
今回の記事は Shopify App Store で提供されている、「顧客タグに応じた画像バナー」アプリについての記事です。
EC の施策でよくある悩みとして、
こういった要件に対して、顧客タグで画像バナーを出し分ける仕組みは相性が抜群です。この記事では、運用目線で使いやすいアプリを 10 個ピックアップして解説します。
この記事は以下の記事を参考にしています。
「顧客タグに応じた画像バナー」とは、Shopify の顧客タグ(Customer tags)を条件にして、ストア内の画像バナーを出し分ける仕組みです。
たとえば次のような出し分けができます。
vip が付いている顧客だけに「VIP 限定クーポン」の画像バナーを表示wholesale が付いている顧客だけに「卸専用コレクション」へのリンクバナーを表示new_customer には「初回購入特典」、repeat には「まとめ買い」などの訴求を表示ポイントは「ストア全体の体験を、顧客の属性に合わせて自然に変えられる」ことです。
特に画像バナーはテキストよりも情報量が多く、クリック導線として強いので、顧客タグと組み合わせると効果が出やすいです。
顧客タグに応じた画像バナーについて検討するにあたり、以下の観点を参考にしています。
customer / customer.tags を使った出し分け顧客タグに応じた画像バナーを導入することで得られる利点について解説します。
顧客ごとに“関係のある情報”を届けられる
全員に同じセールを見せるより、VIP には VIP 特典、卸には卸導線というように「刺さる訴求」を出せます。
ストア全体の回遊が自然に伸びる
顧客タグに応じた画像バナーは、トップだけでなく商品ページやコレクションにも置けるため、迷っている顧客の次アクションを作りやすいです。
会員施策(LTV)と相性が良い
会員ランク別の特典訴求や、購入回数に応じた案内がしやすく、リピート施策の打ち手になります。
卸/B2B の導線を"混ぜずに"作れる
一般顧客に卸価格を見せたくない、卸にだけ専用ページを見せたい、というときに顧客タグに応じた画像バナーは非常に実務的です。
アプリならノーコードで素早く運用できる
タグ条件・画像・リンク・余白などを管理画面で調整でき、キャンペーンの差し替えが速いです。
モバイル体験を壊さずに訴求できる
PC とスマホで別画像を設定できるアプリなら、文字が潰れる問題を避けられます。
クリック率(CTR)を見ながら改善できる
表示回数とクリックを計測できるタイプなら、顧客タグに応じた画像バナーを「置いて終わり」にせず育てられます。
運用ルールを作ると“広告費のムダ”が減る
たとえば既存顧客には新規割を見せない、VIP にだけ高単価導線を出すなど、無駄打ちを抑えられます。
画像最適化とセットで SEO/速度を守れる
顧客タグに応じた画像バナーを増やすほど画像が増えるので、圧縮や alt 最適化が地味に効いてきます。
顧客タグに応じた画像バナーのアプリを選ぶ際は、「出し分け」と「運用のしやすさ」に直結する機能を見るのが重要です。
顧客タグを条件に表示を出し分けできる
これができないと「顧客タグに応じた画像バナー」になりません。まず最優先です。
ストアの“どのページ”に表示できるか
トップだけなのか、商品ページ・コレクション・全ページ対応かで運用幅が変わります。
PC/スマホで画像を別々に設定できるか
顧客タグに応じた画像バナーは画像が命なので、レスポンシブの作りやすさは重要です。
リンク設定が柔軟か(バナー全体クリックなど)
「ボタンだけ」だと弱い場面が多いです。画像全体クリックは強いです。
余白・レイアウト・CSS の調整ができるか
テーマに馴染まないと安っぽく見えるので、微調整の自由度は大事です。
計測(表示、クリック、CTR)とテストができるか
顧客タグに応じた画像バナーを改善していくなら、分析やテスト機能があると強いです。
画像最適化(圧縮、alt)と相性が良いか
表示が重くなると本末転倒なので、必要なら最適化系アプリも候補に入れます。
アプリを入れる前に「顧客タグに応じた画像バナーって、実際どんな仕組み?」を掴みたい方向けに、Liquid での実装例を載せます。
このセクションでできることは次の通りです。
sections フォルダに customer-tag-image-banner.liquid を新規作成{% comment %}
顧客タグに応じた画像バナー(タグ別にバナーを出し分け)
- ブロック単位で「対象タグ」「PC画像」「スマホ画像」「リンク」を登録
- タグ一致があれば、そのブロックを表示
- 一致がなければ「デフォルト表示(タグ空欄)」ブロックを表示(任意)
{% endcomment %}
{% assign customer_tags = '' %}
{% if customer %}
{% assign customer_tags = customer.tags %}
{% endif %}
{% assign matched = false %}
{% assign default_block = nil %}
<div
class="ctib-wrap {% unless section.settings.full_width %}ctib-wrap--boxed{% endunless %}"
style="padding-top: {{ section.settings.padding_top }}px; padding-bottom: {{ section.settings.padding_bottom }}px;"
>
{% for block in section.blocks %}
{% assign raw_tags = block.settings.customer_tags | strip %}
{% if raw_tags == blank %}
{% assign default_block = block %}
{% continue %}
{% endif %}
{% assign tag_list = raw_tags | split: ',' %}
{% assign hit = false %}
{% if customer %}
{% for t in tag_list %}
{% assign t_clean = t | strip %}
{% if t_clean != blank and customer_tags contains t_clean %}
{% assign hit = true %}
{% break %}
{% endif %}
{% endfor %}
{% endif %}
{% if hit %}
{% render 'ctib-banner', block: block %}
{% assign matched = true %}
{% if section.settings.show_first_match_only %}
{% break %}
{% endif %}
{% endif %}
{% endfor %}
{% if matched == false and default_block != nil %}
{% render 'ctib-banner', block: default_block %}
{% endif %}
</div>
<style>
.ctib-wrap { width: 100%; }
.ctib-wrap--boxed {
max-width: 1200px;
margin: 0 auto;
padding-left: 16px;
padding-right: 16px;
}
</style>
{% schema %}
{
"name": "顧客タグに応じた画像バナー",
"settings": [
{
"type": "checkbox",
"id": "full_width",
"label": "全幅表示(オフで中央寄せ)",
"default": true
},
{
"type": "checkbox",
"id": "show_first_match_only",
"label": "最初に一致したバナーのみ表示(オン推奨)",
"default": true
},
{
"type": "range",
"id": "padding_top",
"label": "上の余白",
"min": 0,
"max": 80,
"step": 4,
"default": 0
},
{
"type": "range",
"id": "padding_bottom",
"label": "下の余白",
"min": 0,
"max": 80,
"step": 4,
"default": 16
}
],
"blocks": [
{
"type": "banner",
"name": "タグ別バナー",
"settings": [
{
"type": "text",
"id": "customer_tags",
"label": "対象タグ(カンマ区切り。例:vip, wholesale) 空欄はデフォルト表示用",
"default": ""
},
{
"type": "image_picker",
"id": "desktop_image",
"label": "デスクトップ画像"
},
{
"type": "image_picker",
"id": "mobile_image",
"label": "モバイル画像(任意)"
},
{
"type": "text",
"id": "alt_text",
"label": "代替テキスト(alt)",
"default": "顧客タグに応じた画像バナー"
},
{
"type": "url",
"id": "link_url",
"label": "リンク先(任意)"
},
{
"type": "checkbox",
"id": "open_in_new_tab",
"label": "新しいタブで開く",
"default": false
}
]
}
],
"presets": [
{ "name": "顧客タグに応じた画像バナー" }
]
}
{% endschema %}
このままだと {% render 'ctib-banner' %} のスニペットが必要なので、次も追加します。
snippets フォルダに ctib-banner.liquid を新規作成{% comment %}
顧客タグに応じた画像バナー:1ブロック分の描画
{% endcomment %}
{% assign d_img = block.settings.desktop_image %}
{% assign m_img = block.settings.mobile_image %}
{% assign alt = block.settings.alt_text | escape %}
{% assign link = block.settings.link_url %}
{% assign newtab = block.settings.open_in_new_tab %}
<div class="ctib-item" {{ block.shopify_attributes }}>
{% if link != blank %}
<a class="ctib-link" href="{{ link }}" {% if newtab %}target="_blank" rel="noopener noreferrer"{% endif %}>
{% endif %}
<picture class="ctib-picture">
{% if m_img != blank %}
<source media="(max-width: 749px)" srcset="{{ m_img | image_url: width: 1500 }}">
{% endif %}
{% if d_img != blank %}
<img class="ctib-image" src="{{ d_img | image_url: width: 2400 }}" alt="{{ alt }}" loading="lazy">
{% else %}
<div class="ctib-placeholder">画像を設定してください(顧客タグに応じた画像バナー)</div>
{% endif %}
</picture>
{% if link != blank %}
</a>
{% endif %}
</div>
<style>
.ctib-item { margin: 0; }
.ctib-link { display: block; text-decoration: none; }
.ctib-image {
width: 100%;
height: auto;
display: block;
border-radius: 12px;
}
.ctib-placeholder {
width: 100%;
padding: 48px 16px;
text-align: center;
border: 1px dashed #ccc;
border-radius: 12px;
font-size: 14px;
opacity: 0.8;
}
</style>
この実装は「顧客タグに応じた画像バナー」を最低限テーマだけで実現する方法です。
ただし運用が増えると「管理画面での一括管理」「クリック計測」「テスト」「表示ルール」などが欲しくなるので、次のアプリ選定が効いてきます。
ここからは、顧客タグに応じた画像バナーの運用に役立つアプリを 10 個紹介します。
アプリ名で Shopify App Store を検索すると見つかります。

顧客タグに応じたリンク付き画像バナーを、ストアのあらゆるページに簡単表示。日本語対応で、顧客タグに応じた画像バナーを最短で始めたいならまずこれ。
顧客タグに応じた画像バナーを「最短・最小コスト」で実現したい場合、最初に検討したいアプリです。
VIP、卸、会員ランク、キャンペーン参加者など、顧客タグで分けて見せたい情報があるストアと相性が良いです。

顧客タグに応じた画像バナー運用の"改善"に強い。クリック計測と A/B テストで、バナーを育てたい方向け。
顧客タグに応じた画像バナーを出すだけでなく、「どの画像・どの訴求が強いか」を数字で見て改善したい場合の候補です。
顧客タグでの出し分け自体は別の仕組みと合わせる必要があるケースもありますが、画像バナー運用の型を作りやすいです。

「画像全体をクリック可能にしたい」ニーズに直球。顧客タグに応じた画像バナーの"導線強化"に向く。
テーマによっては、バナー画像が押せず「ボタンだけクリックできる」状態になりがちです。
顧客タグに応じた画像バナーを運用する上で、クリック領域が弱いと機会損失になるので、導線強化として検討価値があります。

顧客タグに応じた画像バナーに「表示ルール」「カウントダウン」「ポップアップ」まで組み合わせたい方向け。
顧客タグに応じた画像バナーを"セール運用の中心"にしたい場合、関連施策をまとめて動かせるアプリは便利です。
特に「特定の顧客グループにだけ表示する」ようなターゲティング文脈があるのは強みです。

顧客タグに応じた画像バナーと合わせて「重要なお知らせ」を常時表示したい場合に便利。無料で始めやすい告知系。
顧客タグに応じた画像バナーは"刺さる人に刺さる訴求"を出すのが得意で、告知バーは"全員に必ず伝える"のが得意です。
両方を役割分担させると、ストアの情報設計が安定します。

テンプレでサクッと作って回す。顧客タグに応じた画像バナーの"クリエイティブ量産"に向く無料アプリ。
顧客タグに応じた画像バナーは、タグ別に訴求を変えるほどバナーが増えがちです。
テンプレで作りやすいツールがあると、制作〜差し替えが速くなります。

複数の画像バナーを切り替えて見せたい場合の候補。無料で試せるが相性チェックは必須。
顧客タグに応じた画像バナーを「1 枚」で見せるのが基本だとしても、キャンペーンが増えると「複数バナーを順番に見せたい」ケースが出ます。
その入口として無料で試せる選択肢です。

デザイン性高めで作り込みたい方向け。顧客タグに応じた画像バナーの"見せ方"をリッチにしたい場合の選択肢。
顧客タグに応じた画像バナーはパーソナライズが核ですが、同時に見た目の完成度も重要です。
ホームの第一印象に影響するため、デザインにこだわるストアではこうした作り込み系も検討余地があります。

顧客タグに応じた画像バナーを増やすなら、画像最適化で速度と SEO を守る。運用の土台づくりに強い。
顧客タグに応じた画像バナーは画像が増えるため、ページ速度に影響しやすいです。
そこで「画像圧縮」「alt 最適化」「SEO の自動監視」をまとめて見たい場合の候補になります。

無料で画像圧縮・リサイズ・alt 最適化。顧客タグに応じた画像バナー運用の"速度対策"として導入しやすい。
バナー画像が重いと、せっかくの訴求が表示される前に離脱されることがあります。
顧客タグに応じた画像バナーを積極的に回すなら、最低限の画像最適化は入れておくと安心です。
ここでは、顧客タグに応じた画像バナー運用で導入しやすい価格帯を、用途別に整理します。
(テーブルは使わず、運用目線で見やすい形にまとめます)
顧客タグに応じた画像バナーは「条件分岐」「運用ルール」が絡むので、困ったときに日本語で相談できるかは重要です。
今回の 10 アプリの中で、情報として明確に日本語対応があるのは次です。
日本語対応あり
日本語未翻訳(英語のみ)
日本語で迷わず顧客タグに応じた画像バナーを運用したい場合、まずは日本語対応の有無を軸に選ぶのがおすすめです。
顧客タグに応じた画像バナーは「作って終わり」ではなく、施策として回すと成果が出やすいです。
その前提で、使いやすさを目的別にまとめます。
顧客タグでの出し分けを“最短で確実に”始めたい
クリック率を見ながら改善したい
セール施策をまとめて動かしたい
バナーを増やす前に速度を守りたい
今回は、Shopify の「顧客タグに応じた画像バナー」を中心に、おすすめアプリを 10 個まとめました。
迷ったら、まずはこの考え方が安全です。
顧客タグに応じた画像バナーは、会員施策・卸導線・VIP 特典のような「やるほど効く」領域です。
ストアの状況に合うものから試して、ぜひ育てていってください。
ここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
この記事は以下の記事を参考にしています。