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@ 信条刃
今回の記事は Shopify App Store で提供されている、フォーム一体型LP・チャットボット購入アプリについての記事です。商品紹介と購入フォームを 1 ページにまとめ、チャット形式で注文を進められる仕組みは、近年の単品通販や D2C ストアで急速に広がっています。この記事では、その概念から導入の利点、アプリの選び方、おすすめアプリ 6 選、さらにコードで実装する場合のサンプルまでを順番に解説します。
フォーム一体型LPとは、商品やサービスを紹介するランディングページ(LP)に、購入フォームを直接組み込んだページのことです。通常の Shopify ストアでは「商品ページ → カート → チェックアウト」という流れで画面が遷移しますが、フォーム一体型LPでは商品の訴求から注文情報の入力までを 1 つのページで完結できます。
チャットボット購入とは、チャットアプリのような会話形式の画面で、お客様にステップごとに質問しながら注文情報を集める仕組みです。「どの種類にしますか?」「お届け先を教えてください」といった質問に答えていくだけで注文が完了するため、フォーム入力に不慣れなお客様でもスムーズに購入できます。
どちらも、入力のハードルを下げて購入完了率を高めることを目的とした手法です。特に、広告や SNS から流入したお客様をそのまま注文につなげたい単品通販と相性が良く、コンバージョン率の改善に直結します。
フォーム一体型LP・チャットボット購入アプリについて調べるにあたり、以下の記事を参考にしています。
入力ステップの分割で離脱を防げる
一度に多くの入力欄を見せず、ステップごとに小分けにすることで、お客様の心理的な負担が軽くなります。「あと少しで完了」という感覚を与えられるため、入力途中の離脱を抑えられます。
商品訴求から注文までをシームレスにつなげられる
訴求画像や吹き出しメッセージで商品の魅力を伝えながら、そのまま注文に進めます。ページ遷移による離脱がなくなり、購入完了率の向上が期待できます。
スマートフォンでの購入体験が向上する
チャット UI は LINE などで使い慣れたお客様が多く、スマホでも直感的に操作できます。画面下部に固定表示できるボタンを使えば、モバイルからの購入をさらに後押しできます。
フォームが苦手なお客様も取りこぼさない
会話形式で誘導することで、フォーム入力に苦手意識のあるお客様でも迷わず注文を完了できます。年齢層が高めの顧客層にも効果的です。
二度手間の入力をなくせる
入力した連絡先・配送先を Shopify 標準の決済ページへ自動反映できるアプリなら、お客様が同じ情報を再入力する必要がなく、決済直前の離脱を防げます。
ノーコードでスピーディーに導入できる
多くのアプリはテーマエディタから設定できるため、専門知識がなくても短時間で導入できます。キャンペーンに合わせてすぐにページを用意できるのも利点です。
導入するアプリを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
汎用的なページビルダーは LP 全般を作るのに便利ですが、「会話形式で注文を進める」「フォームとチャットを同期する」といった購入完了に特化した体験を重視するなら、専用設計のアプリを選ぶのがおすすめです。
チャットUIと購入フォームをひとつのページに統合し、会話感覚で注文を完了できるテーマ拡張アプリ。
株式会社 UnReact が提供する「シンプルフォーム一体型LP|お手軽チャットボット購入」は、チャット形式の購入フォームとフォーム一体型LPをストアに設置できるアプリです。お客様は画面右下のチャットボタンをタップするだけで、会話形式でステップごとに注文を進められます。固定フォームとチャットは常に同期しているため、どちらからでも注文でき、入力途中で迷っても安心です。
Basic Plan(月額 $49.99 / 年払い $499.90 で 17% お得)
すべての機能を利用できます。インストールから 7 日間は無料でお試しいただけ、年払いを選ぶと実質 2 ヶ月分が無料になります。
詳細なご利用ガイドはこちら

AI 搭載ビルダーでコンバージョンを高め、購入後アップセル付きの販売ファネルを作成できる。
GemPages は、コンバージョン重視のページビルダーです。AI ツールと柔軟なドラッグ&ドロップ編集で、あらゆるページをコードなしで高速に作成できます。
Free(無料)
1 つの公開ページとグローバルスタイル、メール・チャットサポートが利用できます。
Build($29/月)
無制限の公開ページ、テーマセクション、AI レイアウト変換(月 300 セクション)などが利用できます。
Optimize($59/月)
無制限の AI セクションと Instant Landing Page が利用できます。Enterprise($199/月)も用意されています。

業種別の高コンバージョンテンプレートと AI レイアウト生成で、売れるページを素早く構築できる。
Foxify は、業種ごとのコンバージョン率を意識して設計された AI ランディングページビルダーです。AI レイアウトジェネレーターが、数クリックでページ全体のレイアウトを作成します。
Free(無料)
1 ページ・1 セクションの公開、無料 CRO 拡張、月 20 AI クレジットが利用できます。
Starter($19/月)
10 ページの公開、プレミアムテンプレート、月 150 AI クレジットが利用できます。
Growth($39/月)
100 ページの公開、Figma to Shopify、HTML to Shopify などが利用できます。Enterprise($99/月)も用意されています。

A/B テストと強力なページビルダーで、デザインを検証しながら売上を最大化できる。
Beae は、A/B テストを軸にコンバージョンを高めるページビルダーです。カスタマイズ可能なセクションテンプレートで、モバイルフレンドリーなレスポンシブデザインを手軽に作成できます。
Starter trial(無料)
すべてのエディタ機能(コード編集を除く)と 10 件のドラフトページが利用できます。
Pay as you go($14.99/月)
3 つの公開スロットと全機能、24 時間 365 日のライブチャットサポートが利用できます。
Growth($39.99/月)/ Pro($79.99/月)
公開スロットが 10・25 と増え、サポートの優先度が上がります。

マーケティングチームに愛される、使いやすいビジュアルページエディタ。
Shogun は、ブログ記事・商品ページ・LP・テーマセクションなど、あらゆるページタイプをビジュアルエディタでデザインできるアプリです。Shopify Plus 認定アプリでもあり、規模の大きいストアでも安心して利用できます。
Draft Mode(無料)
ドラフトページの作成と全テンプレートへのアクセスが可能です(公開は不可)。
Build($39/月)
25 ページの公開、ページ分析、再利用可能なコンテンツセクションが利用できます。
Grow($199/月)/ Advanced($499/月)
無制限の公開ページや、ストア間のコンテンツ同期、カスタムコード要素などが利用できます。

豊富なレイアウトライブラリから選ぶだけで、数分でページを完成できる。
LayoutHub は、ライブラリに用意された高品質なレイアウトから選び、内容を差し替えるだけでページを作成できる、初心者にやさしいページビルダーです。
Free(無料)
3 つの公開スロット(通常ページ)と全エディタ機能、10 件のドラフトページが利用できます。
Basic($14.99/月)/ Pro($29.99/月)
公開スロットが 10・50 と増え、無制限のドラフトページと 24 時間サポートが利用できます。
Premium($59.99/月)
無制限の公開スロットと優先サポートが利用できます。
アプリを使わずに、テーマのコードを編集して簡易的なフォーム一体型LPを実装することもできます。ここでは、商品ページにシンプルなステップ式フォームを設置する例を紹介します。実装の流れは、HTML でフォームの骨組みを作り、CSS で見た目を整え、JavaScript でステップ切り替えを制御するという 3 段階です。
まず、セクションファイルに次のような HTML を追加します。
<div class="chat-lp" id="chatLp">
<div class="chat-lp__step" data-step="1">
<p class="chat-lp__bubble">こちらから公式サイト限定価格でご注文いただけます。</p>
<label>お名前
<input type="text" id="lpName" placeholder="山田 太郎" />
</label>
<button type="button" class="chat-lp__next" data-next="2">次へ</button>
</div>
<div class="chat-lp__step" data-step="2" hidden>
<p class="chat-lp__bubble">お届け先のメールアドレスを教えてください。</p>
<label>メールアドレス
<input type="email" id="lpEmail" placeholder="example@mail.com" />
</label>
<button type="button" class="chat-lp__submit">決済情報を入力へ</button>
</div>
</div>
次に、CSS で吹き出しやボタンのデザインを整えます。
.chat-lp {
max-width: 480px;
margin: 0 auto;
padding: 16px;
}
.chat-lp__bubble {
background: #f0f0f0;
border-radius: 12px;
padding: 12px 16px;
margin-bottom: 12px;
}
.chat-lp input {
width: 100%;
padding: 10px;
margin: 8px 0 16px;
border: 1px solid #ccc;
border-radius: 8px;
}
.chat-lp__next,
.chat-lp__submit {
width: 100%;
padding: 12px;
border: none;
border-radius: 8px;
color: #fff;
background: #e8594f;
cursor: pointer;
}
最後に、JavaScript でステップの切り替えと、入力内容をチェックアウトに渡す処理を実装します。ここでは Cart Permalink を使い、商品をカートに入れた状態でチェックアウトへ遷移させています。
const chatLp = document.getElementById('chatLp');
// 「次へ」ボタンでステップを切り替える
chatLp.querySelectorAll('.chat-lp__next').forEach((btn) => {
btn.addEventListener('click', () => {
const nextStep = btn.dataset.next;
chatLp.querySelectorAll('.chat-lp__step').forEach((step) => {
step.hidden = step.dataset.step !== nextStep;
});
});
});
// 送信ボタンでチェックアウトへ遷移する
chatLp.querySelector('.chat-lp__submit').addEventListener('click', () => {
const variantId = '商品のバリアントID'; // 実際のバリアントIDに置き換える
// 商品をカートに追加してからチェックアウトへ遷移
window.location.href = `/cart/${variantId}:1?checkout`;
});
このように、コードでも最低限のステップ式フォームは実装できます。ただし、固定フォームとチャットの同期、バリアント選択の制御、入力内容のチェックアウトへの正確な引き継ぎ、スマホ対応など、実用的なレベルに仕上げるには相応の開発工数が必要です。手軽に・確実に導入したい場合は、専用アプリを利用するのが現実的です。
主要アプリの料金をまとめると、以下のようになります。
日本語対応の有無は、初めて導入する方にとって重要なポイントです。
汎用ページビルダーは LP 全般を自由に作れる反面、設定項目が多く、チャット形式の購入フローや固定フォームとの同期までは作り込みが必要です。「会話しながら注文を進める」「入力内容を決済ページへ自動反映する」といった購入完了に特化した体験を、ノーコードで・日本語環境で手早く導入したいなら、最初にご紹介した「シンプルフォーム一体型LP|お手軽チャットボット購入」が最もおすすめです。7 日間の無料体験があるので、まずは自社の商材で試してみるとよいでしょう。
今回は、Shopify でフォーム一体型LP・チャットボット購入を設置できるアプリ 6 選と、コードで実装する場合のサンプルをご紹介しました。購入フォームの最適化は、集客したお客様を取りこぼさないための重要な施策です。自社の商材や運用体制に合ったアプリを選び、購入完了率の改善につなげてください。