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今回の記事は Shopify App Store で提供されている、商品診断・商品絞り込み(コレクションフィルター)アプリについての記事です。商品数が増えてくると、お客様が「自分に合う商品」を見つけられずに離脱してしまうことがあります。この記事では、その課題を解決するアプリを6つご紹介し、あわせてコード編集で実装する方法も解説します。
商品診断とは、お客様にいくつかの質問を投げかけ、その回答に応じて最適な商品を提案する仕組みのことです。アパレルなら「どんなシーンで着たいか」、コスメなら「肌質や悩み」などを尋ね、結果に合わせて商品を案内します。実店舗での接客を、オンライン上で自動的に再現するイメージです。
商品絞り込み(コレクションフィルター)は、タグ・商品タイプ・販売元・コレクションといった条件で商品リストを絞り込む仕組みです。この2つは地続きで、質問に答える感覚で条件を選ばせれば、絞り込み自体がそのまま「診断体験」になります。商品数が多いストアほど、こうした仕組みの有無が回遊率とコンバージョン率を大きく左右します。
今回は以下の記事を参考にしています。
お客様が迷わず目的の商品にたどり着ける
商品数が多いストアでは、目的の商品を探すだけで疲れて離脱してしまうことがあります。質問形式で条件を選ばせることで、回遊の負担を減らせます。
コンバージョン率の向上が期待できる
「自分に合う」と感じた商品は購入につながりやすくなります。診断でお客様の意図を絞り込めば、提案の精度が上がります。
接客の自動化につながる
「何をお探しですか?」という実店舗の接客を、無人で再現できます。スタッフの手をかけずに一人ひとりへの提案が可能です。
直帰率・離脱率の改善
トップページから興味のあるカテゴリへスムーズに案内できるため、入口での離脱を防ぎやすくなります。
在庫消化・回遊のコントロール
見せたい商品やコレクションへ誘導できるため、特定カテゴリの露出を増やすといった運用が可能になります。
データに基づく改善
どの条件が選ばれているかを把握できれば、品揃えやコレクション構成の改善にも役立ちます。
数多くあるアプリの中から自社に合うものを選ぶには、いくつかの観点を持っておくと判断しやすくなります。
特に「お客様自身に条件を選ばせたい」のか「ストア側で並びを自動最適化したい」のかで、選ぶべきアプリの方向性が変わります。目的を明確にしたうえで選ぶのがおすすめです。
文章の中のドロップダウンから条件を選ぶだけ。お客様が質問に答える感覚で商品にたどり着けるアプリです。
株式会社 UnReact が提供する「シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター」は、文章の中にドロップダウンを埋め込んだ "センテンス型" の商品絞り込みブロックをストアに追加できるアプリです。「〇〇を探しています」という文章の一部がドロップダウンになっており、お客様はクイズに答える感覚で条件を選べます。選ぶたびに商品が即座に絞り込まれるので、欲しい商品にスムーズにたどり着けます。
Basic Plan
月額 $6.99(年額 $69.90 で17%お得)。インストールから7日間の無料体験が可能で、年払いなら実質2ヶ月分無料でお得に利用できます。
詳細なご利用ガイドはこちら

50種類以上のソートオプションと在庫商品の優先表示で、コレクションのマーチャンダイジングを最適化します。
OT | Collection Sort & Manage は、Ouiteo Technologies が提供するコレクション管理アプリです。50種類以上のソートオプションを備え、メタフィールドやマルチセグメント、カスタムソート、商品グループ、ポジション固定といった細かな制御が可能です。

ドラッグ&ドロップとアナリティクスで、コレクションのマーチャンダイジングをプロ仕様に。Built for Shopify 認定アプリです。
Sort'd ‑ Prime Collection Sort は、Beefy Nachos Ltd が提供する高機能なマーチャンダイジングツールです。ドラッグ&ドロップでの並び替えに加え、自動化やアナリティクス、A/B テストまで備えており、並び替え作業の時短と成果の最大化を両立します。

シンプルな操作で、コレクション内の商品並びを素早く管理できる低価格アプリです。
Flexible Collection Sort は、pluginappstore が提供する、低価格でシンプルにコレクションの商品順を管理できるアプリです。複数商品を同時にソートしたり、ランダムに並べ替えたりと、必要十分な機能をコンパクトにまとめています。

在庫同期を軸に、スマートなコレクションソートまでこなすオールインワンの在庫自動化アプリです。日本語に対応しています。
syncX: Stock Sync & Inventory は、SyncX が提供する在庫同期・自動化アプリです。複数店舗やサプライヤー、ERP/WMS からの在庫同期を主軸としつつ、コレクションのスマートソート機能も備えています。売り切れ商品を下げ、売れ筋を上げるといった整理を在庫運用とあわせて行えます。

100以上のデータ指標を使った AI コレクションソートと、1:1 のパーソナライズドレコメンドを実現します。
Collection Sort & Category | KX は、Kimonix が提供する大規模カタログ向けの AI マーチャンダイジングプラットフォームです。収益・コンバージョン・利益率・在庫・サイズ在庫・返品・レビューなど、100以上のデータ指標を使ってノーコードでコレクションをソートできます。
アプリを使わず、テーマのコードを編集して簡易的な「センテンス型」の商品絞り込みを実装することもできます。ここでは、商品タグで絞り込むシンプルな例を紹介します。カスタムセクションやスニペットとして組み込む想定です。
まず、文章の中にドロップダウンを埋め込んだ絞り込みフォームと、商品グリッドを用意します。コレクションページのテンプレートやカスタムセクションに記述します。
<div class="product-finder">
<p class="product-finder__sentence">
<span>あなたにぴったりの</span>
<select id="finder-tag" class="product-finder__select">
<option value="">すべて</option>
{% assign all_tags = collection.all_tags %}
{% for tag in all_tags %}
<option value="{{ tag | downcase }}">{{ tag }}</option>
{% endfor %}
</select>
<span>を探しています</span>
</p>
<div class="product-finder__grid" id="finder-grid">
{% for product in collection.products %}
<div class="product-finder__card"
data-tags="{{ product.tags | join: ',' | downcase }}">
<a href="{{ product.url }}">
<img src="{{ product.featured_image | image_url: width: 400 }}"
alt="{{ product.title | escape }}" loading="lazy">
<p class="product-finder__title">{{ product.title }}</p>
<p class="product-finder__price">{{ product.price | money }}</p>
</a>
</div>
{% endfor %}
</div>
<p class="product-finder__empty" id="finder-empty" hidden>
該当する商品が見つかりませんでした。
</p>
</div>
次に、文章とドロップダウン、商品グリッドの見た目を整えます。テーマの CSS ファイルか、セクションの {% stylesheet %} 内に記述します。
.product-finder__sentence {
font-size: 1.25rem;
line-height: 2;
margin-bottom: 24px;
}
.product-finder__select {
border: none;
border-bottom: 2px solid #333;
background: transparent;
font-size: 1.25rem;
padding: 2px 8px;
cursor: pointer;
}
.product-finder__grid {
display: grid;
grid-template-columns: repeat(4, 1fr);
gap: 16px;
}
@media (max-width: 749px) {
.product-finder__grid {
grid-template-columns: repeat(2, 1fr);
}
}
.product-finder__card img {
width: 100%;
height: auto;
border-radius: 8px;
}
最後に、ドロップダウンの選択に応じて商品カードを絞り込む処理を追加します。選択されたタグを持つカードだけを表示し、該当が0件のときはメッセージを表示します。
document.addEventListener('DOMContentLoaded', () => {
const select = document.getElementById('finder-tag');
const cards = document.querySelectorAll('.product-finder__card');
const emptyMessage = document.getElementById('finder-empty');
const applyFilter = () => {
const selected = select.value;
let visibleCount = 0;
cards.forEach((card) => {
const tags = (card.dataset.tags || '').split(',');
const isMatch = selected === '' || tags.includes(selected);
card.hidden = !isMatch;
if (isMatch) visibleCount += 1;
});
// 0件のときだけメッセージを表示する
emptyMessage.hidden = visibleCount !== 0;
};
select.addEventListener('change', applyFilter);
});
このサンプルは「コレクション内の商品をタグで絞り込む」最小限の実装です。実運用では以下のような点に注意が必要です。
ここまで作り込むくらいなら、最初から商品診断・絞り込みアプリを導入したほうが、結果的に早く・安全に運用できるケースがほとんどです。まずはアプリで小さく試し、必要に応じてコード編集を検討するのがおすすめです。
主要なアプリの料金と特徴を整理すると、次のようになります。
日本語に対応しているかどうかも、導入時の大切な判断材料です。
海外製アプリは高機能なものが多い一方、管理画面が英語のため設定でつまずきやすい傾向があります。日本語でのサポートを重視するなら、国産の「シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター」が安心です。
総合的に見て、最初の1本としておすすめなのは 「シンプル商品診断&絞り込み|お手軽コレクションフィルター」 です。多くの海外製アプリが「ストア側でコレクションの並びを自動最適化する」管理者向けの機能に寄っているのに対し、本アプリは お客様自身が文章の中のドロップダウンから条件を選び、診断する感覚で商品にたどり着ける という、購入体験そのものを改善するアプリです。
ノーコードでワンクリック設置でき、カードデザインやクイックビューまで日本語の管理画面から細かく調整できます。月額 $6.99・7日間無料体験と導入ハードルも低いため、まずは気軽に試せます。
商品診断・商品絞り込み(コレクションフィルター)は、商品数が多いストアほど効果を発揮する施策です。お客様が迷わず目的の商品にたどり着ける導線を用意することで、回遊率・コンバージョン率の向上が期待できます。
コード編集での実装も可能ですが、カスケード絞り込みやクイックビューまで作り込むと工数がかさみます。まずはアプリで小さく始めて、効果を確かめながら育てていくのがおすすめです。
今回は以下の記事を参考にしています。