@ 酒井悠宇
「なるほどデザイン」という本をよんで、おもしろーって思った考え方をメモっていきます。
デザインをすることは、時に「伝えたい量」と「伝わる量」との戦いになります。言いたいこと同士が喧嘩したり、多すぎたりすると、表現がどんどんぼやけてしまう。あれもこれもそれも、全部入れたい!と欲張った結果、要素が多くてごちゃごちゃになり、結局見る気を失わせてしますかもしれません。全てを伝えようとするデザインは、結局のところ、何も伝わらないデザインにしかなり得ない。「何がダイジなんだっけ?」を考えることを忘れずに、伝えたいことの取捨選択と強調をしましょう。
天秤に乗り切らないくらいたくさんの「伝えたいこと」があったら、数を絞り込む。
両方同時に実現できないことは、天秤の左右に乗せてみて、優先順位をつける。
よりダイジな方を強調するため、サイズや分量、強さや色を調整していく。
ダイジな「主役」が他の脇役たちに埋もれてしまわないように、スポットライトを当てましょう。読み手の目線が迷わず重要な場所へ向かうように、デザインで舞台を整理整頓してあげる必要があります。その1の「ダイジ度天秤」が意味の優先づけなら、こちらは見た目の優先づけと言えます。デザインした本人が「主役」の要素がすぐにわかるとしても、それはすでに内容を理解しているからに過ぎません。予備知識のない人が初めて見た時、同じようにすぐ理解してもらえるとは限らない。そのチェックには、離れた場所からデザインを眺める方法が有効です。通常よりも大幅に離れた、文章が読めないくらいの距離からデザインを眺めてみて、それでもなお「主役」がちゃんと分かればOK。「机で見てたときは良さそうだったけど、離れてみたらわからなくなった」ならまだまだライトが弱い証拠。
いつもの数倍離れた距離からデザインを見てみて、どう感じるかチェックする。
主役にすぐ目が向かわなかったら、何らかの方法でライトを当てていく。
「地と図」という概念があります。図はカタチのあるもので、手前に出てきやすい。その背景に当たるのが地で、奥まって感じられやすい性質がありあます。この2つにはシーソーのような相関関係があり、図に意識が行くと地への認識は弱くなります。この性質を生かしたのが地のライト。たった一つ「地」があるだけで、他への意識が弱まり、主役がふっと浮かび上がります。
主役っぽくなったかな?と離れたところから確認してみる。
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デザインをする上での基本的な考え方をいい感じに学べました!
今後も引き続きデザインをする上で重要になってくる考え方について学んでいきたいと思います!
最後までごらんいただきありがとうございました!