Shopifyストアに「お気に入り(wishlist)」機能を導入することで、顧客が商品を後で見返せるようになり、購買意欲を高める効果が期待できます。今回は、お気に入り(wishlist)機能を提供しているShopifyアプリを厳選して20個ご紹介します。日本語サポートの有無、価格、特徴などを比較しながら解説します。
加えて、記事の後半では「テーマにお気に入り機能を組み込むためのコード例(Liquid + JavaScript)」も紹介しています。実際の導入手順のイメージをつかみたい方は、あわせてご覧ください。
お気に入り(wishlist)は、顧客が「後で購入を検討したい商品」や「気になる商品」を一覧に保存しておける機能です。ウィッシュリスト(Wishlist)やブックマーク(Bookmark)と呼ばれることもあります。
これらをお気に入りリストに追加しておくことで、いつでも簡単にアクセスできるようになります。
購買プロセスの効率化
今すぐは買わなくても、後から確実に商品を見つけられるようになるので、顧客が迷わず購入に進みやすくなります。
リピート購入の促進
一度気に入った商品をお気に入り(wishlist)に入れておくことで、定期的に購入するアイテムを再度探す必要がなくなり、リピート購入を促進します。
ギフト利用の拡大
ウィッシュリストを他人と共有できるアプリなら、贈り物を選ぶ際の手間が減り、「欲しいものリストを公開する」といった使い方も可能です。
マーケティング施策への応用
お気に入り(wishlist)データを活用し、人気商品の在庫数を調整したり、セール・再入荷メールを送ったりすることで、効果的に売上を伸ばせます。
カート離脱率の低減
「とりあえずカートに入れておく」行動を、お気に入り(wishlist)へ置き換えることで、カートが煩雑になるのを防ぎ、最終的な離脱率を抑えられます。
商品ページ・コレクションページから直接追加できるか
ページ遷移やログインが必須だと離脱率が高まるため、ワンクリックや最小限の手順で追加できるかが大切です。
マイページ(アカウントページ)への表示
ユーザーが「自分のリスト」をすぐ見つけられる設計かどうか確認しましょう。
UI・デザインのカスタマイズ性
ボタンの配置やデザインを自由に変更できると、ブランドイメージを壊さずに実装できます。
機能制限や料金プラン
商品数やお気に入り数で料金が変わるアプリもあるため、扱う商品数・規模に合ったプランを選びましょう。
日本語サポートやサポート体制
いざトラブルが起こった時に日本語で問い合わせたい場合は、日本語サポートがあるアプリを選ぶと安心です。
ここからは、お気に入り(wishlist)機能を提供しているShopifyアプリを20個ピックアップしてご紹介します。
ポイント
日本語対応かつシンプルなUIで、使い方が直感的に分かりやすいです。迷ったらまずこれを使ってみるのがおすすめ。
ポイント
「レビューもロイヤリティもまとめて導入したい!」という方に最適。多機能ゆえに管理画面がやや複雑ですが、機能を使いこなせるならコスパは高いです。
ポイント
無料プランからスタートできるため、小規模なストアにも向いています。日本語UIはありませんが、カスタマイズ性は高めです。
ポイント
デザインや機能を徹底的に自社ブランドに合わせたい人向け。英語サポートのみなので、コミュニケーションには多少英語力が必要。
ポイント
かなり幅広い機能をカバーしており、無料プランでも使える範囲が大きいです。ショップの成長に合わせてアップグレードしやすい設計。
ポイント
シンプルに無料で試せるため、英語のみでも問題ないなら導入ハードルは低いです。まずは「試しに使ってみたい」という人に。
ポイント
「価格変動通知」や「再入荷アラート」を使いたいなら注目したいアプリ。英語サポートなので海外向けストアにも向いています。
ポイント
「値下げアラート」「再入荷アラート」が標準的に使えるので、気になっている商品を追いかけてもらいやすく売上アップに繋げられます。
ポイント
「自動セットアップ」で難しいコード編集なしに導入できる点が魅力です。無料プランもあるのでコストを抑えたい場合に最適。
ポイント
基本的なウィッシュリスト機能を無料で使いたい方向け。細かいカスタマイズや高度な分析機能は必要最小限。
ポイント
低価格帯でスタートしやすい一方、より大規模・詳細な分析やリマインドメールが必要になれば上位プランに移行できます。
ポイント
まずは無料で気軽に導入可能。英語圏向けの機能・サポートが充実している印象です。
ポイント
Flitsは顧客アカウントの拡張が強み。ログイン時の体験を重視するストアにおすすめです。
ポイント
B2Bショップなど商品の表示を細かく調整したい場合に重宝します。多言語の切り替えが柔軟なのでグローバル展開しているストアにも◎
ポイント
シンプルにお気に入りボタンを設置したい人向け。細かなメール連携や高度な機能が不要なら選択肢に入るアプリです。
ポイント
商品数が多いストアや、ユーザーが複数のリストを使い分けるニーズがあるショップにおすすめ。
ポイント
「カート離脱」を減らすのに特化したアプローチが特徴。買うタイミングを逃して離脱するユーザー対策になります。
ポイント
UIがすっきりしているため、デザインカスタムをあまりしなくても見映えが良い場合があります。英語のみのサポートです。
ポイント
無料プランでも最大500件までウィッシュリストに登録可能。中規模程度のストアなら十分カバーできます。
ここでは、実際に「お気に入り(wishlist)ボタン」をテーマに埋め込む場合の、シンプルなコード例(Liquid + JavaScript)をご紹介します。実運用時はご利用中のアプリの実装マニュアルに従ってください。
たとえば、Shopifyのproduct.liquid
やproduct-template.liquid
に、以下のようなコードを挿入すると、お気に入り(wishlist)ボタンを設置できます。(※テーマ構造によって実装箇所やファイル名は異なる)
<!-- お気に入りボタン(例) -->
<button
id="wishlist-button"
class="wishlist-button"
data-product-id="{{ product.id }}"
onclick="addToWishlist('{{ product.id }}')"
>
お気に入りに追加
</button>
<script>
function addToWishlist(productId) {
// ここで、アプリのAPIや内部関数などを呼び出して、お気に入り処理を行う
console.log('商品ID: ' + productId + ' をウィッシュリストに追加');
// ポップアップ表示例
alert('商品をお気に入りに追加しました!');
// 実際は、サーバーやアプリのAPIにリクエストを送信し、
// レスポンスを受け取って処理を完了させる流れ
}
</script>
お気に入り(wishlist)用のDOMを用意する
ボタンやリンクなど、ユーザーがクリックできるUI要素を設置します。
JavaScriptでAPI呼び出し
アプリによって提供されるJavaScriptやAPIを呼び出して、「商品をお気に入りに登録する」リクエストを送ります。
レスポンスに応じた画面の更新
成功時はトーストやポップアップ、UIの表示切り替えなどを行い、ユーザーにフィードバックを与えましょう。
(ゲスト対応の場合)Cookieやセッションの扱い
ログイン不要のお気に入り(wishlist)を使うなら、商品IDをCookieやローカルストレージで一時的に管理する仕組みが必要です。
テーマのアップデート時に注意
コードを直接テーマに書き込む場合は、テーマのバージョンアップ時に上書きされないようバックアップを取るか、セクション/アセットファイルを活用してください。
お気に入り(wishlist)機能を活用すれば、顧客満足度やリピート率を高めつつ、ショップ運営のデータ活用やマーケティング施策をより強化できます。ぜひ興味のあるアプリを試してみてください。
本記事を参考に、ぜひ最適なWishlistアプリを見つけてみてください!
ご覧いただきありがとうございました。