2026/05/20

ShopifyでCSV注文作成・一括注文インポートができるアプリ6選を紹介!

@ 信条刃

Shopify

ShopifyでCSV注文作成・一括注文インポートができるアプリ6選を紹介!

今回の記事は Shopify App Store で提供されている、CSV注文作成・一括注文インポートができるアプリについての記事です。

別システムからの移行やオフライン注文の登録、卸注文の処理など、Shopify ストアを運営していると「注文をまとめて取り込みたい」という場面は意外と多いものです。この記事では、CSV を使った一括注文インポートの基礎から、おすすめのアプリ、さらにコードで実装する場合のサンプルまでをまとめて解説します。

CSV注文作成・一括注文インポートとは

CSV注文作成とは、注文情報を記載した CSV ファイルを使って、Shopify の注文をまとめて作成する仕組みのことです。1 行に 1 注文(または 1 商品)を記述した CSV をアップロードすることで、複数の注文を一括で Shopify に登録できます。

通常、Shopify の注文は購入者がチェックアウトを完了したときに作成されます。しかし、すでに別のシステムで受けた注文や、店頭・電話・FAX で受けた注文を Shopify に取り込みたい場合は、手動での登録が必要になります。これを 1 件ずつ行うのは非常に手間がかかるため、CSV による一括注文インポートが役立ちます。

一括注文インポートを導入する利点

  1. 作業時間を大幅に短縮できる
    注文を 1 件ずつ手入力する必要がなくなり、数十〜数百件の注文を一度の操作で取り込めます。

  2. 入力ミスを減らせる
    手作業による打ち間違いやコピペミスを防げます。検証機能を備えたアプリならインポート前にエラーを検出できます。

  3. 過去注文を正確に再現できる
    注文日時・税金・割引・配送先などを CSV で指定できれば、他システムからの移行でも元の情報を忠実に再現できます。

  4. 文字化けの心配が少ない
    文字コードを自動判定するアプリを使えば、Shift-JIS・UTF-8 のどちらの CSV でも安心して取り込めます。

  5. 複数商品をまとめた注文も作成できる
    同じ注文番号の行をまとめて、1 つの注文に複数商品を含めることができます。

  6. 卸・BtoB の大量注文に対応できる
    取引先から届いた注文書をもとに、大量の注文を効率よく処理できます。

CSV注文作成アプリの選び方

CSV注文作成アプリを選ぶ際は、以下のポイントを確認するとよいでしょう。

  • 注文(オーダー)の作成に対応しているか(商品インポート専用のアプリと区別する)
  • 文字コードの自動判定に対応しているか
  • インポート前の検証機能があるか
  • エラー行だけを修正・再インポートできるか
  • 日本語の管理画面・サポートがあるか
  • 1 回のインポートで扱える行数や料金プランが自社の規模に合っているか

特に「注文の一括作成」が目的なら、商品や在庫の更新が中心のアプリではなく、注文インポートに対応したアプリを選ぶことが重要です。

おすすめのCSV注文作成 Shopify アプリ

シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート ☆ 迷ったらこれ

シンプルCSV注文作成アプリのメインビジュアル

CSV ファイルから Shopify の注文を一括作成できる、日本語対応の管理画面アプリ。

特徴・機能

「シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート」は、株式会社 UnReact が提供する CSV注文作成アプリです。CSV ファイルをアップロードするだけで、最大 100 件の注文をまとめて作成できます。顧客情報・商品・配送先・税金・割引まで 27 項目を CSV で指定でき、日本のストア運営者が安心して使える機能が揃っています。

  • CSV をアップロードするだけで注文を一括作成(最大 100 行)
  • Shift-JIS・UTF-8 を自動判定し、文字化けを防止
  • 検証モードでインポート前にエラーを事前チェック
  • 失敗した行だけを CSV でダウンロードして修正・再インポート
  • バリアント ID または SKU で商品を柔軟に指定
  • 財務ステータス(支払済み/未払い)や注文確認メールの送信を制御
  • 注文日時を指定して過去日付の注文も作成可能

価格設定

BulkFlowファイルインポート&エクスポート

BulkFlowファイルインポート&エクスポートのアプリストア画像

複数のファイル形式に対応した、一括インポート・エクスポート・在庫更新ツール。

特徴・機能

BulkFlow は、AI によるフィールドマッピングを活用して、商品・注文・顧客などのデータを素早く正確に一括更新できるアプリです。Matrixify ファイルや Excel、Google スプレッドシート、CSV にも対応しています。

  • 商品・バリエーション・価格・コレクション・メタフィールドなどを一括編集
  • Matrixify、Excel、Google スプレッドシート、CSV などに対応
  • AI フィールドマッピングで商品・注文・顧客を簡単インポート
  • 価格・在庫をスケジュール更新
  • 日本語を含む多言語に対応

価格設定

  • 無料:200 商品、200 顧客・200 注文まで
  • ベーシック:月額 $5.99(10,000 商品・顧客・注文)
  • アドバンスド:月額 $9.99(30,000 商品・顧客・注文)

Simple CSV Import

Simple CSV Import のアプリストア画像

カスタムフィールドマッピングに対応した CSV 商品インポートアプリ。

特徴・機能

Simple CSV Import は、CSV ファイルや URL フィードから商品データを取り込めるアプリです。ソースファイルを手で編集することなく、列を商品フィールドにマッピングしてインポートできます。

  • CSV ファイルのアップロードまたは URL からのインポート
  • CSV の列を商品フィールドにマッピング
  • インポート前に商品をプレビュー
  • 新規作成と既存商品の更新を選択可能
  • 価格・在庫の定期インポートをスケジュール

価格設定

  • Free:CSV アップロード、最大 100 行
  • Pro:月額 $19(最大 10,000 行、スケジュール実行)
  • Scale:月額 $49(最大 50,000 行)

Altera ‑ Export and Import

Altera ‑ Export and Import のアプリストア画像

Matrixify 互換ファイルに対応した、モダンな一括エクスポート・インポートツール。

特徴・機能

Altera は、Shopify のあらゆるストアデータをスプレッドシートでエクスポート・インポートできるアプリです。商品・注文・顧客・メタフィールド・翻訳・メタオブジェクトなど、幅広いデータ型に対応しています。

  • Matrixify 互換の Excel・CSV ファイルをそのままインポート/エクスポート
  • 翻訳・カタログ・メタフィールド/メタオブジェクト定義にも対応
  • Google Sheets・Google Drive・SFTP・WebDAV・FTP で自動化
  • ストア間のデータ移行・クローンが可能
  • ChatGPT や Claude などの AI エージェントと連携(MCP サーバー・CLI)

価格設定

  • Community:無料(100 行/ファイル)
  • Developer:無料(非課金プラン向け、行数無制限)
  • Pro:月額 $15(スケジュール実行、行数無制限)

DataChamp Excel & CSV Export

DataChamp Excel & CSV Export のアプリストア画像

注文・商品・顧客を自動でエクスポートできる CSV/Excel エクスポートアプリ。

特徴・機能

DataChamp は、Shopify のデータを CSV・Excel に自動エクスポートできるアプリです。会計・ERP との連携や、If/Then ロジック、メタフィールド、カスタム列、計算式によるレポート作成に対応しています。

  • 注文・商品・顧客・メタフィールドをエクスポート
  • If/Then ロジックを使ったカスタムレポート作成
  • FTP・Google Drive・Dropbox・メールへの自動エクスポート
  • Shift-JIS を含む多様なエンコードに対応
  • 日本語に対応

価格設定

  • スターター:月額 $7(最大 100 行、3 レポート)
  • 基本:月額 $19(最大 1,000 行、無制限レポート)
  • プロフェッショナル:月額 $49(最大 10,000 行)
  • エンタープライズ:月額 $99(最大 100,000 行)

Upatra: Bulk Fulfill CSV

Upatra: Bulk Fulfill CSV のアプリストア画像

CSV による一括フルフィルメントと追跡番号アップロードを 1 つのワークフローで実現。

特徴・機能

Upatra は、CSV を使って注文を一括フルフィルメントできるアプリです。追跡番号のアップロードや PayPal Tracking Sync の自動実行に対応しており、出荷業務をまとめて効率化できます。

  • CSV・XLS から注文を一括フルフィルメント(注文番号・注文名・SKU で対応)
  • 追跡番号を一括アップロードし、カスタム追跡 URL を適用
  • PayPal Tracking Sync を自動実行
  • 実行前にすべての変更をプレビュー
  • 日本語を含む多言語に対応

価格設定

  • Free:1 回のアップロードにつき最大 100 行
  • Starter:月額 $4.99(最大 500 行)
  • Growth:月額 $9.99(最大 2,000 行、PayPal 同期)
  • Business:月額 $24.99(行数無制限、自動フルフィルメント)

テーマのコード編集で一括注文を作成する場合のサンプル

アプリを使わず、自前で CSV から注文を作成したい場合は、Shopify の Admin GraphQL API を使う方法があります。注文を直接作成するよりも、まず「下書き注文(Draft Order)」を作成し、それを確定する流れが一般的です。ここでは Node.js を使ったサンプルを紹介します。

実装の流れ

  1. CSV ファイルを読み込んでパースする
  2. 各行を下書き注文の入力データに変換する
  3. draftOrderCreate ミューテーションで下書き注文を作成する
  4. 必要に応じて draftOrderComplete で注文を確定する

CSV をパースする

まずは CSV を読み込み、1 行ずつオブジェクトに変換します。ここでは軽量な csv-parse を利用します。

import fs from 'node:fs';
import { parse } from 'csv-parse/sync';

// CSV ファイルを読み込んで配列に変換する
const readCsv = (filePath) => {
  const content = fs.readFileSync(filePath, 'utf-8');
  // 1 行目をヘッダーとして扱い、各行をオブジェクトにする
  return parse(content, {
    columns: true,
    skip_empty_lines: true,
    trim: true,
  });
};

const rows = readCsv('./orders.csv');

下書き注文の入力データを組み立てる

CSV の各行を、draftOrderCreate に渡す入力データへ変換します。

// CSV の 1 行を下書き注文の入力に変換する
const toDraftOrderInput = (row) => ({
  // 商品はバリアント ID で指定(gid 形式に変換)
  lineItems: [
    {
      variantId: `gid://shopify/ProductVariant/${row['商品バリアントID']}`,
      quantity: Number(row['数量']),
    },
  ],
  // 顧客のメールアドレス(任意)
  email: row['顧客メールアドレス'] || undefined,
  // 配送先住所
  shippingAddress: {
    lastName: row['配送先姓'],
    firstName: row['配送先名'],
    address1: row['配送先住所1'],
    city: row['配送先市区町村'],
    countryCode: row['配送先国コード'] || 'JP',
  },
  // 注文メモ・タグ
  note: row['注文メモ'] || undefined,
  tags: row['タグ'] ? row['タグ'].split(',') : [],
});

Admin GraphQL API で下書き注文を作成する

組み立てた入力データを使って、下書き注文を作成します。

const SHOP = 'your-shop.myshopify.com';
const TOKEN = process.env.SHOPIFY_ADMIN_TOKEN;

// 下書き注文を作成するミューテーション
const DRAFT_ORDER_CREATE = `
  mutation draftOrderCreate($input: DraftOrderInput!) {
    draftOrderCreate(input: $input) {
      draftOrder { id }
      userErrors { field message }
    }
  }
`;

const createDraftOrder = async (input) => {
  const res = await fetch(`https://${SHOP}/admin/api/2026-04/graphql.json`, {
    method: 'POST',
    headers: {
      'Content-Type': 'application/json',
      'X-Shopify-Access-Token': TOKEN,
    },
    body: JSON.stringify({ query: DRAFT_ORDER_CREATE, variables: { input } }),
  });
  const json = await res.json();
  // userErrors を確認してエラーがあればログ出力
  const errors = json.data?.draftOrderCreate?.userErrors ?? [];
  if (errors.length > 0) {
    console.error('下書き注文の作成に失敗しました:', errors);
    return null;
  }
  return json.data.draftOrderCreate.draftOrder.id;
};

// CSV の全行を順番に処理する
for (const row of rows) {
  const input = toDraftOrderInput(row);
  const draftOrderId = await createDraftOrder(input);
  console.log('作成した下書き注文:', draftOrderId);
}

コード実装の注意点

  • Admin API にはレート制限があるため、大量の注文を作成する場合はリクエスト間隔の調整やリトライ処理が必要です。
  • バリアント ID は gid://shopify/ProductVariant/... の形式で指定する必要があります。
  • 日本語を含む CSV では文字コードに注意し、必要に応じて Shift-JIS から UTF-8 へ変換してください。
  • エラーが発生した行を記録し、修正後に再実行できる仕組みを用意しておくと安全です。

このように自前での実装も可能ですが、エラーハンドリングや文字コード対応、検証機能まで含めると開発・保守の負担は小さくありません。手間をかけずに確実に注文を取り込みたい場合は、専用アプリの導入がおすすめです。

価格比較

各アプリの料金をまとめると、以下のようになります。

  • シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート:月額 $19.99(注文の一括作成に特化、日本語対応)
  • BulkFlowファイルインポート&エクスポート:無料〜月額 $9.99(多形式の一括編集)
  • Simple CSV Import:無料〜月額 $49(商品の CSV インポート)
  • Altera ‑ Export and Import:無料〜月額 $15(Matrixify 互換の入出力)
  • DataChamp Excel & CSV Export:月額 $7〜$99(エクスポート中心)
  • Upatra: Bulk Fulfill CSV:無料〜月額 $24.99(一括フルフィルメント)

Shopify アプリの日本語サポート

日本語に対応しているかどうかをまとめると、以下のとおりです。

  • シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート:○(日本語対応)
  • BulkFlowファイルインポート&エクスポート:○(日本語対応)
  • Simple CSV Import:×(英語のみ)
  • Altera ‑ Export and Import:×(英語のみ)
  • DataChamp Excel & CSV Export:○(日本語対応)
  • Upatra: Bulk Fulfill CSV:○(日本語対応)

使いやすさ

今回ご紹介したアプリの中で、「注文の一括作成」を目的とするなら、最もおすすめなのは シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート です。

多くのアプリは商品や在庫の更新、エクスポート、フルフィルメントなど幅広い用途をカバーしていますが、その分、注文インポートの設定が複雑になりがちです。シンプルCSV注文作成は、注文の一括作成にフォーカスしており、日本語の管理画面・文字コードの自動判定・検証モード・エラー行の再ダウンロードといった、日本のストア運営者がつまずきやすいポイントを丁寧にカバーしています。初めて一括注文インポートに挑戦する方でも、迷わず使い始められるでしょう。

終わりに

CSV注文作成・一括注文インポートは、別システムからの移行やオフライン注文の登録、卸注文の処理など、さまざまな場面でストア運営を効率化してくれます。アプリによって得意分野が異なるため、自社の用途に合ったものを選ぶことが大切です。

「まずは注文の一括作成をシンプルに始めたい」という方は、ぜひ シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート の無料体験から試してみてください。

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