@ 信条刃
商品バッジ(ラベル)は、オンラインストアの商品画像に目立つアイコンやテキストを表示し、セールや新着、在庫残りわずかといった重要な情報を強調するための手段です。Shopify ストアでバッジ(ラベル)を活用することで、以下のようなメリットが期待できます。
そんなバッジ(ラベル)機能を手軽に導入できる、Shopify アプリを 8 つピックアップしてご紹介します。
今回は、以下の記事を参考にしています。
購買意欲の向上
セールや値引きの情報をバッジにすることで、直感的にお得感を伝えられます。お客様は一目で「今がお得」ということを理解できるため、購入に繋がりやすくなります。
新商品や在庫残りわずかのアピール
新商品や在庫数が少ない商品をバッジで強調することで、「ここで買わないと売り切れるかも」「今チェックしておきたい新作」という心理を生みだし、素早い購入決定を促進します。
ブランドイメージの向上
バッジの形や色、文言などを自由にカスタマイズできるため、ストアのデザインや世界観に合わせて統一感を出すことが可能です。洗練されたバッジはブランド価値向上にもつながります。
顧客体験の向上
重要な商品情報がわかりやすく可視化されるので、お客様は短い時間で興味・関心のある商品を見つけやすくなります。サイトの回遊率アップや離脱率の低下にも良い影響を与えます。
在庫管理にも役立つ
バッジを活用して、在庫数に応じた表示(「残りわずか」や「在庫切れ」)を自動化することで、スタッフやお客様双方の利便性が上がり、運用面でも役立ちます。
ノーコード対応
HTML や Liquid のコードを直接いじらなくても、管理画面上で簡単に設定が完結できるかどうかは大きなポイントです。
デザインカスタマイズ
バッジの形・色・テキストを自由に編集できるか、テンプレートやアイコンの種類が豊富かをチェックします。ブランドイメージに合ったカスタマイズができるかどうかが重要です。
表示条件の柔軟性
どのような条件(セール価格、在庫残量、タグ、コレクションなど)でバッジを表示したいかはストアによって異なります。条件指定が豊富なアプリだと、より細かいコントロールが可能です。
多言語対応
海外向け販売や多言語化を検討しているストアの場合、日本語だけでなく英語やその他言語をサポートしているかも確認しましょう。
サポート体制
不具合が起きた際の対応や、日本語での問い合わせサポートなど、開発元のサポート体制は安心して使うための重要な要素です。
バッジ(ラベル)アプリを利用する場合、基本的にコード編集は不要ですが、テーマによっては少しだけ Liquid を追加・編集するケースもあります。たとえば、「セール中の商品に対してバッジを表示する例」として、product-card.liquid(または類似するテンプレート)の該当箇所に以下のようなコードを追加するケースがあります。
{% comment %}
以下はセール価格が設定されている商品に「SALE」バッジを表示するサンプル例です。
実際にはアプリによって自動挿入されるか、管理画面で設定が完結する場合がほとんどです。
{% endcomment %}
{% if product.compare_at_price and product.compare_at_price > product.price %}
<div class="product-badge product-badge-sale">
SALE
</div>
{% endif %}
上記のように、セール商品かどうかを判定し、バッジを表示させます。実際にはアプリによって、こうした条件分岐やデザインはノーコードで簡単に設定できる場合が多いですが、万が一テーマの特性上カスタムが必要なときは、上記のような Liquid を活用します。
それでは本題となる、Shopify で使えるバッジ(ラベル)アプリを 8 つご紹介します。各アプリとも特徴や強みが異なるため、自社のストアに合うものを比較検討してみてください。
「シンプル商品バッジ|お手軽アイコンラベル表示」は、初心者でも簡単に導入できることが魅力です。コードを編集することなく、管理画面上でバッジの見た目や表示条件を設定できます。日本語対応なので、操作やサポートも安心。低価格で試しやすいのもポイントです。
以下のShopify公式のアプリストアからインストールできます。
無料プランでも 2 つのバッジを最大 20 商品に適用できます。セールや在庫など細かい条件でバッジを出し分けできるのが強みで、より多機能なバッジ管理をしたい場合は上位プランへのアップグレードを検討すると良いでしょう。
無料アプリとしては非常に高機能なのがこのアプリ。とにかく費用を抑えて始めたい方におすすめです。多言語対応なので海外販売にも強く、豊富なデザインライブラリを活用して即戦力として使うことができます。
季節やキャンペーンに合わせたテンプレートが充実しており、バナー設置機能も付いています。無料プランから使えて、機能の拡張や表示条件の細分化が必要になったら上位プランへ切り替えるスタイルが取りやすいアプリです。
「シンプルかつ高パフォーマンスを追求している」アプリです。まず無料プランで 2 種類のバッジを使い、物足りなくなったら有料プランで高度なフィルターや無制限のバッジを活用するといったステップアップが可能です。
無料プランでも最低限のバッジ表示が可能ですが、有料プランでは価格帯ラベルや在庫状況、スケジュール設定など、よりきめ細やかな制御を行えます。顧客属性にあわせたターゲティングが必要な場合におすすめです。
Flair はやや高額帯ですが、その分「高度な販促機能」をまとめて搭載したハイエンドな印象のアプリです。細かい条件設定や複数のバッジ・バナーを組み合わせたキャンペーンが可能なので、大規模ストアやマーケティングを重視する事業者におすすめです。
アイコンやバッジの種類がとにかく豊富で、カウントダウンなどの派手な演出からシンプルなワンポイントアイコンまで多彩に利用できます。フロント表示の高速性とテーマ互換性を重視しているストアにピッタリです。
以下は、各アプリの無料プランや有料プランの最低料金をテキストでまとめたものです。プランの詳細や条件はアプリごとに異なるため、実際の最新料金はアプリストアでご確認ください。
シンプル商品バッジ|お手軽アイコンラベル表示
BSS: Product Labels & Badges
Sami Product Labels & Badges
DECO Product Labels & Badges
Rimix Product Badges & Labels
Fordeer 商品ラベル&バッジ
Flair Product Badges + Labels
Prime Product Badges Stickers
シンプル商品バッジ|お手軽アイコンラベル表示
日本語対応。日本企業開発のため安心のサポート。
BSS: Product Labels & Badges
英語のみ(2025 年 4 月時点)。公式には日本語サポートなし。
Sami Product Labels & Badges
多言語対応(日本語含む)。
DECO Product Labels & Badges
英語のみ。日本語サポートなし。
Rimix Product Badges & Labels
英語のみ。日本語サポートなし。
Fordeer 商品ラベル&バッジ
英語のみ。日本語サポート表記なし(アプリ名には日本語表記あり)。
Flair Product Badges + Labels
英語のみ。日本語サポートなし。
Prime Product Badges Stickers
英語のみ。日本語サポートなし。
日本語サポートにこだわりたい方は「シンプル商品バッジ|お手軽アイコンラベル表示」か「Sami Product Labels & Badges」が安心です。
Shopify ストアにバッジ(ラベル)を導入すると、セールや新着情報、在庫状況などを目立たせることで、商品をより魅力的にアピールできます。顧客体験の向上や売上アップに直結しやすく、ノーコード対応アプリが多いため導入ハードルも低めです。
それぞれのアプリで無料プランや無料体験が用意されている場合が多いので、まずはテスト導入してみることをおすすめします。バッジ(ラベル)を活用して、ぜひストアの魅力を最大限に引き出してください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は、以下の記事を参考にしています。