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今回の記事は Shopify App Store で提供されている、商品カルーセル・商品スライダーアプリについての記事です。おすすめ商品や関連商品をスライダー形式で見せて、ストアの回遊率や客単価を高めたいと考えている方に向けて、おすすめアプリとコードによる実装方法をあわせて解説します。
商品カルーセル(商品スライダー)とは、複数の商品を横方向にスライドさせながら表示する UI のことです。1 画面に商品を縦に積み上げていくグリッド表示とは異なり、限られた縦スペースの中でたくさんの商品をコンパクトに見せられます。お客様は左右の矢印やスワイプ操作で商品を「めくる」ように閲覧でき、ホームページの「おすすめ商品」や、商品ページの「関連商品」として広く使われています。
Amazon や楽天などの大手 EC サイトでも、「この商品を見た人はこんな商品も見ています」といった形で商品スライダーが活用されています。お客様に新しい商品との出会いを提供し、ついで買いやまとめ買いを後押しする、定番かつ効果的な見せ方です。
限られたスペースで多くの商品を見せられる
横スライドでたくさんの商品を提案できるため、ページを縦に長くすることなく回遊のきっかけを作れます。
ついで買い・まとめ買いを後押しできる
商品ページに「関連商品」スライダーを置くことで、お客様が「ついでにこれも」と感じやすくなり、客単価の向上につながります。
おすすめ商品を効果的にアピールできる
ホームページのファーストビュー付近に新着商品やおすすめ商品を並べることで、ストアの「推し商品」を最初に印象づけられます。
キャンペーンや季節に合わせて柔軟に切り替えられる
表示するコレクションを切り替えるだけで、「新着特集」「セール対象商品」など、その時々の訴求に合わせた見せ方ができます。
直感的な操作で回遊性が高まる
矢印・ドット・スワイプといった直感的な操作で、お客様はストレスなく次々と商品を閲覧できます。
モバイルでも見やすい
スワイプで操作できる商品スライダーは、スマートフォンでの閲覧と非常に相性がよく、モバイルの回遊率向上に貢献します。
商品スライダーアプリは数多く提供されているため、以下のポイントを基準に選ぶとよいでしょう。
特に「ノーコードで使えること」「デザインの自由度」「購入導線の強化」は、コンバージョンに直結する重要な要素です。これらを軸に、自社のストアに合ったアプリを選びましょう。
コレクションの商品をスライダー形式で、ストア内のどのページにも設置できるアプリ。
「シンプル商品カルーセル|お手軽おすすめ商品スライダー」は、株式会社 UnReact が提供する商品スライダーアプリです。お好きなコレクションを選ぶだけで、その商品をスライダー形式でホーム・商品ページ・コレクションページなど、どのページにも表示できます。デザインから挙動まで細かくカスタマイズでき、しかもコーディングは一切不要です。
Basic Plan
月額 $3.99(年額 $39.90 で 17% お得)。すべての機能を利用でき、インストールから 7 日間は無料でお試しいただけます。年払いにすると実質 2 ヶ月分が無料になります。
詳細なご利用ガイドはこちら

600 以上のテンプレートで、画像スライダーやランディングページ、テーマセクションを作成できるページビルダー。
スライダー革命は、ShopiDevs が提供する高機能なページビルダーです。商品スライダーだけでなく、画像スライダー、バナー、ヒーローセクション、ビデオスライド、ランディングページなど、多彩なコンテンツを作成できます。

商品詳細ページに「前の商品」「次の商品」ボタンを設置し、同じコレクション内を回遊させるナビゲーションアプリ。
Singleton | Products Slider は、Singleton software が提供するナビゲーション特化型のアプリです。商品詳細ページに「前へ」「次へ」のボタンを表示し、同じコレクション内の前後の商品へスムーズに移動できるようにします。

商品ページの画像スライダーに特化し、動画や 3D/AR にも対応した高機能アプリ。
ProductSlider Pro は、dharma.h Software Technologies Private Limited が提供する、商品ページのビジュアル表現を強化するアプリです。画像スライダーに加えて動画再生や 3D モデル、AR にも対応しており、商品の魅力を多角的に伝えられます。

カスタマイズ可能な商品スライダーとコレクションカルーセルで、商品の露出とコンバージョンを高めるアプリ。
Carousel Slider ‑ Boost Sales は、Bowstone Studios が提供する商品スライダーアプリです。注目コレクションやベストセラー、関連商品などを、PC・モバイルに最適化されたレスポンシブなスライダーで表示できます。

ベストセラーをホームページのスライダー/カルーセルで見せて売上を伸ばすアプリ。
OctoSlide Slider & Carousel は、epsi technologies OU が提供する商品スライダーアプリです。ベストセラーや注目商品をホームページやコレクションページのスライダーで自動的に見せ、売上アップを図ります。
※ メインアプリ以外のアプリには「インストールはこちら」「ご利用ガイドはこちら」などのリンクは設けていません。
各アプリの料金と特徴を箇条書きで整理すると、以下のとおりです。
日本語対応状況を箇条書きで整理すると、以下のとおりです。
日本語でのサポートやドキュメントを重視する場合は、国内事業者が開発する「シンプル商品カルーセル|お手軽おすすめ商品スライダー」が安心です。
アプリを使わずに、テーマのコードを編集して簡単な商品スライダーを自作することもできます。ここでは、HTML・CSS・JavaScript を使ったシンプルな実装例を紹介します。Liquid のセクションファイルに記述する想定です。
コレクションの商品をループで出力し、横並びのトラックに並べます。
{% comment %} sections/product-carousel.liquid {% endcomment %}
<div class="ur-carousel" data-carousel>
<h2 class="ur-carousel__title">{{ section.settings.heading | default: 'おすすめ商品' }}</h2>
<button class="ur-carousel__arrow ur-carousel__arrow--prev" data-prev aria-label="前へ">‹</button>
<ul class="ur-carousel__track" data-track>
{% assign target = collections[section.settings.collection] %}
{% for product in target.products limit: 12 %}
<li class="ur-carousel__item">
<a href="{{ product.url }}" class="ur-carousel__card">
<img
src="{{ product.featured_image | image_url: width: 400 }}"
alt="{{ product.title | escape }}"
loading="lazy"
width="400"
>
<p class="ur-carousel__name">{{ product.title }}</p>
<p class="ur-carousel__price">{{ product.price | money }}</p>
</a>
</li>
{% endfor %}
</ul>
<button class="ur-carousel__arrow ur-carousel__arrow--next" data-next aria-label="次へ">›</button>
</div>
{% schema %}
{
"name": "商品カルーセル",
"settings": [
{ "type": "text", "id": "heading", "label": "見出し", "default": "おすすめ商品" },
{ "type": "collection", "id": "collection", "label": "表示するコレクション" }
],
"presets": [{ "name": "商品カルーセル" }]
}
{% endschema %}
トラックを横方向に並べ、はみ出した部分を横スクロールできるようにします。scroll-snap を使うとカードがきれいに揃います。
.ur-carousel {
position: relative;
margin: 40px 0;
}
.ur-carousel__title {
margin-bottom: 16px;
font-size: 24px;
}
.ur-carousel__track {
display: flex;
gap: 16px;
margin: 0;
padding: 0;
list-style: none;
overflow-x: auto;
scroll-snap-type: x mandatory;
scroll-behavior: smooth;
-ms-overflow-style: none;
scrollbar-width: none;
}
.ur-carousel__track::-webkit-scrollbar {
display: none;
}
.ur-carousel__item {
flex: 0 0 calc((100% - 48px) / 4); /* PC で 4 列 */
scroll-snap-align: start;
}
.ur-carousel__card img {
width: 100%;
height: auto;
border-radius: 8px;
object-fit: cover;
}
.ur-carousel__name {
margin: 8px 0 4px;
font-size: 14px;
}
.ur-carousel__price {
font-weight: bold;
}
.ur-carousel__arrow {
position: absolute;
top: 50%;
transform: translateY(-50%);
z-index: 2;
width: 40px;
height: 40px;
border: none;
border-radius: 50%;
background: #fff;
box-shadow: 0 2px 8px rgba(0, 0, 0, 0.15);
cursor: pointer;
font-size: 20px;
}
.ur-carousel__arrow--prev { left: -8px; }
.ur-carousel__arrow--next { right: -8px; }
/* モバイルでは 2 列 */
@media (max-width: 749px) {
.ur-carousel__item {
flex: 0 0 calc((100% - 16px) / 2);
}
}
矢印ボタンをクリックしたときに、トラックを 1 画面分スクロールさせます。
document.querySelectorAll('[data-carousel]').forEach((carousel) => {
const track = carousel.querySelector('[data-track]');
const prev = carousel.querySelector('[data-prev]');
const next = carousel.querySelector('[data-next]');
// トラックの表示幅の約 90% 分だけスクロールする
const getStep = () => track.clientWidth * 0.9;
prev.addEventListener('click', () => {
track.scrollBy({ left: -getStep(), behavior: 'smooth' });
});
next.addEventListener('click', () => {
track.scrollBy({ left: getStep(), behavior: 'smooth' });
});
});
このようにコードで自作すれば、外部アプリに頼らず商品スライダーを設置できます。ただし、以下の点には注意が必要です。
「最小限のスライダーで十分」という場合はコード実装でも問題ありませんが、デザインや挙動を細かく作り込みたい、メンテナンスの手間を減らしたい、という場合は専用アプリの導入がおすすめです。
今回ご紹介したアプリの中で、最も手軽でバランスがよいのは 「シンプル商品カルーセル|お手軽おすすめ商品スライダー」 です。ノーコードでワンクリック設置でき、6 種類のカードデザインや 3 種類のスライダー挙動、クイックビュー、セールバッジまで一通りそろっています。月額 $3.99 とリーズナブルなうえ、国内事業者による日本語サポートも受けられるため、「初めて商品スライダーを導入する」「まずは手軽に試したい」という方に最適です。
商品カルーセル・商品スライダーは、おすすめ商品や関連商品をお客様に自然に提案し、回遊率と客単価を高める効果的な手段です。コードで自作することもできますが、デザインや挙動を作り込み、安定して運用するには専用アプリの活用が近道です。自社のストアの目的に合わせて、最適なアプリを選んでみてください。