.png&w=3840&q=75)
今回の記事は Shopify App Store で提供されている、CSV注文作成・一括注文インポートができるアプリについての記事です。
別システムからの移行やオフライン注文の登録、卸注文の処理など、Shopify ストアを運営していると「注文をまとめて取り込みたい」という場面は意外と多いものです。この記事では、CSV を使った一括注文インポートの基礎から、おすすめのアプリ、さらにコードで実装する場合のサンプルまでをまとめて解説します。
CSV注文作成とは、注文情報を記載した CSV ファイルを使って、Shopify の注文をまとめて作成する仕組みのことです。1 行に 1 注文(または 1 商品)を記述した CSV をアップロードすることで、複数の注文を一括で Shopify に登録できます。
通常、Shopify の注文は購入者がチェックアウトを完了したときに作成されます。しかし、すでに別のシステムで受けた注文や、店頭・電話・FAX で受けた注文を Shopify に取り込みたい場合は、手動での登録が必要になります。これを 1 件ずつ行うのは非常に手間がかかるため、CSV による一括注文インポートが役立ちます。
作業時間を大幅に短縮できる
注文を 1 件ずつ手入力する必要がなくなり、数十〜数百件の注文を一度の操作で取り込めます。
入力ミスを減らせる
手作業による打ち間違いやコピペミスを防げます。検証機能を備えたアプリならインポート前にエラーを検出できます。
過去注文を正確に再現できる
注文日時・税金・割引・配送先などを CSV で指定できれば、他システムからの移行でも元の情報を忠実に再現できます。
文字化けの心配が少ない
文字コードを自動判定するアプリを使えば、Shift-JIS・UTF-8 のどちらの CSV でも安心して取り込めます。
複数商品をまとめた注文も作成できる
同じ注文番号の行をまとめて、1 つの注文に複数商品を含めることができます。
卸・BtoB の大量注文に対応できる
取引先から届いた注文書をもとに、大量の注文を効率よく処理できます。
CSV注文作成アプリを選ぶ際は、以下のポイントを確認するとよいでしょう。
特に「注文の一括作成」が目的なら、商品や在庫の更新が中心のアプリではなく、注文インポートに対応したアプリを選ぶことが重要です。
CSV ファイルから Shopify の注文を一括作成できる、日本語対応の管理画面アプリ。
「シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート」は、株式会社 UnReact が提供する CSV注文作成アプリです。CSV ファイルをアップロードするだけで、最大 100 件の注文をまとめて作成できます。顧客情報・商品・配送先・税金・割引まで 27 項目を CSV で指定でき、日本のストア運営者が安心して使える機能が揃っています。
Basic Plan:月額 $19.99
7 日間の無料体験つき。年払いなら実質 2 ヶ月分無料でお得に利用できます。
詳細なご利用ガイドはこちら

複数のファイル形式に対応した、一括インポート・エクスポート・在庫更新ツール。
BulkFlow は、AI によるフィールドマッピングを活用して、商品・注文・顧客などのデータを素早く正確に一括更新できるアプリです。Matrixify ファイルや Excel、Google スプレッドシート、CSV にも対応しています。

カスタムフィールドマッピングに対応した CSV 商品インポートアプリ。
Simple CSV Import は、CSV ファイルや URL フィードから商品データを取り込めるアプリです。ソースファイルを手で編集することなく、列を商品フィールドにマッピングしてインポートできます。

Matrixify 互換ファイルに対応した、モダンな一括エクスポート・インポートツール。
Altera は、Shopify のあらゆるストアデータをスプレッドシートでエクスポート・インポートできるアプリです。商品・注文・顧客・メタフィールド・翻訳・メタオブジェクトなど、幅広いデータ型に対応しています。

注文・商品・顧客を自動でエクスポートできる CSV/Excel エクスポートアプリ。
DataChamp は、Shopify のデータを CSV・Excel に自動エクスポートできるアプリです。会計・ERP との連携や、If/Then ロジック、メタフィールド、カスタム列、計算式によるレポート作成に対応しています。

CSV による一括フルフィルメントと追跡番号アップロードを 1 つのワークフローで実現。
Upatra は、CSV を使って注文を一括フルフィルメントできるアプリです。追跡番号のアップロードや PayPal Tracking Sync の自動実行に対応しており、出荷業務をまとめて効率化できます。
アプリを使わず、自前で CSV から注文を作成したい場合は、Shopify の Admin GraphQL API を使う方法があります。注文を直接作成するよりも、まず「下書き注文(Draft Order)」を作成し、それを確定する流れが一般的です。ここでは Node.js を使ったサンプルを紹介します。
draftOrderCreate ミューテーションで下書き注文を作成するdraftOrderComplete で注文を確定するまずは CSV を読み込み、1 行ずつオブジェクトに変換します。ここでは軽量な csv-parse を利用します。
import fs from 'node:fs';
import { parse } from 'csv-parse/sync';
// CSV ファイルを読み込んで配列に変換する
const readCsv = (filePath) => {
const content = fs.readFileSync(filePath, 'utf-8');
// 1 行目をヘッダーとして扱い、各行をオブジェクトにする
return parse(content, {
columns: true,
skip_empty_lines: true,
trim: true,
});
};
const rows = readCsv('./orders.csv');
CSV の各行を、draftOrderCreate に渡す入力データへ変換します。
// CSV の 1 行を下書き注文の入力に変換する
const toDraftOrderInput = (row) => ({
// 商品はバリアント ID で指定(gid 形式に変換)
lineItems: [
{
variantId: `gid://shopify/ProductVariant/${row['商品バリアントID']}`,
quantity: Number(row['数量']),
},
],
// 顧客のメールアドレス(任意)
email: row['顧客メールアドレス'] || undefined,
// 配送先住所
shippingAddress: {
lastName: row['配送先姓'],
firstName: row['配送先名'],
address1: row['配送先住所1'],
city: row['配送先市区町村'],
countryCode: row['配送先国コード'] || 'JP',
},
// 注文メモ・タグ
note: row['注文メモ'] || undefined,
tags: row['タグ'] ? row['タグ'].split(',') : [],
});
組み立てた入力データを使って、下書き注文を作成します。
const SHOP = 'your-shop.myshopify.com';
const TOKEN = process.env.SHOPIFY_ADMIN_TOKEN;
// 下書き注文を作成するミューテーション
const DRAFT_ORDER_CREATE = `
mutation draftOrderCreate($input: DraftOrderInput!) {
draftOrderCreate(input: $input) {
draftOrder { id }
userErrors { field message }
}
}
`;
const createDraftOrder = async (input) => {
const res = await fetch(`https://${SHOP}/admin/api/2026-04/graphql.json`, {
method: 'POST',
headers: {
'Content-Type': 'application/json',
'X-Shopify-Access-Token': TOKEN,
},
body: JSON.stringify({ query: DRAFT_ORDER_CREATE, variables: { input } }),
});
const json = await res.json();
// userErrors を確認してエラーがあればログ出力
const errors = json.data?.draftOrderCreate?.userErrors ?? [];
if (errors.length > 0) {
console.error('下書き注文の作成に失敗しました:', errors);
return null;
}
return json.data.draftOrderCreate.draftOrder.id;
};
// CSV の全行を順番に処理する
for (const row of rows) {
const input = toDraftOrderInput(row);
const draftOrderId = await createDraftOrder(input);
console.log('作成した下書き注文:', draftOrderId);
}
gid://shopify/ProductVariant/... の形式で指定する必要があります。このように自前での実装も可能ですが、エラーハンドリングや文字コード対応、検証機能まで含めると開発・保守の負担は小さくありません。手間をかけずに確実に注文を取り込みたい場合は、専用アプリの導入がおすすめです。
各アプリの料金をまとめると、以下のようになります。
日本語に対応しているかどうかをまとめると、以下のとおりです。
今回ご紹介したアプリの中で、「注文の一括作成」を目的とするなら、最もおすすめなのは シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート です。
多くのアプリは商品や在庫の更新、エクスポート、フルフィルメントなど幅広い用途をカバーしていますが、その分、注文インポートの設定が複雑になりがちです。シンプルCSV注文作成は、注文の一括作成にフォーカスしており、日本語の管理画面・文字コードの自動判定・検証モード・エラー行の再ダウンロードといった、日本のストア運営者がつまずきやすいポイントを丁寧にカバーしています。初めて一括注文インポートに挑戦する方でも、迷わず使い始められるでしょう。
CSV注文作成・一括注文インポートは、別システムからの移行やオフライン注文の登録、卸注文の処理など、さまざまな場面でストア運営を効率化してくれます。アプリによって得意分野が異なるため、自社の用途に合ったものを選ぶことが大切です。
「まずは注文の一括作成をシンプルに始めたい」という方は、ぜひ シンプルCSV注文作成|お手軽一括注文インポート の無料体験から試してみてください。