は、Shopify ストアに簡単にお気に入り機能を導入できる日本製アプリです。このアプリの最大の特徴は、そのシンプルさと使いやすさにあります。商品数やお気に入り数に基づく追加費用が発生することなく、Wishlist 機能をスムーズに導入できるため、予算を気にせずお気に入り機能を提供できます。

1. お気に入り追加ボタンの簡単導入

「シンプル Wishlist」では、商品ページやコレクションページにお気に入り追加ボタンを簡単に設置できます。顧客は、気に入った商品をワンクリックでお気に入りリストに追加できるため、後で購入を検討したい商品を簡単に管理できます。

2. お気に入りリストの表示

マイページやその他のカスタムページに、お気に入りリストを表示することが可能です。これにより、顧客は自身が保存したお気に入り商品を一覧で確認し、再度商品ページにアクセスしたり、購入を検討したりすることが容易になります。

3. 商品数・お気に入り数の上限なし

多くの Wishlist アプリでは、商品数やお気に入り数に応じて課金が発生しますが、「シンプル Wishlist」ではそのような制限はありません。顧客ごとに最大50商品までお気に入りリストを作成でき、商品数に制限なく利用可能です。これにより、運営者は顧客に十分な選択肢を提供でき、顧客満足度の向上につながります。

日本製アプリならではのサポート

「シンプル Wishlist」は日本製のアプリであるため、導入サポートも日本語で対応しています。技術的なサポートが必要な場合も、母国語での対応が受けられるため、言語の壁に悩むことなく、安心してアプリを活用できます。また、デモストアも提供されており、導入前に実際の機能を確認できるため、ストア運営に必要な機能が揃っているかどうかをしっかりと検討することが可能です。

それでは次に、具体的なアプリの使い方について解説していきます。

アプリのインストール

まずは、お気に入りアプリのインストールからです。

Shopify App Store で、シンプル Wishlist|お手軽お気に入りと入力してください。

シンプル Wishlist|お手軽お気に入りと入力

以下の、アプリストアに遷移します。

アプリストア

インストールをクリックして、アプリのインストールを行いましょう。

インストール

以下の画面に遷移します。もう一度、インストールをクリックしましょう。

インストール

これで、アプリのインストールは完了です。

アプリの管理画面

それでは次に、アプリの有効化を行っていきましょう。

お気に入りアプリの有効化

まずは、お気に入り設定に移動しましょう。

お気に入り設定

以下の画面に遷移します。

お気に入り設定

お気に入り設定を行うためには、三つのアプリブロックを導入する必要があります。

今回は、アプリの自動追加ではなく、手動でアプリブロックを追加していきましょう。

商品ページのお気に入りボタン

まずは、商品ページのお気に入りボタンから追加していきましょう。

テーマカスタマイズ画面の、商品詳細ページに移動してください。

商品セクションのブロックを追加から、該当のアプリブロックを追加できます。

ブロックを追加

アプリを選択してください。

アプリ

ここから、お気に入りボタンを追加できます。

お気に入りボタン

以下のように、日本的なデザインのお気に入りボタンを追加できました。

お気に入りボタン

スキーマ編集画面より、様々な項目を編集できます。

アプリブロックを選択してクリックしてください。
アプリブロックをクリック

以下のように、非常に多くの項目をカスタマイズできます。

アプリブロックの編集

ここまでで、商品ページのお気に入りボタンの追加は終了しました。

次に、アカウントページの編集を行っていきましょう。

アカウントページの編集

アカウントページに遷移して、セクションを追加をクリックしてください。

セクションを追加

アプリをクリックしてください。

アプリをクリック

該当のアプリブロックを追加しましょう。

アプリブロックの追加

以下のように、お気に入りを表示させるアプリブロックを追加できました。

お気に入り

商品をお気に入りしている場合は、以下のように表示されます。

お気に入り商品

ここまででで、アカウントページの編集は終了です。

次に、テーマのコレクションにハートマークを表示する実装を行っていきましょう。

既存のコレクションセクションにお気に入りマークを追加

それでは、既存のコレクションセクションに、お気に入りマークを追加していきましょう。

埋め込みアプリ一覧を開きましょう。

埋め込みアプリ一覧

こちらから、ハートアイコンボタンを有効化しましょう。

ハートアイコンボタンの有効化

以下のように、既存のコレクションにハートアイコンボタンが表示されます。
既存のコレクション

ここまでで、アプリの設定は完了です。

2023 年の 11 月にリリースされたこちらのアプリを導入して、Shopify ストアにお気に入り(wishlist)を導入しましょう。

最後に

今回は、Shopify のお気に入りアプリについて調べてみました。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

参考記事

今回は、以下の記事を参考にしています。

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