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今回の記事は Shopify App Store で提供されている、商品ページに「商品タグ」を表示(ラベル・バッジ化)できるアプリについての記事です。
「新商品」「セール」「限定」「予約商品」など、運用で付けている商品タグを、そのまま購入導線の近くで見せたい。そんなときに役立つアプリを 5 つまとめて紹介します。
合わせて、アプリに頼らずに コーディングでタグを表示する方法(Liquid) も載せます。
Shopify の商品タグ(product tags)は、商品を整理・分類するために使うメタ情報です。コレクションの自動条件や、アプリの条件分岐(タグが付いている時だけバッジを出す等)にもよく利用されます。
ただし、Shopify テーマの標準状態では 商品ページ上にタグが必ず表示されるわけではありません。
そのため「タグをラベルとして見せたい」「タグごとに見せ方を変えたい」という要望が出たときは、次のどちらかで実現することが多いです。
今回はこのうち、まずは アプリでお手軽に実装する方法を中心に紹介します。
商品タグを商品ページ上に見える形で出すと、単なる装飾ではなく、購入判断を助ける情報設計になります。代表的なメリットをまとめます。
購入判断の迷いを減らせる
「限定」「残りわずか」「送料無料」など、重要情報が一目で分かると、比較検討の時間を短縮できます。
重要情報の見落としを防げる
配送条件や納期(例:予約商品)など、本文を読まないユーザーにも伝えやすくなります。
回遊中のストレスを下げられる
コレクションから商品ページに遷移したあとも、特徴が即座に把握でき、戻る/進むの判断が速くなります。
セールやキャンペーンの訴求が強くなる
セール対象タグを付けておけば、商品点数が多くても運用でまとめて「セール」表示にできます。
ブランドの統一感が出る
ラベルの見た目を揃えることで、商品ページ全体のデザインが整い、信頼感が上がります。
テストしやすい
「新商品」ラベルを出す/出さないで CTR や CVR がどう変わるか、施策として検証できます。
運用の負担が減る
商品説明文を個別に書き換えなくても、タグ付けだけで表示を切り替えられる運用が作れます。
スタッフ間でルール化しやすい
「ラベルはタグで管理」というルールにすると、誰が更新してもブレにくくなります。
アプリ連携の拡張性が高い
多くのラベル/バッジ系アプリはタグ条件に対応しているため、後から機能追加しやすいです。
商品タグを見える化するアプリ選定では、単に「表示できる」だけでなく、運用に耐えるかが重要です。私が見るポイントは以下です。
「とにかくタグを一覧で見せたい」のか、「タグをトリガーにバッジ運用したい」のかで最適解が変わります。
次の章で、アプリなし(コーディング)での実装も含めて整理します。
「アプリを増やしたくない」「タグ表示はシンプルでいい」「表示ルールは自前で作りたい」という場合は、テーマに Liquid を追加するのが最短です。
ここでは 商品ページにタグをラベル表示する実装例を載せます。Online Store 2.0 なら、コード編集が不安な場合でも「カスタム Liquid」ブロックで対応できることが多いです。
main-product.liquid)に追加{% comment %}
商品タグをラベルとして表示する例
- hidden_tags: 表示したくないタグ
- highlight_tags: 強調したいタグ(例:新商品/セール/限定)
{% endcomment %}
{% if product.tags.size > 0 %}
{% assign hidden_tags = 'internal,staff-only' | split: ',' %}
{% assign highlight_tags = '新商品,セール,限定' | split: ',' %}
<ul class="product-tag-list" aria-label="商品タグ">
{% for tag in product.tags %}
{% unless hidden_tags contains tag %}
{% assign is_highlight = false %}
{% if highlight_tags contains tag %}
{% assign is_highlight = true %}
{% endif %}
{% comment %}
タグごとに色を変えたい場合は case を使う
{% endcomment %}
{% assign label_color = '#333333' %}
{% case tag %}
{% when 'セール' %}
{% assign label_color = '#d00000' %}
{% when '新商品' %}
{% assign label_color = '#0a7a2a' %}
{% when '限定' %}
{% assign label_color = '#6b2bd1' %}
{% endcase %}
<li
class="product-tag{% if is_highlight %} is-highlight{% endif %}"
style="color: {{ label_color }}; border-color: {{ label_color }};"
>
{{ tag }}
</li>
{% endunless %}
{% endfor %}
</ul>
{% endif %}
.product-tag-list {
list-style: none;
padding: 0;
margin: 12px 0;
display: flex;
flex-wrap: wrap;
gap: 8px;
}
.product-tag {
font-size: 12px;
line-height: 1;
padding: 6px 10px;
border: 1px solid rgba(0,0,0,.2);
border-radius: 999px;
background: rgba(0,0,0,.02);
white-space: nowrap;
}
.product-tag.is-highlight {
font-weight: 700;
}
タグを増やしすぎると「内部運用のタグまで見えてしまう」問題が起きます。
その場合は、表示専用タグを label: で統一する運用が便利です。
label:新商品label:セールlabel:限定{% assign label_prefix = 'label:' %}
<ul class="product-tag-list" aria-label="商品ラベル">
{% for tag in product.tags %}
{% if tag contains label_prefix %}
{% assign label_text = tag | remove: label_prefix | strip %}
<li class="product-tag is-highlight">{{ label_text }}</li>
{% endif %}
{% endfor %}
</ul>
ここまでできれば、アプリを入れなくても十分に「タグの見える化」は可能です。
一方で、運用担当がノーコードで変更したい場合や、表示ルールが複雑な場合はアプリの方が安全で速いです。
ここからは、商品ページでタグを表示(ラベル/バッジ化)できるアプリを 5 つ紹介します。
「タグ一覧をそのまま見せたい」タイプと、「タグを条件にバッジを出したい」タイプが混ざっているので、用途別に読み進めてください。

商品ページで商品タグ一覧を簡単に表示できる。タグごとに表示/非表示を設定でき、指定タグの強調表示も可能。
「とにかく商品ページにタグを分かりやすく出したい」というケースで、最初に検討したいアプリです。
商品タグを商品ページ上のカスタムラベルとして表示でき、ノーコードで色・テキスト・スタイルを調整できます。
特に「タグをそのまま一覧表示したい」「表示したいタグだけ出したい」「重要なタグを強調したい」といった、運用現場の“あるある”に寄り添った設計です。

商品バッジ、ラベル、ステッカー、信頼バッジで売上とコンバージョンをブースト。タグや在庫状況、価格など条件に合わせた表示ができる。
Fordeer は、ラベル/バッジ運用を本格的にやりたい場合に強いアプリです。
「セール」「ベストセラー」「在庫切れ警告」などを、ルールベースで自動表示できます。
特に、タグを条件にラベルを出す運用(例:sale タグが付いた商品だけ SALE バッジ)と相性が良く、キャンペーンが多いストアほど真価を発揮します。

商品ページやカートにトラストバッジ、アイコン、バナーを表示。商品タグを使って表示するブロックを追加できる。
「タグ=商品の特徴」だけでなく、「信頼情報」も購入率に直結します。
Essential は、支払いアイコン、返品保証、配送、セキュリティなど、安心材料をアイコンやバナーで分かりやすく表示できるアプリです。
注目ポイントは、商品タグを使って表示ブロックを出し分けできること。
例えば「予約商品」タグが付いている商品だけ、納期に関するバナーを表示するといった運用が組めます。

信頼バッジ、支払いアイコン、カウントダウン、フリーシッピングバーなどで AOV と CVR を改善。
「タグの一覧を表示する」タイプとは少し毛色が違いますが、商品ページで“伝えるべき情報”を強化するという意味で非常に強力です。
特に、カウントダウンやフリーシッピングバー、在庫カウントなど、購入を後押しする定番要素がまとまっています。
タグ運用と組み合わせるなら、例えば次のような考え方ができます。
送料無料対象 という運用タグを付けた商品だけ、フリーシッピング系の訴求を強めるセール タグ商品はカウントダウン(期限)と合わせて訴求するアプリ内の機能でタグ条件が明示されていない場合でも、テーマ側で「タグがある時だけ表示する」仕組みを作れば、十分に運用できます(後述の Liquid がそのまま使えます)。

目を引く商品ラベルでマーケティングキャンペーンを最適化。商品タグやコレクション単位でラベルを設定できる。
Hukify は「タグやコレクションでラベルを付けたい」運用に向いたアプリです。
テキストラベルを動的に生成できる(変数)点も魅力で、セール文言や訴求を柔軟に運用できます。
「まずは月額いくらから始められるか」を、ざっくり比較します(詳細は各アプリのプラン説明参照)。
シンプル商品ページラベル表示
$2.99/月(7 日無料体験あり)
Fordeer 商品ラベル&バッジ
無料プランあり(有料は $4.99/月〜、無料体験あり)
Essential Trust Badges & Icons
無料プランあり(有料は $6.99/月〜、無料体験あり)
TZ Trust Badges, Payment Icons
無料
Hukify Product Labels & Badges
無料プランあり(有料は $9.99/月〜、無料体験あり)
商品タグ表示は運用担当者が触ることも多いので、日本語対応は意外と効いてきます。
少なくとも「管理画面が日本語」だと、ルール運用がブレにくくなります。
シンプル商品ページラベル表示
日本語対応あり
Fordeer 商品ラベル&バッジ
日本語未翻訳
Essential Trust Badges & Icons
日本語未翻訳
TZ Trust Badges, Payment Icons
日本語未翻訳
Hukify Product Labels & Badges
日本語未翻訳
「商品タグを商品ページに分かりやすく表示する」という目的に絞るなら、シンプル商品ページラベル表示|お手軽商品タグ一覧表示設定 が最も導入ハードルが低いです。
一方で、「タグを条件に、複雑なキャンペーンバッジ運用をしたい」場合は、Fordeer や Hukify のようなルール運用の強いアプリが候補になります。
そして「購入の安心材料(支払い・配送・保証)を強化したい」場合は Essential や TrustZ のような信頼系バッジの導入が効きやすいです。
今回は、Shopify で商品ページにタグを表示できるアプリを 5 つ紹介しました。
「どれを入れるべきか迷う」場合は、まずは次の考え方で選ぶのがおすすめです。
また、アプリを増やしたくない場合は、記事内の Liquid 実装例をベースに テーマ側でタグ表示も十分実現できます。
運用と開発のバランスを見て、最適な方法を選んでみてください。
ここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
以下の情報整理にあたり、Shopify の「商品タグ運用」「商品ページの情報設計(ラベル・バッジ)」の一般的な考え方を踏まえて構成しています。