2025/02/10

Shopifyで利用規約のチェックボックスを実現できるアプリ4選!

@ 信条刃

Shopify

今回の記事は Shopify App Store で提供されている、利用規約チェックボックスアプリについての記事です。

今回は、以下の記事を参考にしています。

利用規約チェックボックスとは

利用規約チェックボックスとは、商品ページやカートページで「利用規約」や「購入前の注意事項」などに同意を求めるために設置されるチェックボックス機能です。お客様は、このチェックボックスにチェックを入れることで規約の確認および同意の意思を示し、その後の購入フローに進みます。ネットショップにおける重要なコンプライアンス要素であり、誤注文・トラブルの防止や顧客満足度の向上に大きく寄与します。

利用規約チェックボックスを導入する利点

  1. 誤注文やトラブルの予防
    購入前に必ず同意事項を確認させることで、規約の見落としや返品リスクを下げ、トラブルを未然に防ぎます。

  2. コンプライアンス強化
    規約に明確に同意を得るプロセスを設けることで、法務面でのリスクを軽減し、安心して販売活動を行うことができます。

  3. 顧客満足度の向上
    チェックボックスの設置は、お客様に安心感を与え、ブランドへの信頼感を高めます。購入後の不一致が減るため、顧客満足度アップに繋がります。

  4. キャンペーンや年齢確認の必須チェック
    利用規約だけでなく、特定キャンペーンの条件確認や年齢認証など、多様な同意事項にも活用できます。

  5. 返品リスクの軽減
    重要事項に明確に同意を得る仕組みがあると、事後の「知らなかった」「説明を見落とした」などのトラブルを防ぎ、返品リスクを大幅に削減できます。

  6. 購入時の心理的ハードル軽減
    必須チェックにより「重要事項は確認済み」というお墨付きを顧客が得るため、購入行動に移りやすくなります。

利用規約チェックボックスアプリの選び方

  1. 商品ページ・カートページにチェックボックスを配置できるか
    どのページで利用規約への同意を得たいか、柔軟に設定できるかを確認しましょう。

  2. デザインや文言のカスタマイズ性
    ブランドイメージに合わせたデザインやメッセージを設定できるアプリを選ぶと、自然な導線が作りやすくなります。

  3. 日本語対応や管理画面の操作性
    日本語サポートがあるか、管理画面が使いやすいかどうかも重要なポイントです。

  4. 設定の自由度
    特定の商品だけにチェックボックスを設置したい、年齢確認機能をつけたいなど、店舗固有の要件に対応できるアプリを選びましょう。

  5. 料金プランと無料期間
    アプリの料金や無料期間、開発ストアでの利用条件などを把握し、コストパフォーマンスを検討してください。

  6. レビューやサポート体制
    実際の利用者からの評価やカスタマーサポートの質も、アプリ導入の際には確認しておきましょう。

おすすめの利用規約チェックボックスShopifyアプリ

ここでは、Shopify App Store にある利用規約チェックボックスアプリのうち、特に注目の 4 つをご紹介します。

1. シンプル利用規約チェックボックス|商品・カートページで使える

シンプル利用規約チェックボックス|商品・カートページで使える

商品ページやカートページに必須チェックボックスを追加できます。誤注文や規約の見落としを防ぎ、顧客満足度を高めるアプリです。

主な機能・特徴
・商品ページ・カートページにチェックボックスを表示
・規約・キャンペーン条件など多彩な項目に対応
・管理画面でメッセージやデザインのカスタマイズが可能
・日本語対応
・7日間の無料体験あり
・月額$1.89とリーズナブル

価格
Basic Plan:$1.89 / 月(7日間無料体験付き)
開発ストアなら無期限で無料利用可能

こんな方におすすめ

  • 低コストかつ、必要十分な機能でサクッと導入したい
  • 商品ごとに同意内容を変えたい
  • 日本語で安心してサポートを受けたい

2. R Terms and Condition Checkbox

カートページでの利用規約同意を必須化。無料で導入でき、シンプルに設定を行えます。

主な機能・特徴
・カートページやドロワーカートに「利用規約に同意する」チェックボックスを設置
・Age Verify(年齢確認)、Refund Policy(返品ポリシー)など、さまざまな同意事項に対応
・無料で利用可能
・英語UIのみ(日本語訳なし)
・簡単操作の管理画面

価格
無料

こんな方におすすめ

  • 導入費用をかけずにまず試してみたい
  • 英語画面でも問題なく操作できる
  • 多機能ではなく、最低限の「同意確認」機能だけあれば良い

3. Axe Checkbox Upsell Order Bump

利用規約チェックボックスに加えて、アップセル(追加購入)も狙える一石二鳥のアプリ。

主な機能・特徴
・商品ページ上にチェックボックスを設置(利用規約以外にも応用可能)
・チェックボックスに連動したアップセルオファーを提案し、AOV(客単価)を向上
・カスタマイズ性が高く、トリガー設定で特定商品やページにのみ表示可能
・英語UIのみ(日本語訳なし)
・月額$12、無料体験あり

価格
$12 / 月(無料体験あり)

こんな方におすすめ

  • 利用規約同意と同時に追加購入の販促をしたい
  • 商品ページのデザインを自由にカスタマイズしたい
  • 売上拡大とリスク軽減の両立を目指したい

4. Checkbox RRO

ウクライナ向けの電子レシート対応として、利用規約的なチェックやレシート発行機能が充実。

主な機能・特徴
・ウクライナ向け fiscal solution(電子レシート発行)を実現
・マニュアル・自動のレシート発行や Z-Report 作成
・商品、SKU、支払い種別などの細かい管理
・無料プランあり
・英語・日本語ともに翻訳なし(ウクライナ語UIメイン)

価格
Free プラン:無料(手動でのレシート生成など主要機能は利用可能)
Pro プラン:$4.99 / 月(自動閉店・開店などが含まれる)
Extra プラン:$9.99 / 月(SMS/Viber での送信機能などが追加)

こんな方におすすめ

  • ウクライナでの販売や電子レシート要件がある
  • レシート発行と利用規約チェックを一括管理したい
  • 多通貨や海外向け販売をしており、特殊要件に対応したい

価格比較

ここでは、各アプリの主な料金をまとめています。テーブル形式は使わず、シンプルに記載します。

・シンプル利用規約チェックボックス:月額$1.89(7日間無料体験)
・R Terms and Condition Checkbox:無料
・Axe Checkbox Upsell Order Bump:月額$12(無料体験あり)
・Checkbox RRO:無料プランあり(上位プラン$4.99〜$9.99)

機能面やサポート体制、UI 言語によって選択が異なります。費用だけでなく、自社の要件を満たしているか、使いやすさなどを総合的に検討してください。

Shopify アプリの日本語サポート

利用規約チェックボックスアプリを選ぶ際は、日本語でのサポートがあるかどうかも重要なポイントです。今回ご紹介したアプリのうち、日本語に対応しているのは以下の通りです。

・シンプル利用規約チェックボックス:日本語UI、サポートあり
・R Terms and Condition Checkbox:英語のみ
・Axe Checkbox Upsell Order Bump:英語のみ
・Checkbox RRO:ウクライナ語UI(日本語翻訳なし)

英語の操作に慣れていない場合や、問い合わせを日本語で行いたい場合は、シンプル利用規約チェックボックスを検討すると良いでしょう。

使いやすさ

今回ご紹介したアプリの中で、日本語サポートを含めて最も使いやすいのは「シンプル利用規約チェックボックス|商品・カートページで使える」です。低コストで必要十分な機能が揃っており、管理画面も直感的に操作できます。
また、設定したいチェックボックスの文言や表示場所のカスタマイズも簡単です。「R Terms and Condition Checkbox」のように無料のアプリを試してみるのも良いですが、日本語サポートの有無を重視するなら、まずはシンプル利用規約チェックボックスから導入を検討してみるとスムーズです。

コーディングによる実装例

Shopify のテーマ上で、カートページや商品ページに利用規約チェックボックスを設置する方法の一例を示します。ここでは非常にシンプルなサンプルコードですので、実際にはアプリやテーマに応じた調整が必要です。

<!-- 商品ページ(product.liquid または product-template.liquidなど)の例 -->
<div class="product-form">
  <!-- 既存の「カートに入れる」ボタンやフォームがある想定 -->
  
  <!-- 利用規約チェックボックス -->
  <label>
    <input type="checkbox" name="agree_terms" required>
    利用規約に同意する
  </label>
  
  <!-- カートに入れるボタン -->
  <button type="submit">
    カートに入れる
  </button>
</div>

<!-- カートページ(cart.liquid など)の例 -->
<form action="/cart" method="post">
  <!-- 既存のカート情報や数量更新フォームがある想定 -->
  
  <!-- 同意チェックボックス -->
  <label>
    <input type="checkbox" name="accept_terms" required>
    ご購入前に必ず利用規約をご確認ください
  </label>
  
  <!-- チェックがされていない場合のアラートなどをJSで制御すると◎ -->
  <button type="submit">購入手続きへ進む</button>
</form>

上記のように、required 属性を付与することで、お客様がチェックを付けない限り次のステップへ進めない仕組みを作ることができます。また、JavaScript でチェックボックスの状態を監視し、エラーメッセージを表示するなどの細かいカスタマイズも可能です。

実際にはアプリを導入すると、管理画面でチェックボックスの表示位置や文言をカスタマイズでき、複雑なコード修正が不要になる場合が多いので、まずはアプリの管理画面設定を活用してみてください。

終わりに

今回は、Shopify 上で利用規約チェックボックス機能を実現できるアプリを 4 つご紹介しました。
どのアプリも「コンプライアンスの強化」や「顧客満足度の向上」に大きく貢献するため、ぜひストアに合ったものを導入してみてください。
特に日本語サポートを重視する場合は「シンプル利用規約チェックボックス」を、無料でまず試したい場合は「R Terms and Condition Checkbox」を検討してみると良いでしょう。

今後も、Shopify に関連するアプリや機能をご紹介していきますので、気になった方はぜひ他の記事も併せてご覧ください。ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

参考記事

今回は、以下の記事を参考にしています。

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