2025/03/10

Shopifyのチェックアウトカスタマイズアプリ10選を徹底解説！

@ 信条刃

Shopify

チェックアウトカスタマイズとは

Shopify での「チェックアウトカスタマイズ」とは、購入手続き（＝チェックアウト）の画面や機能を拡張し、より魅力的で使いやすい購入体験を提供することを指します。具体的には、以下のような取り組みが代表的です。

サンクスページ（注文完了画面）にブランドイメージを訴求する画像やバナーを追加
アップセルやクロスセル、特別キャンペーンの提示
購入フォームや支払い方法、配送方法の表示・並び替え
入力必須項目の追加、チェックボックスによる購入時の同意事項確認
住所やタグ、顧客属性に応じた支払い方法・配送方法の制限

これらを実現することで、お客様にとってはスムーズで分かりやすい決済フローを、マーチャントにとってはコンバージョンや顧客満足度の向上を期待できます。

今回は、以下の記事を参考にしています。

チェックアウトカスタマイズを導入する利点

ブランド力・信頼感の向上
購入直前・直後の画面に独自のデザインやメッセージを反映させることで、顧客が「自分が信頼できるブランドから買い物をしている」と感じやすくなります。
アップセル・クロスセルによる売上増
購入を確定するタイミングや、購入後のサンクスページ上で追加商品を提案することで、客単価（AOV）の向上が期待できます。
顧客体験（UX）の向上
不要な支払い方法や配送方法を非表示にしたり、特定の顧客層に最適化されたチェックアウトを提供することで、購入完了率や顧客満足度が高まります。
マーケティング施策との連携
キャンペーンバナーを表示したり、サンクスページで次回クーポンを案内するなど、買い物後のリテンションや再購入施策にも応用できます。
購入率の向上
フォーム項目の最適化や入力チェックの強化で、エラーやストレスを軽減し、カート放棄率を下げる効果が期待できます。
在庫管理や不正注文のブロック
商品タグや住所などの条件をもとに、配送方法や支払い方法を制限するなど、ルールに合わせた注文制御を行うことで、不正注文や無用なコストを削減できます。
顧客データ収集の効率化
チェックアウト時にアンケートや追加の入力欄を設置することで、購買データや顧客の傾向を把握しやすくなり、今後のマーケティング施策に生かせます。

チェックアウトカスタマイズアプリの選び方

Shopify アプリを利用してチェックアウトを拡張する場合、以下のポイントを重視するとよいでしょう。

目的に合った機能があるか
例：サンクスページに画像を表示したい、支払い方法を特定の顧客だけに表示したい、チェックアウト時にアップセルを行いたい…など。
UI のカスタマイズ性
ブランドに合わせてデザインや文言を柔軟に調整できるかどうか。特に日本語環境や自社のテーマとの相性も大切です。
Shopify Plus かどうか
Shopify Plus でしか使えない「Checkout Extensibility」を活用したい場合や、追加のカスタマイズが必要な場合は、対応アプリを選びましょう。
コストとサポート体制
アプリの料金形態（無料プラン、月額固定、使用量課金など）と、言語サポート（日本語対応の有無）は運用を大きく左右します。
拡張性・連携機能
サブスクリプションやレビューアプリ、外部サービスなどとの連携が可能かどうかも検討材料になります。

価格比較

ここでは、月額料金や無料プランの有無を簡単にまとめます。
（※テーブルではなく箇条書き形式で記載しています。）

シンプルサンクスページ編集｜お手軽チェックアウト拡張
- 月額 $7.99、7 日間無料体験
qikify Checkout Customizer
- 無料プランあり、Shopify Plus：$99 / 月
BeSure Checkout Rules
- 無料プランあり、Starter：$4.99 / 月、Advanced：$9.99 / 月
Checkout Plus
- Basic：$15.99 / 月、Plus：$29.99 / 月、Advanced：$39.99 / 月
Shopify Checkout Blocks
- 無料
Blockify Checkout Rules & COD
- 無料プランあり、Basic：$5.99 / 月、Premium：$9.99 / 月、Plus：$15.99 / 月
SMART Checkout Rules
- 無料プランあり、Standard：$4.99 / 月
Checkout Buddy
- Shopify Plus 必須、Business：$49 / 月
Kwik COD & Checkout
- 無料インストール（手数料ベースでの課金）
AfterSell Post Purchase Upsell

無料プランあり、注文数に応じた課金（例：～500 注文：$34.99 / 月）

Shopify アプリの日本語サポート

シンプルサンクスページ編集｜お手軽チェックアウト拡張：日本語対応（管理画面が完全日本語）
qikify Checkout Customizer：日本語を含む多言語対応
BeSure Checkout Rules：英語のみ
Checkout Plus：英語のみ
Shopify Checkout Blocks：英語のみ
Blockify Checkout Rules & COD：英語のみ
SMART Checkout Rules：英語のみ
Checkout Buddy：英語のみ
Kwik COD & Checkout：英語のみ
AfterSell Post Purchase Upsell：英語のみ

日本語でのサポートや管理画面を重視する場合は「シンプルサンクスページ編集｜お手軽チェックアウト拡張」や「qikify Checkout Customizer」が安心です。

使いやすさ

シンプルサンクスページ編集｜お手軽チェックアウト拡張
名前の通り、機能を絞ったシンプル構成のため、初心者でも導入がしやすいです。
qikify Checkout Customizer
多機能ですが、それゆえに最初は設定項目が多め。日本語対応なので比較的スムーズに導入可能です。
BeSure Checkout Rules / Blockify / SMART Checkout Rules
いずれも管理画面は英語ながら、UI がわかりやすく、ルール設定も直感的にできるよう設計されています。

自社の求める機能量やサポート言語に応じて選ぶのがベストです。

コーディングでの実装例

ここでは、Shopify Plus で利用可能な「Checkout Extensibility」を使ったサンクスページへのバナー設置例をご紹介します。以下のコードはあくまでもサンプルであり、実際にはアプリやテーマに応じて修正が必要です。

import {
 extend,
 BlockStack,
 Heading,
 Image,
 Link,
} from '@shopify/post-purchase-ui-extensions';

extend('Checkout::PostPurchase::ShouldRender', ({storage}) => {
  // 購入データなどを取得して、バナー表示の可否を判断
  const cartValue = storage.initialPurchase.totalAmount;
  if (cartValue.amount > 100) {
    return {render: true};
  }
  return {render: false};
});

extend('Checkout::PostPurchase::Render', ({done, inputData, storage}) => {
  return (
    <BlockStack spacing="tight">
      <Heading>ご購入ありがとうございます！</Heading>
      <Link to="https://example.com/campaign" external={true}>
        <Image
          source="https://example.com/thanks-banner.jpg"
          description="キャンペーンバナー"
        />
      </Link>
    </BlockStack>
  );
});

実装のポイント

ShouldRender フェーズ
バナーを表示する条件（例：購入金額が一定以上の場合）を判定します。
Render フェーズ
バナー画像やテキスト、リンクなどを自由に配置します。Shopify 提供の UI コンポーネントでレイアウトできます。
拡張のデプロイ
実際には Shopify CLI を使って拡張をビルド・デプロイし、アプリ設定からチェックアウト拡張を有効にする必要があります。

このように、コードで直接チェックアウト画面やサンクスページを拡張する方法もありますが、今回ご紹介したアプリの多くは UI で設定できるため、コード不要で同様の機能が実現できる場合もあります。コーディングが苦手な方はアプリを活用するのがおすすめです。

終わりに

今回は「Shopify のチェックアウトカスタマイズアプリ 10 選」をご紹介しました。チェックアウトやサンクスページを自由にカスタマイズすることで、ブランドの印象を高めたり、アップセルやリピート購入を促進したりと、多くのメリットがあります。

ショップの規模や目的、言語サポートなどにあわせて、最適なアプリを導入してみてください。コーディングによる柔軟な拡張を行う場合も、アプリや公式ドキュメントを参考にすると導入がスムーズになります。

参考記事

最後までお読みいただきありがとうございました。チェックアウトカスタマイズによって、あなたの Shopify ストアがより魅力的な購買体験を提供できることを願っています。

@ 信条刃

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Shopifyのチェックアウトカスタマイズアプリ10選を徹底解説！

チェックアウトカスタマイズとは

チェックアウトカスタマイズを導入する利点

チェックアウトカスタマイズアプリの選び方

おすすめのチェックアウトカスタマイズ Shopify アプリ

1. シンプルサンクスページ編集｜お手軽チェックアウト拡張

2. qikify Checkout Customizer

3. BeSure Checkout Rules

4. Checkout Plus

5. Shopify Checkout Blocks

6. Blockify Checkout Rules & COD

7. SMART Checkout Rules

8. Checkout Buddy

9. Kwik COD & Checkout

10. AfterSell Post Purchase Upsell

価格比較

Shopify アプリの日本語サポート

使いやすさ

コーディングでの実装例

実装のポイント

終わりに

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