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今回の記事は Shopify App Store で提供されている、退会フォーム・顧客情報削除・アカウント削除に関連するアプリについての記事です。
今回は、以下の記事を参考にしています。
Shopify ストアにおける 「退会フォーム」 とは、お客様がストアのマイページから自分自身でアカウント削除(退会)を申請・実行できる仕組みのことです。退会と同時に名前・メールアドレス・電話番号・住所などの個人情報をマスキング(匿名化)して 顧客情報削除 を行うことで、GDPR や個人情報保護法、各種ストアガイドラインに準拠した運用が可能になります。
Shopify の標準機能では、お客様自身が退会できる導線が用意されていないため、退会希望の対応は通常「お問い合わせ → カスタマーサポートが手動で対応」というフローになります。退会希望が増えるとサポートチームの負担も大きくなり、対応漏れや遅延が発生するリスクもあります。退会フォームを設置することで、こうした課題を解決できます。
退会フォーム・顧客情報削除アプリについて調べるにあたり、以下の記事を参考にしています。
カスタマーサポート工数の削減
退会希望のお問い合わせを 1 件ずつ手動対応する必要がなくなり、サポートチームの工数を削減できます。退会フォーム経由でお客様自身が手続きを完結できるため、対応漏れも防げます。
GDPR・個人情報保護法への対応
ユーザーが自分の意思で個人情報を削除できる仕組みを用意することは、各種コンプライアンス要件を満たすうえで重要です。顧客情報削除の手段を明示することで、ストアの信頼性も高められます。
顧客体験の向上
退会したいお客様にとっても、サポートとのやりとりなしで完結できる仕組みは大きなストレス軽減になります。退会フォームを使いやすく配置することで、最後の印象を良くできます。
データベースの健全化
タグでの一括退会やマスキング機能を使えば、休眠顧客や不審顧客を定期的に整理できます。顧客情報削除のサイクルを運用に組み込むことで、データの肥大化を防げます。
新旧両方のお客様アカウントへの対応
新しいお客様アカウントと従来のお客様アカウントの双方に対応した退会フォームを使えば、アカウント切り替えの過渡期でも安心して運用できます。
後処理の自動化
退会成功時に Webhook 通知を送ったり、注文に退会タグを付与したりと、退会と連動した後処理を自動化できます。CRM や社内ツールへの連携にも便利です。
退会フォーム系のアプリは複数ありますが、以下の観点で比較するとミスマッチを防げます。
「コーディングなしで簡単に退会フォームを設置したい」「コンプライアンス対応で顧客情報削除を確実に行いたい」というシンプルな目的であれば、退会専用の機能が一通り揃ったアプリを選ぶのが安心です。
Shopify のマイページに退会フォーム(退会ボタン)をノーコードで設置でき、退会と同時に顧客情報削除(マスキング)まで完結する退会専用アプリ。
このアプリは、退会フォーム・顧客情報削除・アカウント削除のすべてを 1 つのアプリでカバーできるよう設計されています。新旧のお客様アカウントに対応し、コーディングなしで導入できる点が大きな強みです。
Basic Plan
月額 $14.99。1 週間の無料体験あり。年払いプランで実質 2 ヶ月分が無料になります。
詳細なご利用ガイドはこちら

お客様アカウントとチェックアウトに自由なブロックを追加できる、Built for Shopify のお客様アカウント拡張アプリ。
退会フォームに直接特化したアプリではありませんが、お客様アカウントのプロフィールページや注文ステータスページに、コードを書かずにブロックを追加できます。退会フォームアプリと併用することで、退会ボタンの周辺に「お問い合わせ」や「重要なお知らせ」など、退会前のリテンション施策を組み合わせて表示できる点が魅力です。

ロイヤルティ・ウィッシュリスト・ストアクレジット・返品などを 1 つに集約したオールインワンのお客様ポータルアプリ。
Customer Accounts Deluxe は、お客様アカウントを「顧客ポータル」として総合的に強化できる Built for Shopify アプリです。退会フォーム自体は搭載されていないため、本アプリで「お客様アカウントをリッチ化」しつつ、別の退会専用アプリで「退会フォーム・顧客情報削除」を担うのが現実的な構成になります。
Plus
月額 $29。月間最大 500 件の注文に対応。
Business
月額 $69。月間最大 1000 件の注文。ロイヤルティプログラム・返品交換・高度なカスタムフィールドに対応。
Enterprise
月額 $149。月間最大 5000 件の注文。専任アカウントマネージャー・優先サポート付き。

GDPR・CCPA・PDPL に準拠した退会フォームを、猶予期間付きで設置できるアカウント削除専用アプリ。
Bayanatify は、お客様自身がアカウント削除を申請できる退会フォームに特化したアプリです。「猶予期間(grace period)」の設定が可能なため、申請から実際の顧客情報削除までに一定期間を設けて、誤操作によるトラブルを防ぐ運用に向いています。

注文履歴・再注文・カスタムフィールドなどを備えた、低コストで高機能なお客様アカウント拡張アプリ。
Custlo は、お客様アカウントページに豊富なブロックを追加できる Built for Shopify アプリです。退会フォームそのものは搭載していないため、退会専用アプリと併用して「アカウントページを総合的に強化しつつ、退会フォームでアカウント削除導線を整える」という構成に向きます。
Basic
月額 $8(Shopify Basic プラン向け)。14 日間の無料体験あり。
Grow
月額 $15(Shopify Grow プラン向け)。
Advanced
月額 $30(Shopify Advanced プラン向け)。
Plus
月額 $45(Shopify Plus プラン向け)。

注文データを一括削除できるクリーンアップアプリ。退会後の注文整理など、顧客情報削除と組み合わせる運用に有用。
Bulk Delete Orders は、退会フォームそのものではなく、ストアにたまった不要な注文データを一括削除できるアプリです。退会したお客様の関連注文を整理したいときや、テスト用に作成したドラフト注文をまとめてクリーンアップしたいときに役立ちます。退会フォームと組み合わせて、顧客情報削除と注文整理を運用に組み込むと効果的です。
Free plan
注文・ドラフト注文を 50 件まで一括削除可能。
Complete plan
年額 $36。注文・ドラフト注文を無制限に一括削除可能。
Shopify テーマに直接コードを書いて、退会フォーム・顧客情報削除を独自実装する方法もあります。ただし Storefront API・Admin API の組み合わせや、適切な権限管理、CORS や認証など、考慮すべきポイントが多くなります。最終的にはアプリの導入が安全かつ効率的ですが、参考として簡易的なコード例を紹介します。
sections/withdraw-button.liquid を新規作成し、お客様アカウントページ用のセクションとして退会ボタンを設置します。
{% if customer %}
<div class="withdraw-section">
<button type="button" class="withdraw-button" data-customer-id="{{ customer.id }}">
退会する
</button>
<div class="withdraw-dialog" hidden>
<div class="withdraw-dialog__inner">
<h2 class="withdraw-dialog__title">退会確認</h2>
<p class="withdraw-dialog__message">
退会するとアカウント情報が削除され、復元できなくなります。本当に退会しますか?
</p>
<div class="withdraw-dialog__actions">
<button type="button" class="withdraw-cancel">キャンセル</button>
<button type="button" class="withdraw-confirm">退会する</button>
</div>
</div>
</div>
</div>
{% endif %}
{% schema %}
{
"name": "退会フォーム",
"settings": [],
"presets": [
{ "name": "退会フォーム" }
]
}
{% endschema %}
assets/withdraw-button.css を作成し、ボタンと確認ダイアログのスタイルを定義します。
.withdraw-section {
margin-top: 24px;
}
.withdraw-button {
background-color: #d82c0d;
color: #ffffff;
border: none;
border-radius: 6px;
padding: 12px 24px;
font-size: 14px;
cursor: pointer;
}
.withdraw-button:hover {
opacity: 0.85;
}
.withdraw-dialog {
position: fixed;
inset: 0;
background: rgba(0, 0, 0, 0.5);
display: flex;
align-items: center;
justify-content: center;
}
.withdraw-dialog__inner {
background: #ffffff;
padding: 24px;
border-radius: 8px;
max-width: 480px;
width: 90%;
}
.withdraw-dialog__title {
font-size: 18px;
margin: 0 0 12px;
}
.withdraw-dialog__message {
font-size: 14px;
margin: 0 0 20px;
}
.withdraw-dialog__actions {
display: flex;
gap: 12px;
justify-content: flex-end;
}
assets/withdraw-button.js を作成し、確認ダイアログとサーバー(App Proxy など)への送信処理を実装します。
document.addEventListener('DOMContentLoaded', () => {
const button = document.querySelector('.withdraw-button');
const dialog = document.querySelector('.withdraw-dialog');
const cancelButton = document.querySelector('.withdraw-cancel');
const confirmButton = document.querySelector('.withdraw-confirm');
if (!button || !dialog) return;
button.addEventListener('click', () => {
dialog.hidden = false;
});
cancelButton.addEventListener('click', () => {
dialog.hidden = true;
});
confirmButton.addEventListener('click', async () => {
const customerId = button.dataset.customerId;
confirmButton.disabled = true;
confirmButton.textContent = '処理中...';
try {
const response = await fetch('/apps/account-delete/withdraw', {
method: 'POST',
headers: { 'Content-Type': 'application/json' },
body: JSON.stringify({ customerId }),
});
if (!response.ok) throw new Error('退会処理に失敗しました。');
window.location.href = '/account/logout';
} catch (error) {
alert('退会処理に失敗しました。時間をおいて再度お試しください。');
confirmButton.disabled = false;
confirmButton.textContent = '退会する';
}
});
});
このように独自実装も不可能ではありませんが、Customer Account UI Extension や App Proxy の認証実装、顧客情報削除のためのマスキング API 呼び出しなどを安全に書き切るには、相応の開発リソースが必要です。多くのストアにとっては、専用アプリを導入したほうが結果的に早く・安全に退会フォームを実現できます。
紹介したアプリの料金プランを箇条書きで比較します。
日本語に対応しているかどうかをまとめます。日本市場での運用は、ここを必ず確認しておきましょう。
ご紹介したアプリの中でも、退会フォーム・顧客情報削除・アカウント削除に「フルカバーで」かつ「日本語環境で安心して」対応できるという観点から、**最もおすすめは「シンプル顧客情報削除|お手軽退会フォーム|アカウント削除」**です。
退会フォームを軸にしつつ、お客様アカウント全体をリッチ化したい場合は Customer Accounts Deluxe や Custlo の併用も検討してみてください。
Shopify ストアにおいて、退会フォーム・顧客情報削除・アカウント削除の整備は、コンプライアンス対応と顧客体験向上の両方に効く重要施策です。手作業や独自実装に頼る前に、まずは退会専用アプリを導入することで、最短ステップで安心できる運用を実現できます。
特に 「シンプル顧客情報削除|お手軽退会フォーム|アカウント削除」 は、退会フォーム機能をシンプルかつ十分に網羅しており、エンジニアがいないストアでも導入しやすい設計です。1 週間の無料体験を活用して、まずはステージング環境で動作を確認してみるのがおすすめです。
今回は、以下の記事を参考にしています。