2025/04/11

Shopify で営業日カレンダーを実現できるアプリ8選

@ 信条刃

はじめに

今回の記事では Shopify App Store で提供されている、「営業日カレンダーアプリ」について解説します。

オンラインショップで営業日や休業日を適切に管理したい場合、営業日カレンダー機能は非常に有用です。販売やサポート体制を整えるうえでも、営業時間と休業日の情報は重要な役割を果たします。そこで、本記事では「営業日カレンダーアプリ 8 選」をピックアップし、それぞれの特徴、料金プラン、メリットをわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にして、あなたのストアに合った営業日カレンダーアプリを導入してみてください。

今回は、以下の記事を参考にしています。

営業日カレンダーとは

営業日カレンダーとは、オンラインショップや実店舗の営業日・休業日をカレンダー形式で表示し、来店や問い合わせ・注文などをスムーズに進めるための仕組みです。定休日だけでなく、不定休日や特別休業日を設定することで、顧客に対して明確に「いつ営業しているか」「いつ休業しているか」を示すことができます。

この機能を導入すると以下のようなメリットが期待できます。

  • 顧客が営業日・休業日を一目で把握でき、注文タイミングを明確にできる
  • 不要な問い合わせ(「今、営業していますか?」など)を減らし、顧客対応工数を削減できる
  • スタッフのシフト管理やスケジュール調整がスムーズになる

特に、年末年始や祝祭日などが多い時期は、営業日カレンダーがないと顧客混乱やスタッフ負担が増えがちです。これを解消し、スムーズな店舗運営を実現するのが営業日カレンダーアプリです。

営業日カレンダーアプリを導入する利点

  1. 顧客への分かりやすさ
    営業日や休業日、特別営業日などをカレンダー上で明確に表示できるため、顧客への信頼感と満足度向上につながります。

  2. スタッフ管理が容易に
    営業日カレンダーは、スタッフのシフトスケジュール管理にも活用できます。休業日に合わせたシフト調整や特別日の体制を組みやすくなります。

  3. 問い合わせ削減
    営業日や休業日に関する問い合わせを事前にカットできるため、スタッフの対応負荷を軽減し、効率的な業務運営が可能です。

  4. プロモーション計画の最適化
    特定の営業日のみセールを実施したい場合にも、営業カレンダー上で顧客にアピールできます。プロモーションの効果を高めることが期待できます。

  5. リピート購入の促進
    顧客は定休日を避けて来店または注文しやすくなり、余分な離脱を防ぐことでリピート購入を促しやすくなります。

営業日カレンダーアプリの選び方

営業日カレンダーアプリを選定する際には、以下の点をチェックしてみてください。

  • 表示形式の柔軟性
    1 ヶ月表示、2 ヶ月表示など、店舗の特徴に合わせてカレンダー形式を選べるか
  • 管理画面の使いやすさ
    休業日や不定休日の設定が直感的にできるか
  • デザインカスタマイズ
    カレンダーのカラーやフォントなど、ブランディングに合わせたデザイン変更が可能か
  • 機能追加の柔軟性
    イベントカレンダーやチケット販売など、営業日以外の機能も合わせて活用可能か
  • サポート体制
    日本語対応サポートやチュートリアルがあるか

これらを考慮することで、あなたのストアに最適なアプリを選びやすくなります。

おすすめの営業日カレンダーShopifyアプリ 8選

ここからは、Shopify App Store で利用できる営業日カレンダーアプリを 8 つ紹介します。ぜひ各アプリの特徴や料金プランを比較しながら、自分のストアにマッチしたアプリを選択してください。

1. シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定

シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定

  • 開発者: 株式会社UnReact
  • 料金: 月額 $6.99、7 日間の無料体験あり
  • 評価: 0.0 (0 レビュー)
  • 主な特徴:
    • ストアに営業日カレンダーを設置できる
    • 管理画面で定休日・不定休日を簡単登録
    • シンプル・直感的な操作で高速設定
    • 単月表示・二ヶ月表示が可能
    • カレンダーのデザイン自由度が高い

初心者でも使いやすい、シンプルな営業日カレンダーアプリです。日本語対応でカスタマーサポートも受けやすい点が魅力です。カレンダーのデザインを自由に変更できるため、ブランドに合わせた運用が可能です。開発ストアなら無期限かつ完全無料で全機能が試せるので、導入を検討している方はぜひまず試してみましょう。

以下の、Shopify公式のアプリストアからインストールできます。

シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定

2. Calee: Events Calendar Widget

Calee: Events Calendar Widget

  • 開発者: Adevole
  • 料金: 無料プランあり、無料体験あり
  • 評価: 4.8 (17 レビュー)
  • 主な特徴:
    • イベントカレンダーをストアに追加
    • カレンダー表示またはリスト表示が選択可能
    • Google Calendar インポート機能
    • イベントチケット販売や申し込み管理
    • リピートイベント(週1、月1など)設定

単なる営業日カレンダーだけでなく、イベント開催やチケット販売にも活用したい方におすすめです。Google Calendar との連携でスケジュールをインポートできるため、ワークフローを一元化しやすいのがポイントです。英語のみですが、操作画面は比較的わかりやすい設計になっています。

3. InlightLabs ‑ Events Calendar

InlightLabs ‑ Events Calendar

  • 開発者: inlight labs
  • 料金: 無料プランあり
  • 評価: 4.5 (50 レビュー)
  • 主な特徴:
    • 柔軟な表示オプション(週表示、月表示など)
    • Google Calendar、Outlook、Eventbrite、Zoom などと連携可能
    • コミュニティカレンダー機能(ユーザー投稿を管理)
    • リピートイベントの設定
    • デザインや言語表示を細かくカスタマイズ可能

社内だけでなく、顧客からのイベント投稿を取り込める機能が強みです。チームでイベント運営を考えている場合には便利。1 カレンダーかつ 10 イベントまでなら無料で運用でき、さらに高機能なプロプランやビジネスプランも用意されています。

4. Meety: Appointment Booking App

Meety: Appointment Booking App

  • 開発者: RockyHub JSC
  • 料金: 無料プランあり、無料体験あり
  • 評価: 5.0 (418 レビュー)
  • 主な特徴:
    • アポイントメント予約機能付きのカレンダーアプリ
    • Google Calendar、Zoom、Outlook と連携可能
    • グループ予約、サブスクリプション、デポジット支払いなど多機能
    • 多言語サポート(日本語含む)
    • カスタマー用ポータルからリスケ・キャンセル

営業日カレンダーに加えて、予約受付やスケジュール管理を一元的に行いたい場合に最適です。日本語を含む多言語に対応しており、海外顧客の予約にも対応可能。レビューの評価も高く、機能が幅広い分、イベント運営・セミナーなどにも応用できます。

5. Mahina Event Calendar App

Mahina Event Calendar App

  • 開発者: Mahina
  • 料金: 無料プランあり、無料体験あり
  • 評価: 4.8 (46 レビュー)
  • 主な特徴:
    • デザイン性の高いイベントカレンダーを簡単に導入
    • 商品をチケットとして紐づける機能
    • RSVP 機能で招待状を収集、カスタムメール自動送信
    • リピートイベント機能
    • 複数テーマ、レイアウトオプション

シンプルでオシャレなカレンターデザインを重視する方におすすめ。追加でチケット販売や RSVP 管理もできるため、有料セミナーやイベント運営にも活用可能です。英語のみのサポートとなりますが、UI は比較的直感的でわかりやすくなっています。

6. Event Calendar: Tickets & RSVP

Event Calendar: Tickets & RSVP

  • 開発者: Event Calendar App
  • 料金: 月額 $39.99 から、無料体験あり
  • 評価: 4.5 (57 レビュー)
  • 主な特徴:
    • カレンダー作成、チケット販売、参加者管理を一括で行える
    • Shopify チェックアウトと連動し、スムーズに決済が可能
    • フォームのカスタム入力で顧客情報を取得
    • イベントごとのレポートをエクスポート
    • Zoom や外部カレンダーとも連携可能

イベント運営に注力している企業に最適な高機能アプリ。チケット購入フローが Shopify のチェックアウトと統合されており、使い慣れた画面でスムーズに購入プロセスを完結できます。料金はやや高めですが、定期的に大規模イベントを実施するショップなら投資対効果を得やすいでしょう。

7. The Shop Calendar

The Shop Calendar

  • 開発者: The Shop Apps
  • 料金: 月額 $9.99 から、無料体験あり
  • 評価: 4.8 (142 レビュー)
  • 主な特徴:
    • カレンダーのデザインを 3 種類(オリジナル、リスト、アコーディオン)から選べる
    • モバイルファーストな設計でスマホ表示も最適化
    • 複数カレンダーを作成して場所やイベントごとに切り替え可能
    • Google/Apple/Outlook カレンダーを取り込み可能
    • イベントチケットの販売機能あり

「カレンダーのデザインをシンプルに表示したい」「場所ごとに複数カレンダーを作りたい」といったニーズを持つ方におすすめです。テーマのフォントやスタイルと自然に統合しやすいのもポイント。日本語サポートはありませんが、ユーザーインターフェースはわかりやすい設計となっています。

8. Omega Event Calendar

Omega Event Calendar

  • 開発者: Omega
  • 料金: 月額 $7.99、無料体験あり
  • 評価: 3.8 (19 レビュー)
  • 主な特徴:
    • リスト表示、グリッド表示など多彩なレイアウト
    • 無制限のイベント追加が可能
    • 地図表示機能でイベント会場をアピールできる
    • 販売ボタンの設置でチケット販売もシームレス
    • 多言語表示切り替えに対応(一部英語メイン)

機能を厳選しつつもコストを抑えたい方にはこちら。Google Map で会場を示せるため、リアル開催イベントとも相性が良いです。14 日間の無料体験があるので、事前にレイアウトや設定を試してみるとよいでしょう。

価格比較

Markdown のテーブルは使用しませんが、ここではアプリの最低プランをシンプルにまとめます。

  • シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定: 月額 $6.99
  • Calee: Events Calendar Widget: 無料プランあり
  • InlightLabs ‑ Events Calendar: 無料プランあり
  • Meety: Appointment Booking App: 無料プランあり
  • Mahina Event Calendar App: 無料プランあり
  • Event Calendar: Tickets & RSVP: 月額 $39.99 〜
  • The Shop Calendar: 月額 $9.99 〜
  • Omega Event Calendar: 月額 $7.99

上記金額は最も安いプランの一例であり、より高機能な上位プランも用意されているアプリが多いです。機能やサポート内容をチェックしつつ検討してみてください。

Shopify アプリの日本語サポート

日本語でのサポートやドキュメントがあると、何かあったときにスムーズに解決できます。今回紹介したアプリを簡単にまとめると下記のとおりです。

  • シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定: 日本語サポート ○
  • Calee: Events Calendar Widget: 英語サポートのみ
  • InlightLabs ‑ Events Calendar: 英語サポートのみ
  • Meety: Appointment Booking App: 日本語を含む多言語 ○
  • Mahina Event Calendar App: 英語サポートのみ
  • Event Calendar: Tickets & RSVP: 英語サポートのみ
  • The Shop Calendar: 英語サポートのみ
  • Omega Event Calendar: 英語サポートのみ

日本語サポートを重視する場合は「シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定」や多言語サポートが充実している「Meety: Appointment Booking App」がおすすめです。

使いやすさ

  • 最もシンプルで導入しやすい
    「シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定」は、名称の通り非常にわかりやすい管理画面を提供しており、休業日の設定やデザイン変更が直感的に行えます。日本語でサポートが受けられるのも大きな魅力でしょう。
  • 機能拡張したい場合
    チケット販売やイベント管理まで行いたいなら、「Meety: Appointment Booking App」や「Event Calendar: Tickets & RSVP」が候補になります。特に予約機能やチケット販売に力を入れたい方は、イベント管理に特化したアプリを選ぶのがおすすめです。

コーディングによる営業日カレンダーの簡単な実装例

ここでは、Shopify のオンラインストアに簡単なカレンダー表示をする方法の一例を紹介します。実際にはアプリを使うほうが便利ですが、カレンダーを埋め込みたい場合の参考にしてみてください。

以下は sections フォルダに calendar.liquid という新規ファイルを作成し、HTML と JavaScript でカレンダーを表示するイメージコードです。

<!-- sections/calendar.liquid -->

<div id="my-calendar" style="padding: 10px;"></div>

<script>
  // シンプルなカレンダージェネレータ
  function generateCalendar(year, month) {
    const calendarContainer = document.getElementById("my-calendar");
    calendarContainer.innerHTML = ""; // 一度リセット

    const date = new Date(year, month, 1);
    const daysInMonth = new Date(year, month + 1, 0).getDate();

    const title = document.createElement("h2");
    title.textContent = (month + 1) + "月 " + year + "年";
    calendarContainer.appendChild(title);

    const dayHeader = document.createElement("div");
    dayHeader.style.display = "flex";
    const weekdays = ["日", "月", "火", "水", "木", "金", "土"];

    weekdays.forEach(function(day) {
      const dayBox = document.createElement("div");
      dayBox.style.flex = "1";
      dayBox.style.textAlign = "center";
      dayBox.textContent = day;
      dayHeader.appendChild(dayBox);
    });

    calendarContainer.appendChild(dayHeader);

    let weekRow = document.createElement("div");
    weekRow.style.display = "flex";

    // 前の月の空白を作る
    for (let i = 0; i < date.getDay(); i++) {
      const emptyBox = document.createElement("div");
      emptyBox.style.flex = "1";
      weekRow.appendChild(emptyBox);
    }

    // 当月の日付を生成
    for (let dayNum = 1; dayNum <= daysInMonth; dayNum++) {
      date.setDate(dayNum);
      if (date.getDay() === 0 && dayNum !== 1) {
        calendarContainer.appendChild(weekRow);
        weekRow = document.createElement("div");
        weekRow.style.display = "flex";
      }
      const dayBox = document.createElement("div");
      dayBox.style.flex = "1";
      dayBox.style.textAlign = "center";
      dayBox.style.border = "1px solid #ccc";
      dayBox.textContent = dayNum;

      // サンプル:土日を休業日にハイライト
      if (date.getDay() === 0 || date.getDay() === 6) {
        dayBox.style.backgroundColor = "#f2f2f2";
      }

      weekRow.appendChild(dayBox);
    }
    calendarContainer.appendChild(weekRow);
  }

  // カレンダーを生成
  generateCalendar(new Date().getFullYear(), new Date().getMonth());
</script>

上記のコードをテーマに組み込み、{{ section 'calendar' }} としてストアの任意の位置に配置すれば、簡単なカレンダーが表示されます。

  • 日曜と土曜に背景色を付けることで休業日を明示
  • JavaScript 側にロジックを加えれば不定休日などもハイライト可能

とはいえ、手動カスタマイズは大変です。今回ご紹介したアプリを使えば、より簡単かつ高度な管理機能が利用できます。

終わりに

本記事では、Shopify で使える「営業日カレンダーアプリ 8 選」をご紹介しました。

  • 単純に休業日を表示したいなら「シンプル営業日カレンダー|お手軽休業日設定」
  • イベント開催やチケット販売もしたいなら「Event Calendar: Tickets & RSVP」や「Mahina Event Calendar App」
  • 予約やアポイント管理も行いたいなら「Meety: Appointment Booking App」

というように、ご自身のストア運営の目的や機能要件に合わせて選んでみてください。日本語サポートや初心者でも直感的に設定できるシステムは大きな強みです。

実装時には無料体験期間や開発ストアでの検証をフル活用し、デザインや運用フローがスムーズに整うかチェックしておくと安心です。この記事が、あなたのストアに最適な営業日カレンダーアプリ導入の助けになれば幸いです。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

参考記事

今回は、以下の記事を参考にしています。

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