2026/05/25

Shopify に商品診断&商品絞り込みを設置できるアプリ6選を紹介!コレクションフィルターで「探せる」ストアへ

@ 信条刃

Shopify

今回の記事は Shopify App Store で提供されている、商品診断・商品絞り込み(コレクションフィルター)アプリについての記事です。商品数が増えてくると、お客様が「自分に合う商品」を見つけられずに離脱してしまうことがあります。この記事では、その課題を解決するアプリを6つご紹介し、あわせてコード編集で実装する方法も解説します。

商品診断・商品絞り込みとは

商品診断とは、お客様にいくつかの質問を投げかけ、その回答に応じて最適な商品を提案する仕組みのことです。アパレルなら「どんなシーンで着たいか」、コスメなら「肌質や悩み」などを尋ね、結果に合わせて商品を案内します。実店舗での接客を、オンライン上で自動的に再現するイメージです。

商品絞り込み(コレクションフィルター)は、タグ・商品タイプ・販売元・コレクションといった条件で商品リストを絞り込む仕組みです。この2つは地続きで、質問に答える感覚で条件を選ばせれば、絞り込み自体がそのまま「診断体験」になります。商品数が多いストアほど、こうした仕組みの有無が回遊率とコンバージョン率を大きく左右します。

今回は以下の記事を参考にしています。

商品診断・商品絞り込みを導入する利点

  1. お客様が迷わず目的の商品にたどり着ける
    商品数が多いストアでは、目的の商品を探すだけで疲れて離脱してしまうことがあります。質問形式で条件を選ばせることで、回遊の負担を減らせます。

  2. コンバージョン率の向上が期待できる
    「自分に合う」と感じた商品は購入につながりやすくなります。診断でお客様の意図を絞り込めば、提案の精度が上がります。

  3. 接客の自動化につながる
    「何をお探しですか?」という実店舗の接客を、無人で再現できます。スタッフの手をかけずに一人ひとりへの提案が可能です。

  4. 直帰率・離脱率の改善
    トップページから興味のあるカテゴリへスムーズに案内できるため、入口での離脱を防ぎやすくなります。

  5. 在庫消化・回遊のコントロール
    見せたい商品やコレクションへ誘導できるため、特定カテゴリの露出を増やすといった運用が可能になります。

  6. データに基づく改善
    どの条件が選ばれているかを把握できれば、品揃えやコレクション構成の改善にも役立ちます。

商品診断・商品絞り込みアプリの選び方

数多くあるアプリの中から自社に合うものを選ぶには、いくつかの観点を持っておくと判断しやすくなります。

  • フィルターの種類(タグ・商品タイプ・販売元・コレクションなどに対応しているか)
  • お客様向けの「診断・絞り込み体験」を作れるか、それとも管理者向けの「並び替え」中心か
  • デザインのカスタマイズ性(ストアのブランドに馴染ませられるか)
  • ノーコードで設置・運用できるか
  • 料金体系と無料体験の有無
  • 日本語対応・サポート体制

特に「お客様自身に条件を選ばせたい」のか「ストア側で並びを自動最適化したい」のかで、選ぶべきアプリの方向性が変わります。目的を明確にしたうえで選ぶのがおすすめです。

おすすめの商品診断・商品絞り込み Shopify アプリ

シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター ☆ 迷ったらこれ

シンプル商品診断&絞り込みアプリのメイン画像

文章の中のドロップダウンから条件を選ぶだけ。お客様が質問に答える感覚で商品にたどり着けるアプリです。

特徴・機能

株式会社 UnReact が提供する「シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター」は、文章の中にドロップダウンを埋め込んだ "センテンス型" の商品絞り込みブロックをストアに追加できるアプリです。「〇〇を探しています」という文章の一部がドロップダウンになっており、お客様はクイズに答える感覚で条件を選べます。選ぶたびに商品が即座に絞り込まれるので、欲しい商品にスムーズにたどり着けます。

  • 文章スタイルのドロップダウンで、直感的に商品を絞り込める
  • タグ・商品タイプ・販売元・コレクションの4種類のフィルターに対応
  • 2つのフィルターを連動させるカスケード絞り込みが使える
  • カードデザイン(ミニマル/ボーダー/シャドウ)や角丸・背景色・画像比率を調整できる
  • セールバッジ(割引率/テキスト)や売り切れバッジを表示できる
  • クイックビューやカート追加ボタンを標準搭載
  • コーディング不要、ワンクリックでテーマに追加できる

価格設定

OT | Collection Sort & Manage

OT | Collection Sort & Manage のアプリストア画像

50種類以上のソートオプションと在庫商品の優先表示で、コレクションのマーチャンダイジングを最適化します。

特徴・機能

OT | Collection Sort & Manage は、Ouiteo Technologies が提供するコレクション管理アプリです。50種類以上のソートオプションを備え、メタフィールドやマルチセグメント、カスタムソート、商品グループ、ポジション固定といった細かな制御が可能です。

  • 50種類以上のソートタイプ(収益・ビューなど)に対応
  • 新着・再入荷・注目商品を優先表示、売り切れ商品を降格
  • 注目商品をマルチセレクト/ドラッグ&ドロップでロック
  • 在庫切れ商品の非表示(SEOリダイレクト・在庫アラート付き)
  • 高度なアナリティクスでコレクションを分析

価格設定

  • Starter:無料(500商品・5コレクションまで)
  • Bronze:月額 $4.99(1,000商品・100コレクションまで)
  • Silver:月額 $9.99(50,000商品・300コレクションまで)
  • Gold:月額 $29.99(100,000商品まで・スマートミックスソート対応)

Sort'd ‑ Prime Collection Sort

Sort'd ‑ Prime Collection Sort のアプリストア画像

ドラッグ&ドロップとアナリティクスで、コレクションのマーチャンダイジングをプロ仕様に。Built for Shopify 認定アプリです。

特徴・機能

Sort'd ‑ Prime Collection Sort は、Beefy Nachos Ltd が提供する高機能なマーチャンダイジングツールです。ドラッグ&ドロップでの並び替えに加え、自動化やアナリティクス、A/B テストまで備えており、並び替え作業の時短と成果の最大化を両立します。

  • プロ仕様のドラッグ&ドロップマーチャンダイザー
  • すべてのコレクションを自動で並び替える「Set & Forget」自動化
  • マーチャンダイジングを可視化するアナリティクス
  • 商品・コレクションのパフォーマンススコア表示
  • マーチャンダイジングの A/B テスト(上位プラン)

価格設定

  • Merchandiser Free:無料(ドラッグ&ドロップ・自動化・売り切れ降格)
  • Premium:月額 $29(アナリティクス・メタフィールドソートなど)
  • Premium Pro:月額 $70〜(A/B テスト・セッション数に応じた従量課金)

Flexible Collection Sort

Flexible Collection Sort のアプリストア画像

シンプルな操作で、コレクション内の商品並びを素早く管理できる低価格アプリです。

特徴・機能

Flexible Collection Sort は、pluginappstore が提供する、低価格でシンプルにコレクションの商品順を管理できるアプリです。複数商品を同時にソートしたり、ランダムに並べ替えたりと、必要十分な機能をコンパクトにまとめています。

  • 自動ランダムソート
  • スマートコレクション選択
  • 複数商品の同時ソート
  • 複数商品の高速ポジショニング
  • PC/モバイルモードのプレビュー

価格設定

  • Basic plan
    月額 $4。全機能を無制限に利用でき、7日間の無料体験が可能です。低コストで導入したいストアに向いています。

syncX: Stock Sync & Inventory

syncX: Stock Sync & Inventory のアプリストア画像

在庫同期を軸に、スマートなコレクションソートまでこなすオールインワンの在庫自動化アプリです。日本語に対応しています。

特徴・機能

syncX: Stock Sync & Inventory は、SyncX が提供する在庫同期・自動化アプリです。複数店舗やサプライヤー、ERP/WMS からの在庫同期を主軸としつつ、コレクションのスマートソート機能も備えています。売り切れ商品を下げ、売れ筋を上げるといった整理を在庫運用とあわせて行えます。

  • Google Sheets・FTP・Dropbox・REST API など、あらゆるソースから同期
  • 複数店舗のリアルタイム在庫同期で売り越しを防止
  • AI による SEO・タグ・カテゴリマッピング、商品の一括編集
  • コレクションのソート(売り切れ降格・売れ筋上位)
  • メタフィールドでの追加情報(寸法・素材・入荷予定日など)管理

価格設定

  • Free Plan:無料(2,000商品まで・手動更新のみ)
  • Starter:月額 $7(80以上の接続方法・1日1回スケジュール)
  • Expert:月額 $10(5万商品まで・1日12回スケジュール・AI 生成コンテンツ)

Collection Sort & Category | KX

Collection Sort & Category | KX のアプリストア画像

100以上のデータ指標を使った AI コレクションソートと、1:1 のパーソナライズドレコメンドを実現します。

特徴・機能

Collection Sort & Category | KX は、Kimonix が提供する大規模カタログ向けの AI マーチャンダイジングプラットフォームです。収益・コンバージョン・利益率・在庫・サイズ在庫・返品・レビューなど、100以上のデータ指標を使ってノーコードでコレクションをソートできます。

  • 収益・利益・在庫・サイズ在庫・返品などでの AI コレクションソート
  • ブランドが定義したグループ単位でのセグメントソート
  • コレクションの A/B テスト
  • マーケット(地域)ごとのマーチャンダイジング
  • Klaviyo や広告キャンペーンと連携する 1:1 の AI レコメンド

価格設定

  • Starter:月額 $19(5コレクション・1日1回更新)
  • Advanced:月額 $79(50コレクション・1:1 レコメンド・1日2回更新)
  • Superior:月額 $299(200コレクション・A/B テスト・Shopify Markets 連携)

テーマのコード編集で商品絞り込みを実装する方法

アプリを使わず、テーマのコードを編集して簡易的な「センテンス型」の商品絞り込みを実装することもできます。ここでは、商品タグで絞り込むシンプルな例を紹介します。カスタムセクションやスニペットとして組み込む想定です。

HTML(Liquid)を追加

まず、文章の中にドロップダウンを埋め込んだ絞り込みフォームと、商品グリッドを用意します。コレクションページのテンプレートやカスタムセクションに記述します。

<div class="product-finder">
  <p class="product-finder__sentence">
    <span>あなたにぴったりの</span>
    <select id="finder-tag" class="product-finder__select">
      <option value="">すべて</option>
      {% assign all_tags = collection.all_tags %}
      {% for tag in all_tags %}
        <option value="{{ tag | downcase }}">{{ tag }}</option>
      {% endfor %}
    </select>
    <span>を探しています</span>
  </p>

  <div class="product-finder__grid" id="finder-grid">
    {% for product in collection.products %}
      <div class="product-finder__card"
           data-tags="{{ product.tags | join: ',' | downcase }}">
        <a href="{{ product.url }}">
          <img src="{{ product.featured_image | image_url: width: 400 }}"
               alt="{{ product.title | escape }}" loading="lazy">
          <p class="product-finder__title">{{ product.title }}</p>
          <p class="product-finder__price">{{ product.price | money }}</p>
        </a>
      </div>
    {% endfor %}
  </div>

  <p class="product-finder__empty" id="finder-empty" hidden>
    該当する商品が見つかりませんでした。
  </p>
</div>

CSS を追加

次に、文章とドロップダウン、商品グリッドの見た目を整えます。テーマの CSS ファイルか、セクションの {% stylesheet %} 内に記述します。

.product-finder__sentence {
  font-size: 1.25rem;
  line-height: 2;
  margin-bottom: 24px;
}

.product-finder__select {
  border: none;
  border-bottom: 2px solid #333;
  background: transparent;
  font-size: 1.25rem;
  padding: 2px 8px;
  cursor: pointer;
}

.product-finder__grid {
  display: grid;
  grid-template-columns: repeat(4, 1fr);
  gap: 16px;
}

@media (max-width: 749px) {
  .product-finder__grid {
    grid-template-columns: repeat(2, 1fr);
  }
}

.product-finder__card img {
  width: 100%;
  height: auto;
  border-radius: 8px;
}

JavaScript を追加

最後に、ドロップダウンの選択に応じて商品カードを絞り込む処理を追加します。選択されたタグを持つカードだけを表示し、該当が0件のときはメッセージを表示します。

document.addEventListener('DOMContentLoaded', () => {
  const select = document.getElementById('finder-tag');
  const cards = document.querySelectorAll('.product-finder__card');
  const emptyMessage = document.getElementById('finder-empty');

  const applyFilter = () => {
    const selected = select.value;
    let visibleCount = 0;

    cards.forEach((card) => {
      const tags = (card.dataset.tags || '').split(',');
      const isMatch = selected === '' || tags.includes(selected);
      card.hidden = !isMatch;
      if (isMatch) visibleCount += 1;
    });

    // 0件のときだけメッセージを表示する
    emptyMessage.hidden = visibleCount !== 0;
  };

  select.addEventListener('change', applyFilter);
});

コード実装の注意点

このサンプルは「コレクション内の商品をタグで絞り込む」最小限の実装です。実運用では以下のような点に注意が必要です。

  • コレクションの商品数が多い場合、全商品を一度に出力するとページが重くなるため、ページネーションや遅延読み込みの工夫が必要です。
  • 2つのフィルターを連動させる「カスケード絞り込み」や、クイックビュー・カート追加までを自前で実装するのはかなりの工数になります。
  • テーマをアップデートするとコードが上書きされる可能性があるため、変更箇所の管理が必要です。

ここまで作り込むくらいなら、最初から商品診断・絞り込みアプリを導入したほうが、結果的に早く・安全に運用できるケースがほとんどです。まずはアプリで小さく試し、必要に応じてコード編集を検討するのがおすすめです。

価格比較

主要なアプリの料金と特徴を整理すると、次のようになります。

  • シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター:月額 $6.99。文章型ドロップダウンでお客様が直感的に絞り込める。クイックビュー・カート追加対応
  • OT | Collection Sort & Manage:無料〜月額 $29.99。50種類以上のソートと在庫商品の優先表示
  • Sort'd ‑ Prime Collection Sort:無料〜月額 $70。ドラッグ&ドロップとアナリティクス、A/B テスト
  • Flexible Collection Sort:月額 $4。シンプル&低価格な並び替え
  • syncX: Stock Sync & Inventory:無料〜月額 $10。在庫同期とスマートソートの両立
  • Collection Sort & Category | KX:月額 $19〜$299。AI ソートと 1:1 レコメンド

Shopify アプリの日本語サポート

日本語に対応しているかどうかも、導入時の大切な判断材料です。

  • シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター:日本語対応(国内開発・日本語サポート)
  • syncX: Stock Sync & Inventory:日本語表示に対応
  • OT | Collection Sort & Manage:英語のみ
  • Sort'd ‑ Prime Collection Sort:英語のみ
  • Flexible Collection Sort:英語のみ
  • Collection Sort & Category | KX:英語のみ

海外製アプリは高機能なものが多い一方、管理画面が英語のため設定でつまずきやすい傾向があります。日本語でのサポートを重視するなら、国産の「シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター」が安心です。

使いやすさ

総合的に見て、最初の1本としておすすめなのは 「シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター」 です。多くの海外製アプリが「ストア側でコレクションの並びを自動最適化する」管理者向けの機能に寄っているのに対し、本アプリは お客様自身が文章の中のドロップダウンから条件を選び、診断する感覚で商品にたどり着ける という、購入体験そのものを改善するアプリです。

ノーコードでワンクリック設置でき、カードデザインやクイックビューまで日本語の管理画面から細かく調整できます。月額 $6.99・7日間無料体験と導入ハードルも低いため、まずは気軽に試せます。

終わりに

商品診断・商品絞り込み(コレクションフィルター)は、商品数が多いストアほど効果を発揮する施策です。お客様が迷わず目的の商品にたどり着ける導線を用意することで、回遊率・コンバージョン率の向上が期待できます。

コード編集での実装も可能ですが、カスケード絞り込みやクイックビューまで作り込むと工数がかさみます。まずはアプリで小さく始めて、効果を確かめながら育てていくのがおすすめです。

今回は以下の記事を参考にしています。

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