2025/02/24

Shopifyのお気に入り(wishlist)アプリ20選を徹底解説!

@ 信条刃

Shopify

Shopifyストアに「お気に入り(wishlist)」機能を導入することで、顧客が商品を後で見返せるようになり、購買意欲を高める効果が期待できます。今回は、お気に入り(wishlist)機能を提供しているShopifyアプリを厳選して20個ご紹介します。日本語サポートの有無、価格、特徴などを比較しながら解説します。

加えて、記事の後半では「テーマにお気に入り機能を組み込むためのコード例(Liquid + JavaScript)」も紹介しています。実際の導入手順のイメージをつかみたい方は、あわせてご覧ください。

1. お気に入り(wishlist)とは

お気に入り(wishlist)は、顧客が「後で購入を検討したい商品」や「気になる商品」を一覧に保存しておける機能です。ウィッシュリスト(Wishlist)やブックマーク(Bookmark)と呼ばれることもあります。

  • 今はまだ買うか決められない商品
  • セールやクーポンのタイミングで購入したい商品
  • ギフトとして検討している商品

これらをお気に入りリストに追加しておくことで、いつでも簡単にアクセスできるようになります。

2. お気に入り(wishlist)を導入するメリット

  1. 購買プロセスの効率化
    今すぐは買わなくても、後から確実に商品を見つけられるようになるので、顧客が迷わず購入に進みやすくなります。

  2. リピート購入の促進
    一度気に入った商品をお気に入り(wishlist)に入れておくことで、定期的に購入するアイテムを再度探す必要がなくなり、リピート購入を促進します。

  3. ギフト利用の拡大
    ウィッシュリストを他人と共有できるアプリなら、贈り物を選ぶ際の手間が減り、「欲しいものリストを公開する」といった使い方も可能です。

  4. マーケティング施策への応用
    お気に入り(wishlist)データを活用し、人気商品の在庫数を調整したり、セール・再入荷メールを送ったりすることで、効果的に売上を伸ばせます。

  5. カート離脱率の低減
    「とりあえずカートに入れておく」行動を、お気に入り(wishlist)へ置き換えることで、カートが煩雑になるのを防ぎ、最終的な離脱率を抑えられます。

3. お気に入り(wishlist)アプリの選び方

  • 商品ページ・コレクションページから直接追加できるか
    ページ遷移やログインが必須だと離脱率が高まるため、ワンクリックや最小限の手順で追加できるかが大切です。

  • マイページ(アカウントページ)への表示
    ユーザーが「自分のリスト」をすぐ見つけられる設計かどうか確認しましょう。

  • UI・デザインのカスタマイズ性
    ボタンの配置やデザインを自由に変更できると、ブランドイメージを壊さずに実装できます。

  • 機能制限や料金プラン
    商品数やお気に入り数で料金が変わるアプリもあるため、扱う商品数・規模に合ったプランを選びましょう。

  • 日本語サポートやサポート体制
    いざトラブルが起こった時に日本語で問い合わせたい場合は、日本語サポートがあるアプリを選ぶと安心です。


4. おすすめのShopifyお気に入り(wishlist)アプリ 20選

ここからは、お気に入り(wishlist)機能を提供しているShopifyアプリを20個ピックアップしてご紹介します。

4-1. シンプル Wishlist|お手軽お気に入り

  • 開発元: 株式会社UnReact
  • 料金: 月額$9.99 / 7日間の無料体験
  • 日本語サポート: あり
  • 特徴:
    • 商品数とお気に入り数に上限なし(一顧客あたり50商品まで)
    • コレクションページや商品詳細ページ、マイページからお気に入りを追加・削除可能
    • 日本国内のビジネス向けに作られており、日本語ドキュメントやサポートが充実
    • 管理画面で簡単に設定でき、最新のテーマにも対応
    • 開発ストアの場合は無期限で全機能を無料で試せる

ポイント
日本語対応かつシンプルなUIで、使い方が直感的に分かりやすいです。迷ったらまずこれを使ってみるのがおすすめ。

シンプル Wishlist|お手軽お気に入り

4-2. Growave: ロイヤリティ、レビュー、ウィッシュリスト+

  • 開発元: Growave
  • 料金: 無料プランあり / 14日間の無料体験あり
  • 日本語サポート: あり
  • 特徴:
    • お気に入り(wishlist)のほか、レビュー、ロイヤリティプログラム、紹介、UGC(ユーザー生成コンテンツ)など豊富な機能が一体化
    • マルチ言語・24時間ライブサポートを提供
    • セール時や再入荷時のリマインダーメール機能搭載
    • Shopify POS、Shopify Flowとの連携あり

ポイント
「レビューもロイヤリティもまとめて導入したい!」という方に最適。多機能ゆえに管理画面がやや複雑ですが、機能を使いこなせるならコスパは高いです。

4-3. Swym Wishlist Plus

  • 開発元: Swym Corporation
  • 料金: 無料プランあり / 7日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし(アプリ自体は英語)
  • 特徴:
    • 5分ほどでテーマに組み込める簡単セットアップ
    • ゲストでも利用できるお気に入り機能(ログイン不要)
    • 在庫切れや値下げのアラートメール、SNS共有機能
    • Shopify FlowやKlaviyo、Mailchimpなど外部サービスとの連携が充実

ポイント
無料プランからスタートできるため、小規模なストアにも向いています。日本語UIはありませんが、カスタマイズ性は高めです。

4-4. Swish (formerly Wishlist King)

  • 開発元: Swish
  • 料金: 月額$19~ / 30日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • 無制限のウィッシュリスト機能
    • テーマに合わせた完全カスタマイズが可能
    • 高度な分析とデータ取得が可能で、KlaviyoやGA4とも連携
    • セットアップやカスタマイズのサポートはすべてプランに含まれる

ポイント
デザインや機能を徹底的に自社ブランドに合わせたい人向け。英語サポートのみなので、コミュニケーションには多少英語力が必要。

4-5. ハルク高度なウィッシュリスト

  • 開発元: HulkApps.com
  • 料金: 無料プランあり / 3日間の無料体験
  • 日本語サポート: 部分的にあり(アプリ管理画面は英語が中心)
  • 特徴:
    • ゲストウィッシュリスト、複数リスト作成、共有など機能豊富
    • 価格変動や在庫状況を自動通知してリマインド
    • ZapierやKlaviyo、Shopify Flowを通じた自動化がしやすい
    • デザイン面のカスタマイズ自由度も高い

ポイント
かなり幅広い機能をカバーしており、無料プランでも使える範囲が大きいです。ショップの成長に合わせてアップグレードしやすい設計。

4-6. Wishcraft: Ultimate Wishlist

  • 開発元: Intrada
  • 料金: 無料プランあり / 14日間の無料体験あり
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:

4-7. SWishlist: Simple Wishlist

  • 開発元: SoluCommerce
  • 料金: 無料
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • 無料で利用可能
    • お気に入りボタンの配置、テキスト変更等が簡単
    • シンプルな仕組みで、商品を「お気に入り」に入れて保存し、共有できる

ポイント
シンプルに無料で試せるため、英語のみでも問題ないなら導入ハードルは低いです。まずは「試しに使ってみたい」という人に。

4-8. WC Wishlist Club

  • 開発元: WebContrive
  • 料金: 月額$4.99~ / 14日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • ゲスト対応、複数ウィッシュリスト、共有機能でアップセルを狙える
    • 価格が下がった際や再入荷した際のアラートメール
    • 自動メールリマインダーで顧客を継続的に呼び戻せる
    • Klaviyoとの連携も可能

ポイント
「価格変動通知」や「再入荷アラート」を使いたいなら注目したいアプリ。英語サポートなので海外向けストアにも向いています。

4-9. SE Wishlist Engine

  • 開発元: Script Engine
  • 料金: 無料プランあり / 5日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • 値下げ・再入荷アラートの自動メール配信
    • ゲストウィッシュリスト機能あり
    • どの商品が多くお気に入りに追加されているかを分析可能
    • KlaviyoやFacebookピクセル連携が上位プランで利用可

ポイント
「値下げアラート」「再入荷アラート」が標準的に使えるので、気になっている商品を追いかけてもらいやすく売上アップに繋げられます。

4-10. Wishlist Hero

  • 開発元: Revamp
  • 料金: 無料プランあり / 14日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • 自動インストール機能ありで設定が簡単
    • 在庫切れ・値下げ時にメールリマインドを自動送信
    • GA4やFBピクセル、Klaviyoとのトラッキング連携
    • GDPR対応、ゲスト利用も可

ポイント
「自動セットアップ」で難しいコード編集なしに導入できる点が魅力です。無料プランもあるのでコストを抑えたい場合に最適。

4-11. GroPulse Wishlist

  • 開発元: GroPulse
  • 料金: 無料
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • UIがシンプルで、商品を後から見返しやすい
    • ダッシュボードで顧客がどの商品をお気に入りにしたか一目で分かる
    • 多言語切り替え自体は非対応だが、ストア言語に合わせた基本の文言は変更できる

ポイント
基本的なウィッシュリスト機能を無料で使いたい方向け。細かいカスタマイズや高度な分析機能は必要最小限。

4-12. Wishlist ‑ Wishify

  • 開発元: Zooomy
  • 料金: 無料プランあり / 7日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • お気に入りをSNSで共有可能(Facebook、Twitter、WhatsAppなど)
    • ゲストウィッシュリスト対応
    • 上位プランでは自動リマインダーメールや詳細レポート機能を利用できる

ポイント
低価格帯でスタートしやすい一方、より大規模・詳細な分析やリマインドメールが必要になれば上位プランに移行できます。

4-13. K Wish List‑Advanced Wishlist

  • 開発元: Kaktus
  • 料金: 無料インストール / 7日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • シンプルなUIでカスタマイズもしやすい
    • 顧客がウィッシュリストに商品を追加して後からチェックできる機能
    • 無料プランで多くの機能を使えるが、上位プランはさらに高機能化

ポイント
まずは無料で気軽に導入可能。英語圏向けの機能・サポートが充実している印象です。

4-14. Flits:Loyalty & Wishlist

  • 開発元: Flits
  • 料金: 無料プランあり / 14日間の無料体験
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • ウィッシュリストだけでなく、ロイヤルティ・リファラル・ストアクレジットなど一括管理
    • カスタマーアカウントページを拡張して、ブランドイメージを向上できる
    • Judge.meやKlaviyoなど40以上のアプリとの連携

ポイント
Flitsは顧客アカウントの拡張が強み。ログイン時の体験を重視するストアにおすすめです。

4-15. Wishlist Guru

  • 開発元: Webframez
  • 料金: 無料プランあり / 10日間の無料体験
  • 日本語サポート: 部分的にあり(多言語設定には対応)
  • 特徴:
    • マルチウィッシュリスト機能搭載
    • 多言語サポート、B2B機能(表示/非表示のコントロールなど)
    • 分析レポートやメールリマインダーも充実
    • Klaviyoとの連携で高度なメールマーケティングも可能

ポイント
B2Bショップなど商品の表示を細かく調整したい場合に重宝します。多言語の切り替えが柔軟なのでグローバル展開しているストアにも◎

4-16. Simple Wishlist

  • 開発元: Web Mavens LLC
  • 料金: 無料
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • シンプルにウィッシュリストを追加できる軽量アプリ
    • 追加・削除ボタンのデザインを変更可能
    • カスタマイズ性よりは「すぐに使える」簡易性がメイン

ポイント
シンプルにお気に入りボタンを設置したい人向け。細かなメール連携や高度な機能が不要なら選択肢に入るアプリです。

4-17. Multi Wishlist‑MyAppGurus

  • 開発元: MyAppGurus
  • 料金: 無料
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • 商品を複数のリストに分けて管理できる
    • カテゴリーごとにお気に入りを整理したいユーザーに最適
    • アプリアイコンやボタンのカスタマイズが可能

ポイント
商品数が多いストアや、ユーザーが複数のリストを使い分けるニーズがあるショップにおすすめ。

4-18. Keep on Hold Wishlist

  • 開発元: Orchard Digital Solutions Inc
  • 料金: 無料
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • カートから削除する代わりに「後で購入」を選択できる設計
    • お気に入り(wishlist)とカートを行き来しやすいUI
    • Shopifyログインとの連動でデバイス間でも保持される

ポイント
「カート離脱」を減らすのに特化したアプローチが特徴。買うタイミングを逃して離脱するユーザー対策になります。

4-19. Basic Wishlist

  • 開発元: LOO
  • 料金: 無料
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • 商品ページにお気に入りボタンを設置し、ポップアップで表示
    • 固定バーやポップアップ経由でリストを表示できる
    • 最低限の機能を手早く導入するのに向いている

ポイント
UIがすっきりしているため、デザインカスタムをあまりしなくても見映えが良い場合があります。英語のみのサポートです。

4-20. Ultimate Wishlist

  • 開発元: Config Studio
  • 料金: 無料プランあり
  • 日本語サポート: なし
  • 特徴:
    • ログインあり/なし両方に対応
    • カスタマイズ可能なメールテンプレートでリマインダー送信可
    • Facebookピクセルとの連携で、お気に入りデータを広告に活用可能

ポイント
無料プランでも最大500件までウィッシュリストに登録可能。中規模程度のストアなら十分カバーできます。


5. コーディングによる実装例

ここでは、実際に「お気に入り(wishlist)ボタン」をテーマに埋め込む場合の、シンプルなコード例(Liquid + JavaScript)をご紹介します。実運用時はご利用中のアプリの実装マニュアルに従ってください。

たとえば、Shopifyのproduct.liquidproduct-template.liquidに、以下のようなコードを挿入すると、お気に入り(wishlist)ボタンを設置できます。(※テーマ構造によって実装箇所やファイル名は異なる)

<!-- お気に入りボタン(例) -->
<button
  id="wishlist-button"
  class="wishlist-button"
  data-product-id="{{ product.id }}"
  onclick="addToWishlist('{{ product.id }}')"
>
  お気に入りに追加
</button>

<script>
  function addToWishlist(productId) {
    // ここで、アプリのAPIや内部関数などを呼び出して、お気に入り処理を行う
    console.log('商品ID: ' + productId + ' をウィッシュリストに追加');
    
    // ポップアップ表示例
    alert('商品をお気に入りに追加しました!');
    
    // 実際は、サーバーやアプリのAPIにリクエストを送信し、
    // レスポンスを受け取って処理を完了させる流れ
  }
</script>

実装のポイント

  1. お気に入り(wishlist)用のDOMを用意する
    ボタンやリンクなど、ユーザーがクリックできるUI要素を設置します。

  2. JavaScriptでAPI呼び出し
    アプリによって提供されるJavaScriptやAPIを呼び出して、「商品をお気に入りに登録する」リクエストを送ります。

  3. レスポンスに応じた画面の更新
    成功時はトーストやポップアップ、UIの表示切り替えなどを行い、ユーザーにフィードバックを与えましょう。

  4. (ゲスト対応の場合)Cookieやセッションの扱い
    ログイン不要のお気に入り(wishlist)を使うなら、商品IDをCookieやローカルストレージで一時的に管理する仕組みが必要です。

  5. テーマのアップデート時に注意
    コードを直接テーマに書き込む場合は、テーマのバージョンアップ時に上書きされないようバックアップを取るか、セクション/アセットファイルを活用してください。


6. まとめ

  • お気に入り(wishlist)機能は、顧客が後で購入検討したい商品を保存したり、友人とシェアしたりするのに便利な仕組みです。購買プロセスの効率化、リピート購入、ギフト需要、セール通知など、多方面で売上アップに貢献します。
  • アプリ選びは、「UIの使いやすさ」「管理画面の言語」「カスタマーサポート」「料金プラン」で比較するとスムーズです。日本語サポートが必要なら「シンプル Wishlist|お手軽お気に入り」や「Growave」などを要チェック。
  • コーディングでの導入例を参考に、自店舗のテーマに合った形でお気に入りボタンを設置してみてください。アプリが提供する専用機能やマニュアルに従うのが基本ですが、必要に応じてLiquidやJavaScriptをカスタマイズすると自由度が高まります。

お気に入り(wishlist)機能を活用すれば、顧客満足度やリピート率を高めつつ、ショップ運営のデータ活用やマーケティング施策をより強化できます。ぜひ興味のあるアプリを試してみてください。

本記事を参考に、ぜひ最適なWishlistアプリを見つけてみてください!
ご覧いただきありがとうございました。

参考記事

© 2021 powerd by UnReact