@ 信条刃
今回の記事では Shopify App Store で提供されている、「営業日カレンダーアプリ」について解説します。
オンラインショップで営業日や休業日を適切に管理したい場合、営業日カレンダー機能は非常に有用です。販売やサポート体制を整えるうえでも、営業時間と休業日の情報は重要な役割を果たします。そこで、本記事では「営業日カレンダーアプリ 8 選」をピックアップし、それぞれの特徴、料金プラン、メリットをわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にして、あなたのストアに合った営業日カレンダーアプリを導入してみてください。
今回は、以下の記事を参考にしています。
営業日カレンダーとは、オンラインショップや実店舗の営業日・休業日をカレンダー形式で表示し、来店や問い合わせ・注文などをスムーズに進めるための仕組みです。定休日だけでなく、不定休日や特別休業日を設定することで、顧客に対して明確に「いつ営業しているか」「いつ休業しているか」を示すことができます。
この機能を導入すると以下のようなメリットが期待できます。
特に、年末年始や祝祭日などが多い時期は、営業日カレンダーがないと顧客混乱やスタッフ負担が増えがちです。これを解消し、スムーズな店舗運営を実現するのが営業日カレンダーアプリです。
顧客への分かりやすさ
営業日や休業日、特別営業日などをカレンダー上で明確に表示できるため、顧客への信頼感と満足度向上につながります。
スタッフ管理が容易に
営業日カレンダーは、スタッフのシフトスケジュール管理にも活用できます。休業日に合わせたシフト調整や特別日の体制を組みやすくなります。
問い合わせ削減
営業日や休業日に関する問い合わせを事前にカットできるため、スタッフの対応負荷を軽減し、効率的な業務運営が可能です。
プロモーション計画の最適化
特定の営業日のみセールを実施したい場合にも、営業カレンダー上で顧客にアピールできます。プロモーションの効果を高めることが期待できます。
リピート購入の促進
顧客は定休日を避けて来店または注文しやすくなり、余分な離脱を防ぐことでリピート購入を促しやすくなります。
営業日カレンダーアプリを選定する際には、以下の点をチェックしてみてください。
これらを考慮することで、あなたのストアに最適なアプリを選びやすくなります。
ここからは、Shopify App Store で利用できる営業日カレンダーアプリを 8 つ紹介します。ぜひ各アプリの特徴や料金プランを比較しながら、自分のストアにマッチしたアプリを選択してください。
初心者でも使いやすい、シンプルな営業日カレンダーアプリです。日本語対応でカスタマーサポートも受けやすい点が魅力です。カレンダーのデザインを自由に変更できるため、ブランドに合わせた運用が可能です。開発ストアなら無期限かつ完全無料で全機能が試せるので、導入を検討している方はぜひまず試してみましょう。
以下の、Shopify公式のアプリストアからインストールできます。
単なる営業日カレンダーだけでなく、イベント開催やチケット販売にも活用したい方におすすめです。Google Calendar との連携でスケジュールをインポートできるため、ワークフローを一元化しやすいのがポイントです。英語のみですが、操作画面は比較的わかりやすい設計になっています。
社内だけでなく、顧客からのイベント投稿を取り込める機能が強みです。チームでイベント運営を考えている場合には便利。1 カレンダーかつ 10 イベントまでなら無料で運用でき、さらに高機能なプロプランやビジネスプランも用意されています。
営業日カレンダーに加えて、予約受付やスケジュール管理を一元的に行いたい場合に最適です。日本語を含む多言語に対応しており、海外顧客の予約にも対応可能。レビューの評価も高く、機能が幅広い分、イベント運営・セミナーなどにも応用できます。
シンプルでオシャレなカレンターデザインを重視する方におすすめ。追加でチケット販売や RSVP 管理もできるため、有料セミナーやイベント運営にも活用可能です。英語のみのサポートとなりますが、UI は比較的直感的でわかりやすくなっています。
イベント運営に注力している企業に最適な高機能アプリ。チケット購入フローが Shopify のチェックアウトと統合されており、使い慣れた画面でスムーズに購入プロセスを完結できます。料金はやや高めですが、定期的に大規模イベントを実施するショップなら投資対効果を得やすいでしょう。
「カレンダーのデザインをシンプルに表示したい」「場所ごとに複数カレンダーを作りたい」といったニーズを持つ方におすすめです。テーマのフォントやスタイルと自然に統合しやすいのもポイント。日本語サポートはありませんが、ユーザーインターフェースはわかりやすい設計となっています。
機能を厳選しつつもコストを抑えたい方にはこちら。Google Map で会場を示せるため、リアル開催イベントとも相性が良いです。14 日間の無料体験があるので、事前にレイアウトや設定を試してみるとよいでしょう。
Markdown のテーブルは使用しませんが、ここではアプリの最低プランをシンプルにまとめます。
上記金額は最も安いプランの一例であり、より高機能な上位プランも用意されているアプリが多いです。機能やサポート内容をチェックしつつ検討してみてください。
日本語でのサポートやドキュメントがあると、何かあったときにスムーズに解決できます。今回紹介したアプリを簡単にまとめると下記のとおりです。
日本語サポートを重視する場合は「シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定」や多言語サポートが充実している「Meety: Appointment Booking App」がおすすめです。
ここでは、Shopify のオンラインストアに簡単なカレンダー表示をする方法の一例を紹介します。実際にはアプリを使うほうが便利ですが、カレンダーを埋め込みたい場合の参考にしてみてください。
以下は sections
フォルダに calendar.liquid
という新規ファイルを作成し、HTML と JavaScript でカレンダーを表示するイメージコードです。
<!-- sections/calendar.liquid -->
<div id="my-calendar" style="padding: 10px;"></div>
<script>
// シンプルなカレンダージェネレータ
function generateCalendar(year, month) {
const calendarContainer = document.getElementById("my-calendar");
calendarContainer.innerHTML = ""; // 一度リセット
const date = new Date(year, month, 1);
const daysInMonth = new Date(year, month + 1, 0).getDate();
const title = document.createElement("h2");
title.textContent = (month + 1) + "月 " + year + "年";
calendarContainer.appendChild(title);
const dayHeader = document.createElement("div");
dayHeader.style.display = "flex";
const weekdays = ["日", "月", "火", "水", "木", "金", "土"];
weekdays.forEach(function(day) {
const dayBox = document.createElement("div");
dayBox.style.flex = "1";
dayBox.style.textAlign = "center";
dayBox.textContent = day;
dayHeader.appendChild(dayBox);
});
calendarContainer.appendChild(dayHeader);
let weekRow = document.createElement("div");
weekRow.style.display = "flex";
// 前の月の空白を作る
for (let i = 0; i < date.getDay(); i++) {
const emptyBox = document.createElement("div");
emptyBox.style.flex = "1";
weekRow.appendChild(emptyBox);
}
// 当月の日付を生成
for (let dayNum = 1; dayNum <= daysInMonth; dayNum++) {
date.setDate(dayNum);
if (date.getDay() === 0 && dayNum !== 1) {
calendarContainer.appendChild(weekRow);
weekRow = document.createElement("div");
weekRow.style.display = "flex";
}
const dayBox = document.createElement("div");
dayBox.style.flex = "1";
dayBox.style.textAlign = "center";
dayBox.style.border = "1px solid #ccc";
dayBox.textContent = dayNum;
// サンプル:土日を休業日にハイライト
if (date.getDay() === 0 || date.getDay() === 6) {
dayBox.style.backgroundColor = "#f2f2f2";
}
weekRow.appendChild(dayBox);
}
calendarContainer.appendChild(weekRow);
}
// カレンダーを生成
generateCalendar(new Date().getFullYear(), new Date().getMonth());
</script>
上記のコードをテーマに組み込み、{{ section 'calendar' }}
としてストアの任意の位置に配置すれば、簡単なカレンダーが表示されます。
とはいえ、手動カスタマイズは大変です。今回ご紹介したアプリを使えば、より簡単かつ高度な管理機能が利用できます。
本記事では、Shopify で使える「営業日カレンダーアプリ 8 選」をご紹介しました。
というように、ご自身のストア運営の目的や機能要件に合わせて選んでみてください。日本語サポートや初心者でも直感的に設定できるシステムは大きな強みです。
実装時には無料体験期間や開発ストアでの検証をフル活用し、デザインや運用フローがスムーズに整うかチェックしておくと安心です。この記事が、あなたのストアに最適な営業日カレンダーアプリ導入の助けになれば幸いです。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、以下の記事を参考にしています。