この記事では、Shopify で「スワイプ型LP」を実装したいと考えている方に向けて、スワイプ操作を簡単に導入できるおすすめアプリを 9 つピックアップしました。
スワイプ型LPは、画像や動画をスマホで直感的にスワイプ(左右・上下)しながら閲覧できるので、ユーザーの操作がスムーズになり、CVR 向上や離脱率の低減に大きく貢献します。今回紹介するアプリはすべて Shopify App Store からインストール可能で、難しいコーディングなしに導入できるものが中心です。
それではさっそく、スワイプ型LPの概要から見ていきましょう。
今回は、以下の記事を参考にしています。
スワイプ型LPとは、指で画面をスワイプして読み進める操作に特化したランディングページのことです。縦方向や横方向にフリック操作をすると、次の画面やコンテンツが滑らかに切り替わります。特にスマートフォンでの閲覧を重視したときに有効で、以下のような特徴があります。
従来の縦長スクロール型ランディングページよりもユーザーのアクションが発生しやすい点で注目されています。
スワイプ型のインタラクションはゲーム的要素があり、単にスクロールするよりも楽しくコンテンツを閲覧できます。結果としてページの滞在時間が延び、商品やブランドの世界観が効果的に伝わります。
次の画面へスワイプする行為は軽い負担で進められるため、離脱率を抑制します。スマホでの操作に慣れているユーザーが多い現代では、スワイプ操作が自然に受け入れられます。
スワイプ操作によるページ遷移で、商品情報を途切れなく見せられます。商品の写真や紹介がテンポよく流れることで、購買意欲を刺激しやすくなり、結果として売上アップを期待できます。
まだまだ数が多くないスワイプ型LPは、他社と差別化するための手段としても有効です。ブランドイメージや世界観を強く打ち出すことで、競合他社とはひと味違った印象を与えることができます。
スワイプ型LPを実現するアプリを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
これらを踏まえながら、ストアの目的やブランドイメージに合ったアプリを検討するのがベストです。
ここからは、実際に「スワイプ型LP」を簡単に実装できるアプリを 9 つ紹介します。いずれも Shopify App Store で公開されているアプリなので、必要な機能や価格をよく比較してみてください。
縦や横のスワイプページをノーコードで作れる本格派アプリ。追従ボタンで購入までの導線をしっかり確保。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- 専門知識なしで本格的なスワイプページを作りたい
- 日本語サポートが必須なストアオーナー
以下のShopify公式のアプリストアからインストールできます。
バナーやスライダーを駆使してセールや告知をスワイプ表示。カウントダウン機能も充実し、キャンペーン運用に最適。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- スワイプ式の告知バナーを導入したい
- セールを強調する仕組みをまとめて構築したい
動画をスライダー形式で魅力的に配置し、商品タグを付けてそのまま購入に繋げられる新感覚アプリ。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- 動画による訴求力アップを狙いたい
- インスタや TikTok のショート動画を活用して、スワイプ型で見せたい
月額 $1 というリーズナブル価格が魅力。シンプルなカルーセルスライダーを導入したい店舗向け。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- スワイプ機能を試しに導入してみたい
- コストを最小限に抑えたい
600以上のテンプレートを活用でき、LP ビルダーとしても非常に高機能。パーティクルアニメーションなどの演出も充実。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- 大量のテンプレートを活用し、高いデザイン性を求める
- ひとつのアプリで LP ビルダーとスライダー機能をまとめたい
本来はユーザーの声(レビュー)をスライダー表示するためのアプリだが、写真や動画でのスワイプアピールも可能。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- 社会的証明(ソーシャルプルーフ)をスワイプ型で見せたい
- レビュー活用を重点的に行いたい
商品スライダーに特化し、ベストセラーなどを自動表示して売上増につなげる。モバイルにも最適化。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- ヒット商品を目立たせて購入率を高めたい
- スワイプしながらワンクリック購入を促したい
バナーやスライダーを高品質に表示。複数のキャンペーンや特集コレクションをスワイプショーケースでまとめたい方に。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- 店舗内の複数キャンペーンをイメージスライダーで効果的に見せたい
- シンプルな操作画面で導入したい
テーマエディタ上でレディメイドのセクションを組み合わせて、スワイプ型のランディングページを作れるアプリ。
特徴・機能
価格設定
こんな方におすすめ
- テーマエディタで簡単にスワイプ型セクションを追加したい
- 追加コストをかけずにデザイン性を高めたい
それぞれのアプリ価格をざっくり比較してみました。テーブル形式は避け、文章にてまとめます。
日本語サポートの有無は、アプリ導入後のトラブル解決や問い合わせをスムーズに行う上で非常に重要です。
日本語サポートが必要な場合は「シンプルスワイプ画像LP|お手軽スワイプ操作型LP」がもっとも安心できそうです。
管理画面やサポート言語などを総合的に考慮すると、ノーコードで設定できて日本語サポートがある「シンプルスワイプ画像LP|お手軽スワイプ操作型LP」が最も導入ハードルが低いでしょう。英語でも問題なければ、無料プランがある他のアプリを試してみても良いと思います。
最後に、コーディングでスワイプ型LPを実装するイメージを簡単に示しておきます。アプリによっては自動でセクションを生成してくれますが、自作でスワイプ挙動を組み込みたい場合の例です。
{% comment %}
以下はテーマのカスタムセクションなどにスワイプ機能を実装するイメージサンプルです。
{% endcomment %}
<section id="swipe-lp-section">
<div class="swipe-container">
<div class="swipe-slide">スライド1の画像やテキストを配置</div>
<div class="swipe-slide">スライド2の画像やテキストを配置</div>
<div class="swipe-slide">スライド3の画像やテキストを配置</div>
</div>
</section>
<style>
.swipe-container {
display: flex;
overflow-x: scroll;
scroll-snap-type: x mandatory;
}
.swipe-slide {
min-width: 100vw; /* 画面幅分を1スライドとして表示 */
scroll-snap-align: start;
}
</style>
<script>
// スワイプによる切り替えの一例 (PC ではドラッグ操作)
const container = document.querySelector('.swipe-container');
let isDown = false;
let startX;
let scrollLeft;
container.addEventListener('mousedown', (e) => {
isDown = true;
startX = e.pageX - container.offsetLeft;
scrollLeft = container.scrollLeft;
});
container.addEventListener('mouseleave', () => { isDown = false; });
container.addEventListener('mouseup', () => { isDown = false; });
container.addEventListener('mousemove', (e) => {
if(!isDown) return;
e.preventDefault();
const x = e.pageX - container.offsetLeft;
const walk = (x - startX) * 2; // スワイプ速度調整
container.scrollLeft = scrollLeft - walk;
});
</script>
上記のコードはあくまでイメージで、スマホでの「フリック操作」は追加のライブラリを使うなど実装方法はいろいろあります。実際には紹介したアプリを利用すると、このような実装を自力で組む必要はありません。ノーコードでスワイプ操作型 LP が完成します。
今回は、Shopify でスワイプ型LPを実装できるアプリ 9 選を紹介しました。
どのアプリを選ぶか迷っている方は、以下の観点を再度チェックしてみてください。
特に「シンプルスワイプ画像LP|お手軽スワイプ操作型LP」は、専門知識がなくても簡単に導入できるので初心者の方におすすめです。スワイプ型LPでブランドの世界観をダイナミックに表現し、離脱率低減と売上アップを目指しましょう。
今回は、以下の記事を参考にしています。