前回は、ロードマップの流れを説明しました。
前回の記事はこちら
今回は、Shopify パートナーとしてオンラインストアを構築する準備をします。
Shopify パートナーとしてストアを構築するまでの手順を説明していきます。
クライアントに渡すオンラインストアは、パートナーの管理画面から作成します。パートナーの管理画面で新しいストアを追加して、それを編集していくことでストアを作り上げていきます。最終的には、構築したストアの所有権をオーナーアカウントに引き渡して終了です。
まずはその準備段階として、パートナーアカウントの作成から新しいストアの追加までを設定していきます。
では、早速やっていきましょう!
今回の記事に加え、こちらの記事も合わせて読むと、より理解が深まるかと思います。
デモサイトを構築する際に使用する商品画像や CSV ファイルのダウンロードをしてない方はこちらからダウロードしてください。
【Shopify マスターへの道】商品画像・CSV ファイルのダウンロード
まず、事前に準備してもらっていたメールアドレスを用いて Shopify パートナーアカウントを作成していきます。
すでに Shopify パートナーのアカウントを持っている方は、ログインしてパートナー管理画面に進んでください。(ここからの説明は飛ばして次の項目に進んでください)
Shopify のパートナーアカウントの作成方法については以下の記事で解説しています!
アカウントの作成が完了して、最終的に以下の画面が表示されていれば OK です!
通常、日本でパートナーのアカウント登録をすると管理画面も日本語で表示されます。
もし英語で表示されている場合は、言語の切り替えが必要です。画像は日本語ですが、英語の場合も画面のレイアウトは変わらないので、次の手順にしたがって言語を切り替えましょう。
右上にある自分のアカウントをクリックし、「あなたのプロフィール」をクリックします。
プロフィール画面が開くので、下方向にスクロールしましょう。「言語」という項目があるので、日本語を選択します。
言語を変更すると保存ボタンがクリックできるようになるので、保存をしましょう。
最後に、ダッシュボードに戻ってブラウザをリロードすると言語が切り替わります。
ダッシュボードは、画像のような構成になっています。左側にメニューが表示してあります。
まずはダッシュボードの項目についてざっくりと把握しておきましょう!
「ストア管理」の項目では、これから構築するストアを追加したり、すでに作っているストアを管理したりすることができます。このように開発したストアを一覧で見ることができます。
「紹介」の項目では、アフィリエイトの状況を確認することができます。
「リード」では、Shopify POS Pro を使ってくれそうな実店舗のマーチャントや Shopify Plus を使ってくれそうなマーチャントを紹介することができます。
「紹介履歴」では、過去に紹介したマーチャントの一覧と現在の状況を確認することができます。
「アプリ管理」の項目では、Shopify のマーチャント向けにアプリを構築することができます。
「アプリ管理 > アプリの広告」の項目では、Shopify アプリストアの目につきやすいところにアプリの広告を出すことができます。
「テーマ」の項目では、Shopify テーマストア向けテーマを構築することができます。
「Shopify POS」の項目では、Shopify POS のリードを送信することができます。また、Shopify POS への理解を深めるためのチュートリアルも用意されています。
「パートナー向けドキュメント」の項目には、Shopify パートナー向けのドキュメントがまとめられています。
「商品向けドキュメント」の項目には、Shopify が提供するサービスについてのドキュメントがまとめられています。(たまに日本語がおかしいところがあります。)
「サポート」の項目からは、パートナーサポートに連絡することができます。サポートは 24 時間体制です。
「支払い」の項目では、Shopify パートナーとして受け取る報酬の支払いに関する情報が表示されます。
「アカウント」の項目では、ストアの構築や運営に関わるメンバーを招待することができます。
スタッフメンバーを招待すると、同じダッシュボードを使って開発を進めていくことができるようになります。
「設定」の項目では、アカウント登録の際に入力したビジネス名などを編集することができます。
また、個人のプロフィール情報もここで編集することができます。
以上で、ダッシュボードで行うことができる操作は概ね把握できたと思います。
ここからは、開発に用いる新規ストアを追加していきます。
Shopify パートナーは、クライアントの代わりにストアを構築することで報酬を得ることができます。構築したストアの所有権をクライアントに移行することでストアの構築業務は終了です。報酬は、クライアントが支払う月額料金の 20%が永続的に支払われます。
ダッシュボードの左のメニューから「ストア管理」をクリックします。ストア管理メニューが表示されたら、「ストアを追加 > 開発ストアを作成」をクリックします。
ストアの種類を選択する画面に切り替わります。
「このストアの主な目標は何ですか?」で開発ストアの目的を選択します。今回はクライアントの依頼でストアを構築する場合を想定しているので、「クライアントのためにストアを作成する」を選択します。
「ストア名」を入力します。
この時注意点があります。ストアのドメインもストア名に応じて自動で設定されます。これは、Shopify から無料で与えられるドメインになります。ストア名を日本語のみにすると、バラバラな文字列が自動で入力されます。日本語の場合、文字コードの関係で変換されて設定されます。
このドメインは、ストアを追加後、独自ドメインに切り替えることも可能です。
「このビジネスのロケーションはどちらになりますか?」で開発ストアのロケーションを選択します。今回は「日本」を選択しておきましょう。
「クライアントはどこで売却を考えていますか?」で商品販売をどのような手法で行うか選択します。今回はオンラインだけを想定しているので、「オンライン」のみチェックをつけます。
「クライアントは現時点で他のプラットフォームを利用して販売していますか?」の質問は「いいえ」と回答します。
すべての項目を入力して、間違いがなければ「開発ストアを作成」ボタンをクリックしてください。
ローディング画面が表示されるので、ストアができるまで待ちます。(途中ログインを求められることがあります。)
ストアの通常の管理画面が出てきたら、新しいストアの追加は完了です。
Shopify ストア管理画面についてもメニュー項目を確認しておきましょう。Shopify パートナーのダッシュボードと同じような UI です。メニュー項目は、左側に並んでいます。
それぞれの項目について見ていきます。
「ホーム」の項目では、Shopify からのお知らせが表示されます。始めたばかりだと画像のようにチュートリアルのようなものが表示されます。
「注文管理」では、オンラインストアで受けた注文について管理することができます。注文の発送や、支払いの受け取り、注文の進捗状況の追跡を行うことができます。
「下書き」では、手動で注文と請求書を作成することができます。
「配送ラベル」では、アプリと連携して配送ラベルを管理することができます。
「チェックアウト離脱」では、カゴ落ち商品やチェックアウト時の離脱状況を把握し、ユーザーにマーケティングを行うことができます。
「商品管理」の項目では、ストアに商品の登録をしたり、在庫の管理をしたりすることができます。商品をカテゴリーごとにまとめたコレクションを作ることや、ギフトカードを発行することも可能です。
「顧客管理」の項目では、ユーザーの顧客の情報を管理することができます。運営するストアでの顧客の購入履歴などが表示されます。また会社ごとによるセグメント管理も可能です。
「コンテンツ」の項目では、メタオブジェクトやファイルの管理を行うことができます。
メタオブジェクトとは、ストアに独自のデータ入力欄を追加したい際にメタフィールドなどと組み合わせて使用するものです。
ファイルでは、ストアにアップロードされている画像や動画の管理ができます。また、新しいファイルのアップロードも可能です。
「ストア分析」の項目では、ストアの販売状況に関する分析が表示されます。販売金額の合計やユーザーのリピート率、オンラインストアのコンバージョン率など様々な分析結果を表示してくれます。
「レポート」では、分析結果をもとにした売り上げや集客、利益率のレポートを見ることができます。
「ライブビュー」では、ストアの現在の情報を見ることができます。その瞬間に何人がサイトを閲覧しているかやどの地域から閲覧されているかがわかりやすく表示されています。
「マーケティング」の項目では、ストアのマーケティングについて管理することができます。Shopify メールによるマーケティングや Facebook によるユーザーの追跡を行うことができます。また、アプリを用いたマーケティングも追加することが可能です。
「自動化」では、カゴ落ちしているユーザーに対してクーポンコードを送信するなどのマーケティングを自動化することができます。
「ディスカウント」の項目では、クーポンコードを発行することができます。ユーザーは発行されたクーポンコードをチェックアウト時に適用することで、安く買い物をすることができます。
Shopify では「自動ディスカウント」機能があります。例えば、商品 A を買うと商品 B が割引されるや、〇〇円以上購入すると 10%OFF と言った割引を自動で適用してくれます。
「販売チャネル」の項目では、オンラインストアや POS などの販売チャネルを管理することができます。販売チャネルとは、販売の流通経路のことです。
今回のロードマップでは、基本的に「オンラインストア」の編集をしていきます。
ストアのダッシュボードの項目についての大まかな説明は以上になります。これからロードマップを進めることで、基本的なストアの構築ができるようになっていきますので、頑張っていきましょう!
今回は、ストア構築の準備をしてきました。次回からは、実際にストアの編集をしていきます。
また、こちらの記事も合わせて読むと、より理解が深まるかと思います。
特に難しいことはなかったと思います。Shopify は管理画面の UI もスッキリとしていて見やすいですね。これから Shopify の操作に慣れていきましょう!
次回は、商品登録の方法を解説していきます。
次回の記事はこちら
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