本記事では、Shopify のカウントダウンアプリに注目してみます。商品のセールや発売日、キャンペーンなどをカウントダウンで告知することで、顧客の購買意欲を高め、売上を伸ばすことが可能です。
カウントダウンアプリについて調べるにあたり、以下のアプリ情報を参考にしています。
これらを順に紹介していきます。
今回は、以下の記事を参考にしています。
カウントダウンタイマーは、商品ページやトップページなどに「あと〇日〇時間〇分でセール終了!」のような残り時間を視覚的に表示する機能です。ショップ運営者にとっては、以下のようなメリットがあります。
一方、購入を検討している顧客側からしても「いつまでに購入すればお得か」がすぐわかるため、スムーズな購入行動につながる利点があります。
緊急性の訴求によるコンバージョン向上
カウントダウンが表示されることで「あと少しで終わってしまう」という感情を刺激し、迷っている顧客の背中を押します。機会損失を恐れる心理(FOMO)が働き、購買意欲が高まります。
セールやキャンペーンの可視化
「セール終了まで○時間」などの文言を明確に打ち出せるため、キャンペーン訴求が直感的に伝わります。特に短期間のフラッシュセールでは効果的です。
限定感・希少性の演出
在庫数が少ない場合や、期間限定商品などをカウントダウンタイマーで示すことで、早期購入をうながしやすくなります。
売上アップのサポート
緊急感により購買タイミングが早まりやすく、結果として売上を伸ばすきっかけになります。カート放棄を減らす目的でも有効です。
リピーター獲得のきっかけ
カウントダウンをきっかけにセールやイベントを頻繁に実施し、定期的に訪れてもらう仕組みをつくると、リピーターの獲得にもつながります。
カウントダウンタイマーアプリを選択する際には、以下のポイントに注目しましょう。
デザインのカスタマイズ性
カウントダウンのカラーや文字フォント、配置などを自由に変更できるかは重要です。ストアのブランディングに合ったデザインに合わせられるアプリがおすすめです。
コード不要で設置できるか
Shopify管理画面から簡単に配置設定ができるかどうか確認しましょう。初心者でも扱いやすく、かつテーマへの変更が最小限に済むアプリが理想的です。
複数ページへの柔軟な設置
商品ページ、コレクションページ、トップページ、カートページなど、どのページにも対応できるかチェックしてください。複数の場所にカウントダウンタイマーを表示することで、より広い接点で顧客を刺激できます。
ターゲティング機能
地域やユーザ属性によって異なるタイマーを表示したい場合や、在庫数・セール内容に応じて自動切り替えしたい場合は、高度なターゲティングができるアプリを選ぶと便利です。
日本語サポートの有無
日本語のドキュメントや問い合わせ対応があると、困った際にスムーズにサポートを受けられます。運営を円滑にするためにも、言語サポートは重要です。
ここからは、それぞれのアプリの特徴と価格を紹介していきます。いずれも Shopify App Store からインストール可能です。
商品ごとにカウントダウンを設置可能。コード不要で、シンプルに導入したい方におすすめ。
日本語を含む複数言語対応。小規模から大規模ストアまで使える柔軟なプランあり。
多くのレビュー数を誇る人気アプリ。豊富なターゲティング機能を備え、複数タイプのカウントダウンを柔軟に実装可能。
豊富な言語サポートが特徴。1回限り、繰り返し、毎週など多様なイベントにも柔軟対応。
固定日タイマーから訪問者ごとに変動するエバーグリーンタイマーまで、用途に応じて使い分け可能。
カウントダウン以外にも、在庫カウントやBOGO、バッジ表示など複数の販促ツールがまとめて使えるオールインワンアプリ。
無料インストールプランあり。豊富なテンプレートで初心者でもすぐに緊急感を演出できる。
既存のテンプレートを使い手軽に設定可能。利用制限を月間PV数ベースで選べるため、PV数が少ないショップでも導入しやすい。
ここでは、各アプリの有料プランを簡単に比較しやすくまとめます(テキストで表現しています)。
シンプルカウントダウンタイマー
Essential Countdown Timer Bar
Hextom: Countdown Timer Bar
Countdown Timer Bar Samita
GSC Countdown Timer Bar
Hextom:究極のセールスブースト
GA:Urgency Countdown Timer Bar
TicTac ‑ Countdown Timer bar
日本語でのヘルプドキュメントやサポートは、困ったときに非常に心強いものです。
紹介したアプリの中で、日本語対応・日本語サポートが確認できるものは下記です(2025年2月時点の情報です)。
シンプルカウントダウンタイマー|お手軽残り時間表示
… 日本語対応
Essential Countdown Timer Bar
… 多言語対応(日本語含む)
Hextom: Countdown Timer Bar
… 多言語対応(日本語含む)
Countdown Timer Bar Samita
… 多言語対応(日本語含む)
GSC Countdown Timer Bar
… UI は英語だが、基本的な設定は簡単
Hextom:究極のセールスブースト
… 多言語対応(日本語含む)
GA:Urgency Countdown Timer Bar
… UI は英語のみ
TicTac ‑ Countdown Timer bar
… UI は英語のみ
どのアプリもそれぞれ特徴や機能がありますが、**「シンプルカウントダウンタイマー|お手軽残り時間表示」**は、その名の通り導入・管理がわかりやすく、日本語サポートも充実しているため、初めてカウントダウンアプリを導入する方には特におすすめです。
もちろん、セールやキャンペーンの形態によっては、ターゲティング機能や高度なスケジューリングが必要になる場合もあります。そのようなときには、Hextom 系や Essential Apps などの機能豊富なアプリを選ぶと良いでしょう。
ここでは、Shopify テーマに簡単なカウントダウンタイマーを埋め込む場合の例を紹介します。実際の導入はアプリを使えばコード不要でできるケースが多いですが、テーマに直接スクリプトを追加してカスタマイズしたい場合に参考になるサンプルです。
例:theme.liquid
などに追記する場合
<div id="countdown-timer" style="font-size: 24px; font-weight: bold; color: #e53e3e;">
セール終了まで:<span id="time-remaining"></span>
</div>
<script>
// セール終了日時(例:2025-12-31 23:59:59)
const saleEndDate = new Date("2025-12-31T23:59:59").getTime();
function updateCountdown() {
const now = new Date().getTime();
const distance = saleEndDate - now;
if (distance < 0) {
document.getElementById("time-remaining").innerText = "セールは終了しました";
return;
}
const days = Math.floor(distance / (1000 * 60 * 60 * 24));
const hours = Math.floor((distance % (1000 * 60 * 60 * 24)) / (1000 * 60 * 60));
const minutes = Math.floor((distance % (1000 * 60 * 60)) / (1000 * 60));
const seconds = Math.floor((distance % (1000 * 60)) / 1000);
document.getElementById("time-remaining").innerText =
days + "日 " + hours + "時間 " + minutes + "分 " + seconds + "秒 ";
}
// 1秒ごとに更新
setInterval(updateCountdown, 1000);
</script>
このように、JavaScript で日付計算を行い、DOM に書き込むだけで簡易的なカウントダウンタイマーを実装できます。ただし、アプリを活用すればデザインカスタマイズや在庫数と連動させるなど、より高度なことがコード不要で実現可能です。
今回は、Shopify カウントダウンタイマーアプリについてご紹介しました。セールやキャンペーンの盛り上げ施策として、緊急感を演出するカウントダウンタイマーは非常に有効です。ぜひ自分のショップにあったアプリを選び、売上アップやリピーター獲得に活用してみてください。
また、アプリ導入だけでなく、実際にテーマ上でのコード実装例も示しました。シンプルな実装ならそれほど難しくはありませんが、デザインや在庫状況と連動した複雑な仕組みは、専門のアプリが便利です。いろいろ試して、自分のストアに最適な方法を探ってみましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、以下の記事を参考にしています。